ヘーベルハウスの坪単価は?同じ家を4通りで割って「価格が違う理由」を検証【2026年】
更新日:2026年08月22日

ヘーベルハウスの坪単価を調べると、記事によって95万〜125万円まで大きな差があります。
ただし、これは価格情報が間違っているからではありません。本体価格か総額か、延床面積か施工面積かで数字が変わるためです。
実際に計算すると、同じ家でも割り方を変えるだけで坪82.5万円から120.0万円まで動きます。
まず、この記事の結論を先に出します。
※特定の会社へ誘導する記事ではありません。
目次
ヘーベルハウスの坪単価はいくら?2026年の結論

坪単価は1つの数字では答えられません。分子と分母を決めて初めて数字が決まります。
数字の種類 | 目安 |
本体坪単価(本体価格÷延床面積) | 約90万〜115万円 |
総額坪単価(建物側の合計÷延床面積) | 約120万〜153万円 |
※上の数値は、上位記事のうち本体価格ベースを明示していたものと、公的統計の費用構成をもとにした試算モデルです。実際の契約金額ではありません。
上位記事が「95万円」と書いたり「125万円」と書いたりするのは、この2行のどちらを指しているかが違うからです。
30坪・35坪・40坪の総額目安
※以下は総額差を理解するための試算モデルです。実際の契約金額ではありません。
延床面積 | 建物本体工事費 | 建物側の合計(土地別) |
30坪 | 2,700万〜3,450万円 | 約3,590万〜4,590万円 |
35坪 | 3,150万〜4,025万円 | 約4,190万〜5,350万円 |
40坪 | 3,600万〜4,600万円 | 約4,790万〜6,120万円 |
幅が広いことに意味があります。
2階建てで整形地なら下限に近づき、3階建てで防火地域なら上限を超えることもあります。
25坪・45坪を含む詳しい内訳は、後半のシミュレーション表にまとめました。
この記事の調査方法
項目 | 内容 |
調査日 | 2026年8月21日 |
検索上位 | 6件を確認し、本文を精読できたのは5件 |
使用した一次情報 | 旭化成ホームズの決算説明資料4期分、ヘーベルハウス公式サイト、住宅金融支援機構フラット35利用者調査 |
自社の見積書データ | 今回は使用していません(ヘーベルハウスの見積書は現時点で保有していないため) |
試算モデル | 本文で「試算モデル」と明記した箇所は、当方の計算です |
実際の見積書を入手できていない点は、この記事の弱点です。入手できた時点で追記します。
30坪・35坪・40坪なら総額はいくら?

上の表をもう少し分解します。
坪単価に含まれるのは建物本体だけです。
実際に支払う金額は、本体・付帯工事・設計料・諸費用の合計になります。
※以下は試算モデルです。前提は「本体坪単価90万〜115万円」「付帯工事・設計料が本体の約25%」「諸費用が本体の約8%」です。
延床面積 | 建物本体工事費 | 付帯・設計・諸費用 |
30坪 | 2,700万〜3,450万円 | 約890万〜1,140万円 |
35坪 | 3,150万〜4,025万円 | 約1,040万〜1,330万円 |
40坪 | 3,600万〜4,600万円 | 約1,190万〜1,520万円 |
35坪の下限で見ると、本体3,150万円に対して1,040万円が別途かかります。
🔍 見積書ではここを見る
「坪単価100万円で35坪だから3,500万円」という計算は、本体価格しか見ていません。ここに付帯工事と諸費用が乗ります。総額を知りたいなら、本体価格を約1.3倍してください。
なお前提の25%と8%は目安です。地盤改良が必要な土地、解体が必要な建て替え、外構にこだわる場合は、これでは収まりません。
なぜヘーベルハウスの坪単価は記事によって違う?

ここからが本題です。
同じ会社を扱っているのに、なぜ記事ごとに30万円も差が出るのか。理由は3つあります。
1つ目は、分子が違うこと。
建物本体価格で割っている記事と、付帯工事まで含めた金額で割っている記事が混在しています。
2つ目は、分母が違うこと。
延床面積で割るか、施工面積で割るかで数字は変わります。
3つ目は、母集団が違うこと。
3階建て限定の集計と、平屋を含む集計では前提がそろいません。
つまりどの記事も嘘は書いていないのに、そのままでは比べられない状態になっています。
上位記事の坪単価を比較しました

