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一戸建て購入で後悔しないためのチェックリスト

  • 執筆者の写真: 将士 飴本
    将士 飴本
  • 5月23日
  • 読了時間: 14分

更新日:5 日前

目次

1-1: 戸建て購入の流れと初めにやるべきこと

1-2: 新築と中古の違いを理解しよう

1-3: 物件選びのための重要なポイント

1-4: 家を買うための資金計画を作成する

2-1: 地域選びの重要性とエリアの人気

2-2: 周辺環境とアクセスの条件

2-3: 間取りや設備のこだわりと必要条件

2-4: 購入時の契約に関する注意点

3-1: 住宅ローンの選び方と注意点

3-2: 実際に必要な費用と資金計画の立て方

3-3: 新築一戸建て1000万の真実

4-1: 人気の不動産ポータルサイトを活用しよう

4-2: 宅地建物取引業者を選ぶ際のポイント

5-1: 入居前に確認すべきことリスト

5-2: 新居での暮らしを快適にするための工夫

5-3: 引越し業者の選び方と注意点

戸建て購入で後悔しないためのチェックリスト

1: 一戸建て購入における基本知識


1-1: 一戸建て購入の流れと初めにやるべきこと

一戸建て購入は一生に一度の大きな買い物と言われます。そのため、最初に正しい流れを理解しておくことが、後悔を防ぐ第一歩です。


大まかな流れは以下の通りです。

  1. 資金計画の立案自己資金(頭金・預貯金)と住宅ローン借入可能額を把握し、予算の上限を決める。

    → 家計を圧迫しない「返済比率25%以下」が目安。

  2. エリア選定・情報収集通勤時間・学校区・利便性を考慮して候補エリアを絞る。

    → 将来の資産価値を考えると「駅近・再開発エリア」は有利。

  3. 物件探し・現地見学ネット検索だけでなく、必ず現地を確認。昼と夜、平日と休日の雰囲気が異なるので要注意。

  4. 購入申し込み・契約手付金を支払い、売買契約書を交わす。重要事項説明を受け、不明点を必ず解消してから署名押印。

  5. 住宅ローン審査・本契約事前審査に通っていても、本審査で落ちるケースもあるため注意。必要書類は早めに準備。

  6. 引渡し・入居準備住宅ローン実行後、残代金を支払って引渡し。鍵の受け渡し後、引越し・登記・各種手続きを進める。





1-2: 新築と中古の違いを理解しよう

一戸建て購入では「新築」と「中古」の選択で大きく費用やライフスタイルが変わります。それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

項目

新築戸建て

中古戸建て

価格

高め(坪単価80〜100万円目安)

安め(築10年で2〜3割安)

設備・性能

最新仕様、省エネ・耐震基準クリア

古い仕様も多く、リフォーム必須のケースあり

住宅ローン控除

最大13年間(2025年時点)

築20年以内なら対象

資産価値

下落幅が大きい(購入直後〜10年が特に下がる)

安定しやすい(築10年以上で価格が横ばい傾向)

入居時期

工期により半年〜1年先になることも

契約後すぐ入居可能

🔑 プロ視点のアドバイス

「新築=安心」と思われがちですが、建売住宅では仕上げの質にばらつきがあることもあります。中古住宅でもリノベーション次第で新築同様の性能を実現できるため、初期費用+リフォーム費用=総額で判断しましょう。



1-3: 物件選びのための重要なポイント

物件を選ぶ際に後悔しやすいポイントは「立地」と「間取り」の2つです。価格や外観だけで判断すると失敗につながります。


立地で確認すべきこと

  • 駅までの距離(徒歩15分以内か、自転車利用か)

  • スーパーや病院など生活利便施設の距離

  • 学区や治安の評判(市区町村のHPや口コミも活用)

  • 将来の都市計画(道路拡張や再開発予定があるか)


間取りで確認すべきこと

  • 家族構成に合った部屋数(3LDK以上が人気)

  • 動線(キッチン→洗濯スペースの距離など)

  • 日当たり(南向き・道路付けの方角)

  • 収納スペース(シューズクローク・パントリーの有無)


💡 体験談

ある購入者は「価格が安いから」と郊外の戸建てを購入しましたが、通勤に1時間半かかり、結局数年で売却。売却価格は購入時より500万円下がってしまいました。価格だけでなく生活の利便性・将来の資産性も必ず考慮しましょう。



1-4: 家を買うための資金計画を作成する

一戸建て購入では「物件価格=必要資金」ではありません。以下の諸費用を含めて考えることが大切です。


購入時に必要な費用(目安)

