top of page

土地ありの方必見!注文住宅費用相場完全ガイド

  • 執筆者の写真: 将士 飴本
    将士 飴本
  • 5月22日
  • 読了時間: 12分

更新日:8月23日

目次

土地ありの方必見!注文住宅費用相場完全ガイド

1. 土地ありの方必見!注文住宅費用の相場

1-1. 土地ありの新築住宅、相場の全体像とは?

土地があるからこそ気をつけたい「注文住宅費用」の本質

「土地は両親から譲り受けた」「実家の敷地に建て替えたい」「田舎に移住して自分好みの家を建てたい」——こうした方にとって、土地取得費用がかからない分、

「いくらまで建物にお金をかけていいのか?」「何にどこまで予算を配分すべきか?」という疑問はとても重要です。

まず、「土地あり注文住宅」で必ず発生する費用の全体像を押さえましょう。

実は「本体工事費」だけでは家は建ちません。

多くの施主が“思ったより総額がかかった”と感じるのは、「付帯工事費」や「諸費用」「予備費」など“見えにくい項目”が積み上がるからです。


【代表的な費用構成:30坪前後・全国平均・2024年】

費用項目

目安(全国平均)

主な内容例

本体工事費

1,500~2,500万円

建物本体、基礎、構造、内外装、標準設備

付帯工事費

200~400万円

外構(駐車場・門・フェンス等)、給排水・電気・地盤改良

諸費用

100~300万円

登記、火災保険、ローン手数料、印紙税、地鎮祭等

合計

1,800~3,200万円

土地代は除外。建物や外回り全体の標準仕様例

この合計は「家族構成」「希望仕様」「地域差」「会社選び」で大きく変動します。豪華仕様・ZEH・高断熱・太陽光・大型外構を選べば+500万円~1,000万円の追加も珍しくありません。


👉【体験談】

「土地代がかからなかった分、キッチンやバス、断熱窓、外構まで“自分たちの理想”を詰め込んだら、最初の見積もりから+700万円になりました。やりたいことが多い人ほど“予算配分と優先順位決め”は超重要です!(40代・大阪府)」

【コラム:土地あり新築のメリット・デメリット】

  • メリット

    「立地の選択肢が広い」「家族の土地に思い出を残せる」「土地取得費用ゼロで予算を建物・仕様に回せる」

  • デメリット

    「法規制・建ぺい率制限がある」「土地形状やインフラ状態で追加費用発生」「古家の解体費や地盤改良が予想以上に高額な場合も」




1-2. 地域別!注文住宅の価格帯と費用の違い

地域差」は100万円単位で変わる

全国どこでも家の建築費が同じ、というわけではありません。

たとえば都市部は土地代が高いイメージですが、建物そのものも割高になりがち。

その理由は資材搬入費・人件費・法規制対応・施工難易度など、さまざまな要素が絡みます。

地域

本体工事費の目安

傾向・特徴

首都圏

2,000~2,800万円

ハイグレード標準・高気密断熱・人件費高い

主要都市

1,800~2,500万円

機能性重視・建売競合多い

地方都市

1,500~2,200万円

ローコスト志向・工務店が強い

郊外・農村

1,300~2,000万円

シンプル仕様・土地にゆとり・個人ビルダー多い

【事例比較】

  • 東京23区内/30坪:建物2,500万円+外構350万円+諸費用200万円=3,050万円

  • 地方県庁所在地/30坪:建物1,900万円+外構250万円+諸費用150万円=2,300万円


【コラム:地域で異なる注意点】

  • 寒冷地や多雪地帯は断熱仕様が高額化

  • 都市部の密集地は狭小地仕様・防火規制追加コスト

  • 地方は大型住宅・二世帯化しやすいが、将来の資産価値に注意



1-3. 土地あり、3,000万円の予算で建てる場合の流れ

【理想のプランニング手順】

  1. 予算枠(例:3,000万円)を最初に決める

    ┗ 住宅ローン可能額・毎月返済額・家計の安全ラインを家族で共有

  2. 要望の優先順位をリスト化

    ┗ LDKの広さ・キッチン仕様・収納力・太陽光有無・外構の充実度など

  3. 複数社に「同じ条件」で見積もり依頼 

    ┗ 提案力・対応・価格感をチェック。

  4. 各社の「内訳表」や「標準仕様」を徹底比較

    ┗ オプション・コミコミの範囲も要確認

  5. “予備費”や“見えないコスト”も必ず確保

    ┗ 急な仕様変更や物価上昇、家具家電の買い替え等


【配分シミュレーション】

項目

金額例

メモ

本体工事費

2,200万円

構造・断熱・水回りグレードUP

付帯工事費

350万円

外構(カーポート・植栽)込み

諸費用

250万円

登記・保険・ローン・申請関係

予備費

200万円

家具・家電・カーテン・引越し費等


👉【体験談】

「工事中に“太陽光+蓄電池”や“キッチン仕様UP”などを追加して、最終的には200万円以上予算超過…。最初から“最終予算+予備費”で組むのが安心です(40代・名古屋市)」