上位6件のうち、本文を精読できた5本を評価軸ごとに整理しました。
提示坪単価 | 根拠 | 件数の開示 |
120万〜130万円 | 自社の相談事例 | なし |
約90万〜100万円 | 公開建築事例+聞き取り | あり(該当6件) |
平均125万円(97〜150万円) | SUUMO掲載の建築実例 | なし |
112万円(3階建て限定) | 自社相談者の中央値 | あり(11名) |
70万〜150万円(試算99万円) | 「複数の調査機関のデータ」 | なし |
同じ数字を、定義の明記という軸でも見ます。
提示坪単価 | 本体か総額か | 延床か施工か |
120万〜130万円 | 明記あり | 明記あり |
約90万〜100万円 | 明記あり | 明記あり |
平均125万円 | 明記あり | なし |
112万円 | 明記あり | なし |
70万〜150万円 | なし | 示唆のみ |
評価すべきは「正しさ」ではなく「比較できる状態か」
延床か施工かまで明記していたのは、5本中2本でした。
出典名を挙げていたのは1本、件数を開示していたのは2本です。
⚠️ ここは注意
どの記事が正しいかを決める必要はありません。
判断すべきは「この数字は他社と並べられる状態か」です。分子と分母が書かれていない数字は、比較に使えません。
坪単価は「分子2通り × 分母2通り」で変わる

坪単価は、次の式で出ています。
坪単価 = 金額 ÷ 面積
この式の金額(分子)と面積(分母)に、それぞれ2つの選択肢があります。
分子の2通り
呼び方 | 含まれるもの |
建物本体価格 | 建物そのものの工事費 |
建設費 | 本体+付帯工事+設計料・監理料など |
「建設費」は住宅金融支援機構が使っている区分です。定義の原文はこうなっています。
主体工事費、主体工事に付随する電気、給排水、ガス設備、太陽熱温水器の各工事費、設計費、工事監理費、除却工事費、屋外附帯工事費、その他必要な費用の合計額(予定)である。
土地代は含みませんが、付帯工事や設計料は含みます。本体価格より大きくなります。
分母の2通り
呼び方 | 含まれるもの |
延床面積 | 各階の床面積の合計 |
施工面積 | 延床+バルコニー・玄関ポーチ・小屋裏など |
施工面積のほうが大きくなります。分母が大きいほど、坪単価は小さく見えます。
💡 プロ視点
ヘーベルハウスは3階建てや狭小地の実績が多く、バルコニーや屋上のある建物も少なくありません。延床と施工面積の差が開きやすい会社です。だからこそ、どちらで割った数字かの確認が効きます。
同じ家を4通りで計算すると37.5万円の差が出る

※以下は試算モデルです。実際の契約金額ではありません。
条件を次のように置きます。
項目 | 金額・数値 |
建物本体工事費 | 3,300万円 |
建設費(本体+付帯等) | 4,200万円 |
延床面積 | 35坪 |
施工面積 | 40坪 |
この1棟を、4通りで割ります。
割り方 | 坪単価 |
本体3,300万円 ÷ 施工40坪 | 82.5万円 |
本体3,300万円 ÷ 延床35坪 | 94.3万円 |
建設費4,200万円 ÷ 施工40坪 | 105.0万円 |
建設費4,200万円 ÷ 延床35坪 | 120.0万円 |
同じ家が、82.5万円にも120.0万円にもなります。差は37.5万円です。
この37.5万円を金額に直すと
35坪で計算すると、37.5万円 × 35坪 = 1,312.5万円です。
ここは誤読しやすいので、はっきり書きます。
実際の価格が1,312万円違うという意味ではありません。同じ1棟を坪単価という指標だけで比べると、それくらいの誤解が生まれうるという意味です。
先ほどの上位記事の開きは30万円でした。つまり割り方の違いだけで、記事間の差を超える幅が生まれます。
上位記事の多くは分子・分母を明記していないため、その開きのどこまでが定義差で、どこからが実際の価格差なのかは判別できません。
判別できないからこそ、定義が書かれていない坪単価は比較に使えないという結論になります。
あなたが見ている坪単価を3問で判定