  • 物件価格:3,500万円

  • 仲介手数料:約100万円

  • 登記費用:約50万円

  • 火災保険料:約30万円

  • 諸費用合計:物件価格の7〜10%


購入後に必要な費用

  • 固定資産税:年間10〜20万円

  • 修繕積立・リフォーム費用:10年ごとに数百万円

  • 光熱費(新築省エネ住宅で月2〜3万円、中古で高い場合も)


📊 資金計画のシミュレーション例

項目

金額

自己資金(頭金)

500万円

住宅ローン

3,000万円(35年、金利1%)

月々返済額

約85,000円

ボーナス返済

なし

固定資産税等

年間15万円

✅ チェックポイント

  • 頭金は物件価格の20%が理想(ローン審査も有利)

  • 返済比率は「年収の25%以内」が目安

  • 10年後のリフォーム費用を見越して積立を開始





2: 一戸建て購入での後悔を防ぐためのチェックポイント

一戸建て購入で「もっと考えればよかった」と後悔する人は少なくありません。実際、国土交通省の調査(住宅市場動向調査2024)によると、一戸建て購入後の不満点で多いのは「立地」「間取り」「将来の維持費」でした。ここでは、後悔を未然に防ぐための具体的なチェックポイントを解説します。

戸建て購入での後悔を防ぐためのチェックポイント

2-1: 地域選びの重要性とエリアの人気

一戸建て購入で最も後悔が多いのが「地域選び」です。価格や外観に目を奪われ、地域の利便性や将来性を見落とすケースが多発しています。


エリア選びの基本基準

  • 通勤時間:片道1時間以内が理想

  • 学校区:小中学校まで徒歩15分圏内が安心

  • 医療施設:救急病院が近くにあるか

  • 商業施設:スーパー・コンビニが徒歩圏内にあるか

  • 治安:自治体が公開している犯罪マップを確認


📊 人気エリアの特徴(2025年首都圏データ)

人気度

エリア特徴

高い

再開発エリア、駅近(徒歩10分以内)、都心直結路線

中程度

郊外駅徒歩15分以内、車移動前提のベッドタウン

低い

バス便エリア、過疎化の進む地域

💡 プロ視点のアドバイス

「今の生活に便利」だけでなく、10年後・20年後に子どもが独立した後や高齢になった後の生活も想定しましょう。資産価値が維持されやすいのは 「駅徒歩圏内」「再開発エリア」「大規模商業施設が近い場所」 です。



2-2: 周辺環境とアクセスの条件

家そのものが良くても、周辺環境が悪ければ後悔します。特に一戸建はマンションに比べて「地域性」に大きく左右されます。


周辺環境チェックリスト

  • 昼夜・平日休日で人通りや騒音が変わらないか

  • 近隣に工場や墓地、嫌悪施設(パチンコ店など)がないか

  • 冠水・浸水の履歴がないか(自治体のハザードマップで確認)

  • 最寄駅からの道が街灯で明るく、歩きやすいか

  • 将来的に道路拡張や高速道路建設予定がないか


📌 体験談

「日中は静かな住宅街だったのに、夜になると近隣の居酒屋からの騒音がひどかった」というケースも。必ず夜にも現地を確認しましょう。



2-3: 間取りや設備のこだわりと必要条件

間取りや設備は「欲しいもの」と「必要なもの」を分けて考えることが重要です。


よくある後悔ポイント

  • リビングが狭く、家族全員でくつろげない

  • 収納が少なく、物があふれてしまう

  • コンセントの位置が不便で家電配置が制限される

  • キッチンの動線が悪く、家事が非効率


💡 プロ視点のアドバイス

「最新設備」よりも「生活に直結する基本性能(断熱・耐震・収納・動線)」を優先する方が後悔が少ないです。



2-4: 一戸建て購入時の契約に関する注意点

一戸建て購入では、契約内容を十分に理解せず署名してしまい、後でトラブルになるケースがあります。


契約でよくある落とし穴

  • 見積もりに「一式」と書かれていて詳細が不明

  • 外構工事や照明・カーテンが別途費用だった

  • 契約後にオプション追加を求められ、予算オーバー

  • 瑕疵担保責任の期間が短く設定されている


📑 確認すべき契約書のポイント

  • 重要事項説明書:地盤・建築基準法・道路接道の確認

  • 見積書:設備や工事が「含まれているか」明確化

  • 売買契約書:引渡し時期・違約金・ローン特約の有無

  • 保証書:住宅瑕疵担保責任保険の加入有無


💡 Q&A形式:よくある疑問

Q:契約後に見積もりが上がるのは普通ですか?
A:よくあるケースですが「契約前に明細を明確化」すれば防げます。曖昧な表記を放置すると数百万円の追加費用が発生することもあります。




