top of page

工務店のデメリット5選!ハウスメーカーと何が違うのか

  • 執筆者の写真: 将士 飴本
    将士 飴本
  • 8月8日
  • 読了時間: 14分

目次

1-1: 地元工務店を選ぶ際の注意点

1-2: 後悔しないためのチェックリスト

1-3: 工務店とは?基本の解説

2-1: 費用のばらつきとその理由

2-2: 工期の不安とスケジュール管理

2-3: 品質に対するリスクと施工管理

3-1: 自由度とプランの違い

3-2: アフターサービスの充実度

3-3: 地域密着型の工務店と大手の比較

4-1: 依頼先の選び方とチェックポイント

4-2: 実績と口コミを活用しよう

4-3: 信頼できる担当者の見極め

5-1: 地域密着型の安心感

5-2: 希望に沿った家づくりの自由度

5-3: アフター支援が充実する可能性

6-1: 初回打ち合わせから完成まで

6-2: 必要な情報収集と申し込み方法

6-3: トラブルを避けるための注意点

7-1: 理解しておくべきデメリットとメリット

7-2: 口コミを参考にする重要性

7-3: 理想の住まいを実現するための鍵

工務店のデメリット5選!ハウスメーカーと何が違うのか

1: 工務店のデメリットとは?

1-1: 地元工務店を選ぶ際の注意点

「注文住宅=工務店」のイメージを持つ人は多いですが、“地元密着”だからこそ生じる落とし穴もあります。

  • 会社規模が小さいため、経営基盤が弱い工務店も存在する →突然の倒産や担当者交代リスク

  • 実績や工事品質の情報が少ない場合が多い →WebやSNSでの発信力が弱い小規模店は“過去の施工例が見つからない”ことも

  • 担当者との相性・経験値により“家づくりの質”が大きく左右される →“当たり外れ”リスクも地元工務店ならでは


【プロ視点】

「工務店選びは“人”と“会社体制”の両方をチェックしましょう。特に“口コミ”や“実物の施工例”を見ずに契約してしまうのはトラブルの元です。」



1-2: 後悔しないためのチェックリスト

工務店で家を建てる際、「やっぱり大手にしておけばよかった…」と後悔しないために、必ず確認しておくべきポイントをリストアップします。

チェック項目

理由・注意点

過去5年以内の施工実績

“最新の技術・トレンド”に対応できているか、会社の安定性をチェック

担当者の住宅業界経験年数

ベテランか新人かで提案・トラブル対応力に大きな差が出る

口コミ・評価サイトでの評判

他のお客様の評価・実際のトラブル有無は要確認

施工中の現場見学が可能か

“現場の整理整頓”や“大工の質”は家づくりの良し悪しを左右

瑕疵(かし)保証やアフターサービス体制の確認

万が一のトラブル時にしっかり対応してくれるか




1-3: 工務店とは?基本の解説

工務店とは、**「地域密着で住宅やリフォームの設計・施工を行う会社」**を指します。一言で工務店といっても、規模・技術力・得意分野はさまざまです。

  • 町の大工さんタイプから、数十名規模の新築専門店まで幅広い

  • 自社大工を持つところと、外注中心のところがある

  • 設計・デザインは外部の設計事務所と組む場合も

  • 営業~設計~現場監督~アフターまで、ほぼ同じメンバーが担当することも多い

メリットも多い反面、“組織力・ノウハウ・リスク分散”はハウスメーカーより弱い場合が多いのが特徴です。




2: 工務店で家を建てる際のデメリット

工務店で家を建てる際のデメリット

2-1: 費用のばらつきとその理由

工務店の見積もりは“安い”イメージがありますが、「どこまでを含めるか」で費用に大きな差が出やすいです。

  • 坪単価は安いが“外構・諸費用・付帯工事”が別計上

  • 同じ間取り・仕様でも、“A工務店は2,200万円、B工務店は2,600万円”など100万~500万円単位の差が出ることも

  • 標準仕様の定義が曖昧で、見積もり段階で“抜け・漏れ”が生じやすい

  • 工務店ごとの材料仕入れ力・職人単価の違いも影響

工務店比較例

本体工事費

付帯工事費

諸費用

総額

A工務店

1,800万

200万

150万

2,150万

B工務店

1,750万

400万

180万

2,330万

価格が安い工務店が“最終的に高くつく”こともあるため、“総額比較”と“内訳チェック”が重要です。