手元の資料やウェブ記事の数字を、次の順で判定してください。
質問1|その金額に、屋外給排水や地盤改良は入っていますか。
入っていない → 分子は「本体価格」 入っている → 分子は「建設費」に近い
質問2|その面積に、バルコニーや玄関ポーチは入っていますか。
入っていない → 分母は「延床面積」 入っている → 分母は「施工面積」
質問3|どちらも書かれていない場合は。
その数字は比較に使えません。書いていない記事の数字は、他社と並べないでください。
判定後にやること
判定 | 他社と比べるときにやること |
本体 × 延床 | 最も一般的。他社もこの形に揃える |
本体 × 施工 | 延床に割り直してから比べる |
建設費 × 延床 | 相手の本体価格に付帯を足して揃える |
建設費 × 施工 | 分子・分母の両方を直す |
✅ 契約前に確認
複数社を比べるときは、全社を「本体価格 ÷ 延床面積」に統一してください。1社だけ施工面積の数字が混じると、先ほどの試算では約12万円安く見えます(差は延床と施工面積の比率で変わります)。
比べ方の手順は相見積もりの取り方にまとめています。
25〜45坪の総額シミュレーション

※以下は総額差を理解するための試算モデルです。ヘーベルハウスの相場として公表されている数字ではありません。
前提は次のとおりです。
前提 | 設定 |
本体坪単価 | 90万〜115万円(本体価格÷延床面積) |
付帯工事・設計料など | 本体の約25% |
諸費用 | 本体の約8% |
延床面積 | 建物本体工事費 | 建物側の合計(土地別) |
25坪 | 2,250万〜2,875万円 | 約2,990万〜3,820万円 |
30坪 | 2,700万〜3,450万円 | 約3,590万〜4,590万円 |
35坪 | 3,150万〜4,025万円 | 約4,190万〜5,350万円 |
40坪 | 3,600万〜4,600万円 | 約4,790万〜6,120万円 |
45坪 | 4,050万〜5,175万円 | 約5,390万〜6,880万円 |
この表の使い方
この表は「答え」ではなく、自分の見積もりがどのあたりにいるかを確かめる物差しです。
手元の見積もりが上限を大きく超えている場合、原因は3つのどれかです。階数か、敷地条件か、オプションの量です。担当者に「どれが効いていますか」と聞けば、たいてい即答できます。
特に確認したい5項目
外構
地盤改良
照明
カーテン
エアコン
「入っているか」だけでは足りません。
金額が確定しているのか、概算なのか、施工範囲はどこまでかまで確認してください。
「外構費150万円」と入っていても、希望する外構が150万円で完成するとは限りません。
地盤改良も同じです。地盤調査は契約後に行うことが多く、契約時点では概算しか出ません。
不要と判定されることもあれば、数十万円から百万円台の工事が必要になることもあります。
見積書の読み方は注文住宅の見積もりチェックリストにまとめました。
ヘーベルハウスは高い?坪単価だけでは判断できません

「高い」と言われるのは事実です。ただし理由を分けて考える必要があります。
理由1|仕様そのものの価格
公式サイトで確認できる仕様は次のとおりです。
要素 | 内容 |
外壁 | ALCコンクリート・ヘーベル(壁厚75mm、比重0.6) |
構造 | 重鉄制震・デュアルテックラーメン構造など3種を使い分け |
耐火 | 国土交通大臣認定の耐火構造部材 |
断熱 | 2025年1月に断熱等級6を戸建全商品で標準仕様化と公表 |
重量鉄骨の柱と梁を使う分、木造より材料費と施工費は上がります。ALCは高圧蒸気養生でつくる工業製品で、耐火性能の認定を取っています。
断熱等級6の標準仕様化には注釈が付いており、省エネルギー基準地域区分5〜7のエリアが対象で、プランによって等級が変わる場合があると公表されています。
なお公式サイトでは、UA値の具体的な数値と耐震等級の等級表記は確認できませんでした。
理由2|建てている条件が偏っている
もう1つの理由は、建てる条件そのものです。
ヘーベルハウスは都市部の3階建て、狭小地、二世帯の実績が多い会社です。オリコンの2026年調査でも「二世帯住宅部門」と「3階建て以上部門」で1位と公表されています。
都市部・狭小地・3階建ては、どの会社で建てても坪単価が上がる条件です。
同じ延床面積で比べるだけでは足りません。同じ土地条件・階数・耐火条件で比べないと、「高い」かどうかは判断できません。
都市部の3階建てや防火地域では、そもそも対応できる会社が限られます。坪単価だけで候補から外すと、比較対象がなくなることがあります。
ヘーベルハウスで坪単価が高くなる5つの条件