3: 一戸建て購入に関連する住宅ローンの基礎知識

一戸建て購入において、住宅ローンは人生で最も大きな借入になるケースがほとんどです。2025年現在も低金利は続いていますが、物価や金利情勢の変化によって返済負担は大きく変わるため、慎重な選択が必要です。ここでは住宅ローンの選び方や資金計画の立て方、さらに「新築一戸建て1000万」の真実まで詳しく解説します。


3-1: 住宅ローンの選び方と注意点

住宅ローンには大きく分けて以下のタイプがあります。

ローン種類

特徴

メリット

デメリット

変動金利型

半年ごとに金利が見直される

初期金利が安い(0.3〜0.5%程度)

金利上昇時のリスクが高い

固定金利期間選択型

3年・5年・10年固定など

当初期間は安心

期間終了後は再び金利変動

全期間固定型(フラット35等)

返済終了まで金利が固定

将来の金利変動リスクがない

初期金利は高め(1.5〜2%程度)

📌 注意点

  • 総返済額で比較すること(低金利でも手数料や保証料で差が出る)

  • 団体信用生命保険(団信)の条件を確認(ガン団信などの特約付きは保険料増)

  • 借入可能額=借りていい額ではない(生活費や教育費を加味して決定)


💡 プロ視点のアドバイス

「変動金利を選んでいる人が多い」からといって安易に決めるのは危険です。世帯収入や将来のライフプランに応じて、固定・変動のハイブリッド(例:一部固定+一部変動)を選ぶ方法も検討しましょう。



3-2: 実際に必要な費用と資金計画の立て方

一戸建て購入時は物件価格以外に多くの費用が発生します。


購入時の諸費用(例:3,500万円の戸建て)

  • 仲介手数料:約100万円

  • 登記費用:約50万円

  • ローン事務手数料:約30万円

  • 火災・地震保険料:約30万円

  • 引越し費用:約20万円➡ 合計:約230万円(物件価格の6〜8%が目安)


購入後の費用

  • 固定資産税・都市計画税:年10〜20万円

  • メンテナンス費用(外壁・屋根):10〜15年ごとに200〜300万円

  • 光熱費:オール電化・太陽光の有無で大きく差


📊 返済シミュレーション例

借入額

金利

期間

月々返済額

総返済額

3,000万円

変動0.4%

35年

約77,000円

約3,250万円

3,000万円

固定1.5%

35年

約90,000円

約3,780万円




3-3: 新築一戸建て1000万の真実

「新築一戸建て1000万円」という広告を見かけたことはありませんか?結論から言えば、1000万円で家は建つが、住める状態ではないことが多いです。


1000万住宅の実態

  • 建物本体価格のみ(付帯工事・外構工事は別)

  • 水道・ガス・電気引込費用は別途数百万円

  • 地盤改良が必要なら追加100〜200万円

  • 設備や断熱性能は最低限(将来の光熱費や維持費が高い)


📌 実際の総額例(1000万住宅の場合)

  • 建物本体:1,000万円

  • 付帯工事・外構:500万円

  • 諸費用:200万円➡ 実際の総額:約1,700万円〜2,000万円


💡 Q&A形式

Q:1000万円台で家を建てるのは無理ですか?
A:可能ですが「本体価格のみ」の場合が多く、総額は2,000万円前後になるのが一般的です。土地購入費用も加えれば、総支出はさらに増えます。




4: 物件探しに役立つツールとアプリ

一戸建て購入において「どの物件を選ぶか」は最重要課題です。近年は不動産ポータルサイトや専用アプリの進化により、自宅にいながら多数の情報を比較できるようになりました。しかし、ツールを正しく使わないと「情報過多」で迷い、逆に判断を誤るリスクもあります。ここでは代表的なツールの活用法と、宅地建物取引業者を選ぶ際のポイントを解説します。