2-2: 工期の不安とスケジュール管理

工務店のデメリットでよく挙げられるのが**「工期の読みづらさ」「進捗遅延リスク」**です。

  • 大手に比べて専属職人や現場監督が少なく、繁忙期に工事が遅れることも多い

  • 天候や資材調達遅延の影響を受けやすい

  • 現場管理が属人的(担当者次第)になりやすい

  • 「引渡し予定日がズレて、仮住まいが延長になった」などの実例も多数


【実体験】

「担当大工が別現場とかけ持ちで“今日は来られません”が続き、結局2か月工期が延びて仮住まい費用が予算オーバーに…。」



2-3: 品質に対するリスクと施工管理

  • 自社の施工管理レベルが“職人頼み”の場合がある

  • チェック体制がハウスメーカーより弱い場合、仕上がり品質のばらつき・不具合リスクが増す

  • 完成後のメンテナンスや保証も“担当者の力量次第”で差が出る

  • 現場の細かな納まりや細部仕上げで「言った言わない」トラブルになりやすい

リスクポイント

事例・コメント

施工ミス

壁クロスの浮き、床鳴りなど完成後の手直し多発

現場管理の甘さ

材料搬入忘れ、工事進捗の遅れ

完成時の検査体制の差

ハウスメーカーは第三者検査あり、工務店は自主チェックのみの場合も

【専門家コメント】

「工務店の品質は“現場監督の力量”“職人の相性”“完成検査の徹底度”で大きく変わります。“第三者検査”を取り入れている工務店は安心度が高いです。」



3: ハウスメーカーとの違いを知ろう

ハウスメーカーとの違いを知ろう

3-1: 自由度とプランの違い

工務店とハウスメーカーの最大の違いは「設計・仕様の自由度」といえます。

  • 工務店の特徴 ・基本的に「フルオーダー」対応。施主の要望に合わせて間取り・仕様・素材まで細かく相談可 ・一方で「設計力」「技術力」は会社・担当者によって大きな差があり、同じ自由設計でも品質や提案力が異なる ・住宅性能や耐震、断熱等の基準がハウスメーカーよりバラつきやすい

  • ハウスメーカーの特徴 ・あらかじめ「標準プラン」が豊富で、選択肢の中からカスタマイズ(セミオーダー)が主流 ・独自の工法・技術・構造(鉄骨造・2×4工法など)が多く、“規格住宅”による品質均一化 ・住宅性能・保証体制・省エネ性など「全国一律の基準」で家づくりが可能

比較項目

工務店

ハウスメーカー

設計自由度

◎(要望に細かく対応)

○~△(規格内カスタマイズ)

住宅性能

△~◎(工務店による)

◎(全国統一基準)

提案力・設計力

△~◎(担当者の経験次第)

○(専門設計士・プラン多数)

コスト

ばらつき大(交渉余地あり)

明朗・高め(標準プランでコントロール)




3-2: アフターサービスの充実度

  • 工務店は「地元密着」で身近な分、相談しやすい反面、“サービス内容がバラバラ” ・10年保証、定期点検、緊急対応など、内容や有無は工務店ごとに異なる ・「担当者が退職・異動したら急に対応が悪くなった」などの声も

  • ハウスメーカーは「全国共通の保証・サポート体制」 ・引渡し後10~60年の長期保証(メーカーによる) ・24時間365日サポート、独自メンテナンス部門あり ・万一のトラブル時も本部・支店対応が可能


【体験談】

「工務店で建てた家は地元の担当者が親身に対応してくれたが、引越しや担当交代で窓口がわからなくなった。一方ハウスメーカーの友人宅は“カスタマーセンターに電話すれば全国どこでも即対応”で羨ましかった。」



3-3: 地域密着型の工務店と大手の比較

  • 工務店は“地域に根差した”家づくり ・その土地ならではの気候・風土・伝統に詳しい ・地元職人や建材調達のネットワークが強い ・地元イベントや紹介経由の仕事が多く“地域コミュニティに強い”

  • ハウスメーカーは“全国ブランド”の安心感・規模感 ・転勤や住み替えの際も「全国どこでもアフターサービス」 ・最新の耐震・省エネ・防災技術が速く反映されやすい ・広告宣伝や住宅展示場の規模・安心感も大きい

比較項目

地元工務店

大手ハウスメーカー

地域密着度

◎(地域情報に精通・小回りが利く)

△(全国一律・広域)

ブランド力

△(口コミ・紹介中心)

◎(知名度・展示場多数)

技術・情報力

△~◎(差が大きい)

◎(最新トレンドを素早く反映)