条件 | 坪単価への向き | 理由 |
3階建て・4階建て | 上がる | 構造・基礎・法規対応の負担が増える |
延床面積が小さい | 上がる | 固定的な費用が薄まらない |
防火地域・準防火地域 | 上がる | 耐火仕様が必要になる |
二世帯住宅 | 上がる | 水回り・玄関・階段が2セットになる |
屋上・地下・ビルトインガレージ | 上がる | 防水・構造の追加工事が発生する |
「小さい家ほど坪単価が高い」のはなぜか
ここが一番わかりにくいので、数字で説明します。
※以下は試算モデルです。
キッチン・浴室・洗面・トイレ・玄関・階段は、家が小さくなってもほとんど減りません。仮にこの部分が800万円だとします。
延床面積 | 800万円を割ると |
25坪 | 32.0万円/坪 |
35坪 | 22.9万円/坪 |
45坪 | 17.8万円/坪 |
同じ設備でも、25坪と45坪で14.2万円/坪の差が出ます。
これは会社の値付けの問題ではありません。割り算の性質です。
🔍 見積書ではここを見る
「他社より坪単価が高い」と感じたら、まず延床面積をそろえて比べてください。35坪と28坪の見積もりを坪単価で比べても、意味のある比較になりません。
商品ごとに坪単価は違う?

ネット記事には「商品別の坪単価一覧」が載っていることがあります。
私たちが公式サイトを確認したところ、商品別の価格も坪単価も公表されていませんでした。建築実例のページにも延床面積と敷地面積は載っていますが、価格の記載はありません。
つまり出回っている商品別の坪単価は、出典を確認できない数字です。
公式サイトで確認できる主な商品構成は次のとおりです。
系統 | 主な対象 |
RATIUS|RD・GR | 2階建て |
FREX 2/FREX 3・4・asgard | 2階建て/3階建て以上 |
そらのま+・のきのまent・onefitto(CUBIC系) | 2階建て・平屋 |
新大地 | 2階建て・平屋 |
MY Dessin | セミオーダー |
earth-tect | 重鉄の邸宅(2025年9月発売) |
読み取れるのは階数と設計自由度の方向性までです。3階建て以上に対応する系統ほど構造の負担が大きく、坪単価は上がる方向に働きます。
商品名で坪単価を判断しないでください。同じ商品でも、階数・敷地条件・仕様で金額は大きく動きます。
公的統計をヘーベルハウスの坪単価として使えない理由

坪単価の根拠として、住宅金融支援機構のフラット35利用者調査を挙げる記事があります。
最新の2025年度調査(2026年7月24日公表)の数字はこうです。
区分 | 建設費 | 住宅面積 |
全国 | 4,259.8万円 | 118.4㎡(約35.8坪) |
首都圏 | 4,761.5万円 | 121.6㎡(約36.8坪) |
割り算すると、全国で約119万円、首都圏で約129万円になります。
ここで2つ、読み違えが起きます
1つ目は、この数字が本体価格ではないこと。
先ほどの定義のとおり、建設費には付帯工事費と設計料が含まれます。本体価格の坪単価として読むと、実態より高く見えます。
2つ目は、この数字が特定の会社の数字ではないこと。
フラット35利用者調査は、注文住宅を建てた人全体の平均です。ハウスメーカーも工務店も含まれます。
フラット35の建設費から出した坪単価は、ヘーベルハウスの坪単価ではありません。
なおこの調査の「住宅面積」はバルコニー部分を除いた専有面積と定義されています。分母は延床面積に近い数え方です。
旭化成ホームズのIRから価格推移を検証

坪単価そのものは公表されていませんが、受注の総額と戸数は公表されています。
旭化成ホームズの決算説明資料から、戸建系の数字を引用します。
年度 | 受注高 | 受注戸数 |
2022年度 | 2,247億円 | 5,207戸 |
2023年度 | 2,365億円 | 5,234戸 |
2024年度 | 2,424億円 | 4,729戸 |
2025年度 | 2,361億円 | 4,570戸 |
受注高を受注戸数で割ると、1戸あたりの金額が出ます。
年度 | 1戸あたり(当方の計算) |
2022年度 | 約4,315万円 |
2023年度 | 約4,518万円 |
2024年度 | 約5,126万円 |
2025年度 | 約5,166万円 |
3年間で約851万円、率にして約19.7%上がっています。同じ期間に受注戸数は約12.2%減りました。
この数字の読み方
この割り算は当方の計算値で、会社が公表している単価ではありません。
また資料の区分は「戸建系」であり、注文住宅だけを指すという定義の記載は確認できませんでした。分譲は別区分として整理されていますが、建替や賃貸併用が含まれるかは判別できません。
したがって「ヘーベルハウスの平均価格は5,166万円」とは言えません。
言えるのは傾向です。1戸あたりの金額が上がり、戸数が減っている。単価の高い建物の比率が上がっている可能性があります。
数年前のブログや記事に載っている坪単価は、今の水準とは違う可能性が高いということです。坪単価を調べるときは、必ず情報の年を見てください。
大手ハウスメーカーと横並びで比較できない理由