4-1: 人気の不動産ポータルサイトを活用しよう

日本で代表的な不動産ポータルサイトは以下の通りです。

サイト名

特徴

利用時の注意点

SUUMO

物件数No.1、検索条件が細かい

掲載終了物件も残っている場合あり

LIFULL HOME’S

新築・中古・土地まで幅広い

業者ごとに情報の鮮度に差がある

アットホーム

地元密着型の物件が多い

大手に比べ掲載数は少なめ

Yahoo!不動産

資金シミュレーション機能が充実

中古の更新頻度はやや低め

📌 活用ポイント

  • 「お気に入り登録」を使って複数サイトで同じ物件を比較

  • 「新着アラート機能」を設定して、人気エリアの物件を逃さない

  • 広告掲載物件(PR表記)と通常物件を区別する


💡 プロ視点のアドバイス

ポータルサイトは便利ですが、現地で確認することが必須です。写真や図面では見えない、騒音・日当たり・近隣住民の雰囲気は現地でしかわかりません。



4-2: 宅地建物取引業者を選ぶ際のポイント

良い物件に出会えるかどうかは、信頼できる不動産業者との出会いにかかっています。宅地建物取引業者を選ぶ際には以下を確認しましょう。


信頼できる業者の特徴

  • 宅地建物取引業免許を提示している(国土交通省または都道府県知事の登録番号)

  • 重要事項説明を誠実に行い、不利な情報も隠さず伝える

  • 契約を急がせず、比較検討を勧めてくれる

  • アフターフォロー(購入後の相談対応)がある


注意すべき業者の特徴

  • 「今すぐ契約しないと他に取られる」と急かす

  • 「一式」や「サービス」として費用明細を曖昧にする

  • 質問に答えず、具体的な資料を出さない

  • 値引きばかりを強調し、物件のデメリットを説明しない


💡 体験談

ある購入者は「今すぐ決めないと他の人に売れる」と言われ焦って契約しましたが、数ヶ月後に同じエリアでより条件の良い物件が出て後悔したとのこと。営業トークに流されず、必ず比較検討しましょう。




5: 引越し準備と新居での生活のポイント

一戸建て購入後の「引渡し」から「入居」にかけての流れは意外とやることが多く、計画を立てないと混乱してしまいます。特に新築戸建ては、住宅ローンの実行や登記、火災保険の手続きなど、引越し前にやるべきことが山積みです。ここでは、入居準備から新生活を快適にするための工夫までを整理します。


5-1: 入居前に確認すべきことリスト

新居に引越す前に必ずチェックしておきたい項目があります。


✅ 入居前チェックリスト

  • 【建物確認】内覧会で傷・不具合がないか(壁紙の剥がれ、床のキズ、ドアの建付けなど)

  • 【設備確認】電気・ガス・水道・インターネットの開通手続きは完了しているか

  • 【保険確認】火災・地震保険は引渡し日から開始になっているか

  • 【登記確認】所有権移転登記は済んでいるか

  • 【防犯確認】玄関・窓の施錠や防犯カメラの設置検討


📌 体験談

ある方は「ネット回線の開通工事を忘れていて、入居後2週間Wi-Fiが使えず在宅勤務に支障が出た」とのこと。引越し準備は“生活インフラ”の確認を最優先にしましょう。



5-2: 新居での暮らしを快適にするための工夫

引越し直後は家具配置や収納の工夫次第で住みやすさが大きく変わります。


快適に暮らすための工夫

  • 収納の工夫:引越し時に「使う・使わない」で荷物を仕分け、収納場所を決めてから搬入

  • 家具配置:動線(リビング→キッチン→洗面)の流れを意識

  • 防音対策:カーテンやラグを敷いて、外からの音や室内の響きを軽減

  • 省エネ生活:LED照明・高断熱カーテンを導入して光熱費を削減


💡 プロ視点のアドバイス

入居後すぐにやっておきたいのは「防災対策」です。家具の転倒防止や非常用備蓄品の準備は、後回しにすると忘れがちです。戸建ては災害時の備えが命を守るポイントになります。



5-3: 引越し業者の選び方と注意点

引越しは費用差が大きく、繁忙期は料金が1.5〜2倍になることもあります。


料金相場(2025年時点)

  • 単身:4〜8万円

  • 家族(3〜4人):10〜20万円

  • 長距離(関東→関西など):20〜40万円


📊 業者選びの比較表

業者タイプ

メリット

デメリット

大手業者

サービスが安定、保険充実

費用がやや高い

中小業者

柔軟な対応、値引きしやすい

当たり外れがある

赤帽・単身専門

格安、少量荷物に最適

家族引越しには不向き

✅ 注意点

  • 複数社から相見積もりを取る(最低3社以上)

  • 作業員の人数やトラックサイズを確認

  • 粗大ゴミや不用品処分を依頼すると追加費用が発生することがある

  • 保険内容を必ず確認(家電破損・家具傷つきトラブルの保障範囲)


💡 Q&A形式

Q:引越し費用を抑えるコツはありますか?
A:あります。
  • 平日や午後便を選ぶ

  • 荷造りは自分で行う「節約パック」を利用

  • 不用品を事前に処分し、トラックのサイズを小さくする





📚 参考文献・出典


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