4: 工務店を選ぶ際のポイント

工務店を選ぶ際のポイント

4-1: 依頼先の選び方とチェックポイント

失敗・後悔を防ぐための工務店選びの実践的チェックリストを紹介します。

  • 過去の施工実績や完成見学会で“実物”を確認

  • 「自社大工」か「外注メイン」かを聞く(責任体制の明確化)

  • 見積書・プラン提案が“細かい内訳”まで書かれているか

  • 担当者の提案力・レスポンス・誠実さを重視(質問への回答スピードや深さ)

  • 設計・現場監督・アフターまで“同じ担当者”がフォローできるか

  • 地元金融機関や不動産会社など“第三者評価”も聞くと安心

チェック項目

重要度

コメント

施工実績・現場見学

過去実例・リアルな質感の確認

仕様・見積もりの明瞭さ

“一式”表記だけの工務店は要注意

担当者との相性・対応力

質問を嫌がる・曖昧な説明はNG

アフター体制

10年保証・地元協力業者のネットワーク




4-2: 実績と口コミを活用しよう

  • 住宅情報サイト・Google口コミ・地域掲示板で“評判・口コミ”を必ず調べる

  • “実際に建てた人の家”を見せてもらい感想を聞く(完成見学会・OB訪問)

  • 悪い口コミやクレームもチェックし、同じ傾向が複数あれば要注意

  • “地元で何年営業しているか”“倒産・廃業のリスク”も確認する




4-3: 信頼できる担当者の見極め

  • 家づくりの流れやコスト、デメリットも隠さず説明してくれるか

  • 契約前でも快くプランや見積もりの“再提案”に応じてくれるか

  • こちらの質問や悩みに“正直に答えてくれる”か

  • 「他社でも相談して良い」と言ってくれるか(自信と誠実さの証拠)


【実体験】

「最終的に契約した工務店の担当者は“良い点も悪い点も全部説明”。他社で契約する場合も“ぜひ後悔しない家を建ててください”と誠実だった。信頼できる人と出会えたことが、理想の家づくりの決め手になった。」



5: 工務店で家を建てるメリット

工務店で家を建てるメリット

5-1: 地域密着型の安心感

工務店の大きな魅力は**「地元に根ざした顔が見える家づくり」**です。

  • 地元気候・土地事情・法規制に詳しい →寒冷地や湿潤地域の経験値、地域条例への柔軟対応

  • 地域コミュニティとのつながりで安心感 →近隣住民・自治体・地元協力業者との関係性も良好

  • 地元ならではのイベント・文化を反映した家づくり →地元材・伝統工法・四季に合った設計提案


【実体験】

「地元の工務店は“昔から知っている大工さん”だったので、工事中も近所の方が気軽に声をかけてくれ、引渡し後も“何かあればすぐ来てくれる”ので本当に安心できた。」



5-2: 希望に沿った家づくりの自由度

  • 施主の希望をゼロベースでヒアリングし、オリジナル設計が可能

  • 細かな要望(収納・動線・素材・内外観デザイン)も柔軟に反映

  • 変形地・狭小地・旗竿地など難しい土地にもフルカスタマイズ対応

  • 建築士や大工と“直接話せる”距離感があり、意思疎通がスムーズ

自由度が高いポイント

工務店

ハウスメーカー

設計・間取り

◎(完全自由設計)

△~○(一部選択式)

素材・仕上げ

◎(要望次第で対応)

△~○(規格内中心)