「ヘーベルハウスは他社と比べて高いのか」を知りたい方は多いはずです。
私たちも比較表を作ろうとしましたが、同じ定義でそろえられませんでした。
会社 | 公表しているもの | 坪あたり金額を計算できるか |
住友林業 | 受注単価と平均坪数 | できる |
旭化成ホームズ | 受注高と受注戸数(坪数なし) | できない |
住友林業はファクトブックで平均坪数まで公表しているため、割り算で坪あたり金額が出せます。旭化成ホームズは坪数を公表していないため、同じ計算ができません。
つまり「A社120万円、B社100万円」という比較表は、どこかで推測が入っているということです。
横並びの坪単価比較表を見たら、各社の数字の出どころを確認してください。
出どころが書かれていない比較表は、順位づけの根拠になりません。
各社の坪単価は、実際の見積書をもとにした記事で個別に公開しています。
坪単価ではなく総額で比較する方法

ここまでの話をまとめると、坪単価は比較には使いにくい指標です。
決めるべきは総額の枠です。順番はこうなります。
用意できる自己資金と、無理なく返せる借入額を決める
土地代(購入する場合)を差し引く
諸費用を差し引く
残った金額が、建物にかけられる上限になる
その上限を延床面積で割った数字が、あなたの許容坪単価
この順で計算すると、「坪単価はいくらですか」ではなく「この予算で何坪建てられますか」という聞き方になります。
そのほうが、営業担当者も具体的な提案をしやすくなります。
資金計画の全体像は注文住宅の契約で失敗しない5つのポイントにまとめました。
値引きの考え方はヘーベルハウスの値引きと大手13社の値引き比較をご覧ください。
60年保証まで含めて価格を判断する

「保証が長いから割高でも仕方ない」と考える方は多いはずです。ここに誤解が生まれやすい点があります。
項目 | 内容 |
初期保証 | 30年(構造耐力上主要な部分および雨水の浸入を防止する部分) |
最長保証 | 60年 |
定期点検 | 1年目・2年目、その後5年ごと(60年間無料) |
住宅設備 | 住居部分の設備10年/その他の設備2年 |
延長の条件は、次のように書かれています。
構造耐力上主要な部分および、雨水の浸入を防止する部分については30年目以降の定期点検および当社が指定する有償補修を行うことで保証を継続します
「60年間の無料点検」と「最長60年の保証」は別の話です。点検は無料ですが、保証を延ばすには有償の補修工事が必要になります。
これはヘーベルハウスに限った構造ではありません。長期保証を掲げる住宅会社の多くが同じ仕組みです。
✅ 契約前に確認
確認すべきは年数ではなく、30年目に必要になる有償補修の内容と費用の目安、そして延長しなかった場合に点検が有料になるのかの2点です。
会社そのものの評価はヘーベルハウスの住宅会社診断レポートにまとめています。
契約前に営業担当者へ聞く7つの質問

そのまま使える形にしました。坪単価の話が出たときに聞いてください。
この坪単価は、建物本体価格を延床面積で割った数字ですか。施工面積ですか
この坪単価に含まれていない工事を、すべて挙げてください
付帯工事費に地盤改良費は入っていますか。入っていない場合の想定額はいくらですか
外構費はいくら計上されていますか。その金額でどこまでできますか
3階建て・防火地域であることで加算されている金額はいくらですか
30年目の保証延長に必要な有償補修は、現時点でいくらを見込めばいいですか
今の見積もりから引き渡しまでに増える可能性がある費用を、分かる範囲ですべて教えてください
5番は、ヘーベルハウスを検討する人が特に聞く価値のある質問です。
同じ延床面積でも、2階建てと3階建てでは前提が違います。その差を数字で出してもらえば、他社との比較がしやすくなります。
答えられない質問があること自体は問題ではありません。「確認します」と言って実際に確認してくれるかを見てください。
見積もりバンクでは、住宅会社ではない第三者の立場で見積書を確認しています。「この坪単価と総額が妥当か」を判断したい方は、お手元の見積書をお送りください。
よくある質問

Q. ヘーベルハウスの坪単価はいくらですか。
本体価格を延床面積で割った数字なら約90万〜115万円、付帯工事や設計料まで含めた金額で割ると約120万〜153万円が目安です(試算モデル)。どちらの数字を見ているかで、印象は大きく変わります。
Q. ヘーベルハウス30坪の総額はいくらですか。
試算では建物側の合計で約3,590万〜4,590万円です。土地代は含みません。
Q. 35坪ならいくらですか。
同じ試算で約4,190万〜5,350万円です。本体だけなら3,150万〜4,025万円です。
Q. 40坪ならいくらですか。
約4,790万〜6,120万円です。幅が広いのは、階数と敷地条件で大きく変わるためです。
Q. ヘーベルハウスはなぜ高いのですか。
重量鉄骨とALCという仕様の価格に加えて、都市部・狭小地・3階建てという条件が重なりやすいためです。条件をそろえずに他社と比べると、実態より高く見えます。
Q. 坪単価100万円なら総額はいくらですか。
35坪なら本体3,500万円ですが、これは総額ではありません。付帯工事と諸費用を加えると、約4,650万円が目安になります(本体の約1.33倍で試算)。
Q. 本体坪単価と総額坪単価の違いは何ですか。
分子が違います。本体坪単価は建物そのものの工事費、総額坪単価は付帯工事・設計料まで含めた金額です。同じ家でも25〜30%ほど数字が変わります。
Q. ヘーベルハウスは値引きできますか。
できますが、幅は大きくありません。相場と交渉の考え方はヘーベルハウスの値引きにまとめています。
値引き後の金額で坪単価を出して他社と比べると、比較の前提が崩れる点にはご注意ください。
まとめ

覚えておいてほしいことを5つに絞ります。
ヘーベルハウスの坪単価は、1つの数字では判断できません
まず「何の金額 ÷ 何の面積」かを確認してください
同じ家でも、割り方だけで坪82.5万円から120.0万円まで動きます
総額は本体価格の約1.3倍が目安です(30坪で約3,590万〜4,590万円/試算)
比べるときは坪単価ではなく、土地を除く建物側の総額を、同じ条件でそろえて比べてください
坪単価は入口の指標です。そこで止まらず、総額まで進んでください。
見積もりバンクは住宅会社ではありません。特定の会社へ誘導することもありません。手元の見積もりをどう読めばいいか迷ったら、第三者の確認という選択肢を使ってください。
※本記事の情報は2026年8月21日時点の公表情報に基づきます。「試算モデル」と記載した金額は一般的な費用構成をもとにした計算であり、実在の契約事例ではありません。仕様・保証内容・価格は変更される場合がありますので、最新の内容は必ず公式資料でご確認ください。
参考情報・出典
公的統計(一次情報)
企業のIR・公式情報(一次情報)
旭化成ホームズ 2026年3月期 決算説明資料 ─ asahi-kasei.co.jp(PDF)
旭化成ホームズ 2025年3月期 決算説明資料 ─ asahi-kasei.co.jp(PDF)
旭化成ホームズ 2024年3月期 決算説明資料 ─ asahi-kasei.co.jp(PDF)
旭化成ホームズ 2023年3月期 決算説明資料 ─ asahi-kasei.co.jp(PDF)
決算説明資料一覧 ─ asahi-kasei.co.jp
ヘーベルハウス 長期保証とサービス ─ asahi-kasei.co.jp
ヘーベルハウス 60年間の無料点検と長期保証 ─ asahi-kasei.co.jp
ヘーベルハウス 商品ラインアップ ─ asahi-kasei.co.jp
ヘーベルハウス 構造・躯体 ─ asahi-kasei.co.jp
ヘーベルハウス ALCコンクリート・ヘーベル ─ asahi-kasei.co.jp
旭化成ホームズ「3階建て邸宅『FREX asgard』を発売」(2025年1月14日/断熱等級6の標準仕様化に言及) ─ asahi-kasei.co.jp
第三者調査
オリコン顧客満足度調査 ハウスメーカー 注文住宅 旭化成ホームズ(ヘーベルハウス) ─ life.oricon.co.jp
ヘーベルハウス オリコン受賞ページ ─ asahi-kasei.co.jp