現場の臨機応変対応

【プロ視点】

「“この土地にこの間取りは無理かな?”と思っても、工務店なら意外とできることが多い。相談は早めに!」



5-3: アフター支援が充実する可能性

  • 地元で“顔が見える関係”だから、引渡し後も気軽に相談可能

  • OB顧客向けのメンテナンス会や点検会を開催する工務店も

  • 家族ぐるみの付き合いが長く続くケースもあり、困ったときの“即対応力”が高い

  • 「担当者が退職したからサポート不可」などの不安も少なめ


【体験談】

「台風で屋根の一部が飛んだとき、すぐ工務店に電話したら“30分後に来てくれた”のは大手では考えられないスピードでした。」



6: 工務店での家づくりの流れ

工務店での家づくりの流れ

6-1: 初回打ち合わせから完成まで

  1. 問い合わせ・初回相談(要望・資金計画ヒアリング) →“やりたいことリスト”や理想のイメージを伝える

  2. 敷地調査・プラン提案・概算見積もり →土地条件や法規制をふまえたプランを作成

  3. 詳細打ち合わせ・プラン確定・本見積もり →設備・仕様・カラー等も細かく決定

  4. 契約締結(建築請負契約) →見積もり・設計図・仕様書を必ず照合

  5. 着工~上棟~現場確認(施主検査) →進捗ごとに現場見学や写真報告も

  6. 完成・引き渡し・アフターフォロー開始


【現場コメント】

「大手に比べて柔軟な対応ができる分、施主も積極的に現場や打ち合わせに関わるのが満足度UPのコツです。」



6-2: 必要な情報収集と申し込み方法

  • 見学会や完成現場の訪問で“リアルな家の質”を体感

  • 見積もり依頼は“2~3社”で相見積もりを取るのが安心

  • 地域の不動産会社や住宅アドバイザーからも工務店情報を収集

  • “担当者の相性”や“会社の雰囲気”も重視して選ぶ




6-3: トラブルを避けるための注意点

  • 契約内容や保証範囲、スケジュールの“書面化”は必須

  • 追加工事や仕様変更の費用発生ルールも事前確認

  • 現場監督・担当者と“何でも話せる関係”を作る

  • 近隣への配慮や騒音・駐車場問題も工務店と一緒に確認


【実体験談】

「設計段階から“こうしたい・これは嫌”を全部伝えたことで、イメージ通りの家になった。逆に“お任せ”しすぎると後悔するので、遠慮なく要望を伝えましょう。」


7: まとめ:工務店を選ぶ前に知っておくべきこと

工務店を選ぶ前に知っておくべきこと

7-1: 理解しておくべきデメリットとメリット

工務店には、**「家づくりの自由度や地域密着の安心感」**といった大きなメリットがある一方、**「品質・工期・費用のばらつきや、担当者次第で満足度が大きく左右される」**というデメリットも確かに存在します。

項目

工務店のメリット

工務店のデメリット

自由度

完全オーダーメイド、設計の融通が利く

担当者・会社による差が大きい、プラン提案力が一定でない

コスト

仕様次第で価格調整がしやすい

見積もりが曖昧、“一式”表記で後から追加費用になることも

工期・品質

現場監督や職人と直接やり取りしやすい

工期が遅れがち、管理体制が弱いと仕上がりのバラつきが発生

アフターサービス

地元だからこその素早い対応も

保証内容・期間がバラバラ、担当者退職でサポートに不安が出ることも

【プロの視点】

「工務店選びで一番重要なのは“担当者の誠実さ・提案力・現場力”です。会社自体の信頼性や、保証・倒産リスクも必ず確認を。」



7-2: 口コミを参考にする重要性

工務店の情報は「公式HPやチラシ」だけでなく、“リアルな口コミ”や“地域での評判”が非常に役立ちます。

  • 住宅比較サイトやSNSで“良い評判・悪い評判”の両方を見る

  • 完成見学会やオーナー宅訪問で“生の声”を聞く

  • 同じ地域・土地条件で建てた人の経験談は、自分にとっても大いに参考になる


【体験談】

「気になっていた工務店のOB訪問で“良い所も悪い所も全部正直に教えてもらえた”。実際に住んでいる人の話は一番信頼できると感じた。」



7-3: 理想の住まいを実現するための鍵

  • 家族の“本当に大切にしたい暮らし”を明確にし、妥協点・譲れない点を整理

  • 予算内で最大限希望を叶えるため、コスト・工法・素材を徹底比較

  • 疑問点・心配事は“必ず聞く・書面で残す”ことでトラブル防止

  • “この担当者となら一緒に家づくりできる”と思える人に出会うまで、妥協しないことが後悔しない秘訣




【総括】

工務店には「自分だけの家が作れる」という他にはない価値がある一方、“選び方次第で満足度もトラブルリスクも大きく変わります”。じっくり比較し、実際に話して“信頼できる担当者・会社”を選ぶことが、後悔しない家づくりの絶対条件です。焦らず、一歩ずつ。あなたの理想の住まいを実現しましょう!

見積もりに不安があるなら「見積もりバンク」へ


見積書にはプロでも見落とすポイントが多く存在します。

だからこそ、第三者の視点でチェックすることが大切です。

見積もりバンクでは、注文住宅の見積書を中立的な立場で比較・診断し、

安心できる家づくりをサポートします。

  • 不安な見積もりのチェック

  • 他社との比較で見えてくるポイント

  • 契約前のセカンドオピニオンとして

\➡ 詳しくは見積もりバンク公式サイトをご覧ください。




bottom of page