1-4. 新築住宅、1,500万円の費用内訳を徹底解説

【ローコスト住宅・コンパクト住宅を検討する方へ】

1,500万円台で新築するには“間取り”と“仕様”の割り切りが重要です。【人気のプラン】

  • 25坪~28坪・3LDK

  • キッチン・浴室など水回りは標準品

  • 外構は最小限、将来的に追加

  • 収納・造作・照明は“シンプル”またはDIY前提

費用項目

金額例

主な注意点

本体工事費

1,200万円

標準設備・ローコスト仕様

付帯工事費

200万円

駐車場・給排水引き込み等

諸費用

100万円

登記・保険・申請・引越し等

合計

1,500万円

※別途:家具家電・外構豪華化

【失敗しないコツ】

  • 本体価格を抑えるためにオプションを削りすぎると、住み始めてからの「使い勝手」が大幅に落ちる

  • 外構・カーテン・エアコンなど“最初は最低限”で、後から家族の成長や資金状況に応じて追加するのもアリ


👉【体験談】

「ローコストにこだわりすぎて、コンセントや収納が不足。追加リフォーム費が想定以上に…最初から“使い勝手”も妥協しないのが大切!(30代・地方都市)」



1-5. 家を建てる際の諸費用とその注意点

【諸費用リスト:抜けやすい項目も網羅】

項目

目安

ポイント

登記費用

10〜30万円

建物保存登記・抵当権設定も必要

火災・地震保険

10〜30万円

10年一括が主流、分割も可能

ローン手数料

10〜20万円

融資事務・保証料

印紙税

1〜3万円

契約金額に応じて国税

地鎮祭/上棟式

5〜15万円

神主謝礼・供物・近隣挨拶も含む

家具・家電費用

10〜30万円

カーテン・照明・新規購入分

引越し費用

5〜15万円

業者・時期で大きく差が出る

各種申請費用

5〜10万円

フラット35・長期優良・ZEH等の申請

【ワンポイント】

  • “諸費用は必ず100万円以上を想定”(本体見積もり外が多い)

  • 「見積書の“別途工事”や“その他費用”」は必ず内容を質問して明細化





2. 注文住宅を建てるための資金計画

注文住宅を建てるための資金計画

2-1. 住宅ローンの選び方と頭金の重要性

【住宅ローンを組むときのポイント】

  • 金利タイプ(変動・固定・ミックス):将来の金利上昇リスク・返済総額に大きな差

  • 返済期間(35年主流):短期ローンや繰上返済の活用も視野に

  • 頭金(10~20%目安):「手元資金とのバランス・生活防衛資金の確保」


【ケーススタディ】

借入金額

金利(例)

期間

毎月返済

総返済額

2,500万円

1.3%

35年

約74,300円

約3,135万円

3,000万円

1.3%

35年

約89,200円

約3,762万円

【団体信用生命保険(団信)の選び方】

  • 団信付きローンは金利に組み込まれることが多い

  • がん団信・三大疾病団信など付加型は+0.2~0.3%上乗せが多い

  • ライフプランと健康状態で選ぶこと




2-2. 資金調達のステップとシミュレーション方法

【住宅ローン手続きの流れ】

  1. 事前審査:年収・勤続・借入状況チェック(複数銀行OK)

  2. 本審査:必要書類準備(源泉徴収票・本人確認・土地建物資料等)

  3. 金融機関決定・融資実行タイミングを工事スケジュールと調整

  4. 着工金・中間金・竣工金など支払時期の把握

  5. 返済計画シミュレーション(ボーナス返済有無・繰上返済予定も)


【便利なオンラインツール例】

  • 各銀行HPや「住宅ローンシミュレーション」サイトで月々返済額やボーナス併用額を計算

  • 「返済負担率」=年収に対する年間返済額は25~30%以内が目安




2-3. お金がないのに家を建てるための工夫

【自己資金が少なくても家を建てる裏技】

  • 補助金・助成金フル活用:ZEH補助・こどもエコすまい支援等

  • “必要最小限”のプランで契約し、将来的に追加・DIYも計画

  • 親からの援助(贈与非課税枠最大1,000万円活用)

  • 銀行・金融機関に複数事前審査でベスト条件を引き出す

  • ペアローンや親子リレーローンも選択肢


👉【体験談】

「ZEH補助金100万円・自治体支援30万円をダブル活用。親からの贈与も“非課税枠”を活用でき、初期費用負担が激減!(30代・2児のママ)」



2-4. 補助金制度の活用法とチェックポイント

【主な補助金・支援制度と注意点】

補助金名

条件・内容

金額例

ポイント

こどもエコすまい支援

ZEH・省エネ新築で条件クリア

80~100万円

早期終了リスク・事前申請必須

ZEH補助金

高断熱・高気密・太陽光等の採用

最大100万円

設計・工事の前提条件あり

自治体の定住支援等

子育て世帯・移住定住促進

10~50万円

市町村ごとに条件異なる

贈与税非課税枠

父母・祖父母からの住宅取得贈与

最大1,000万円

住宅取得専用、要手続

【ワンポイント】

  • 「補助金は“申込枠”が早期終了することも多いので、計画初期から情報収集必須!」

  • 制度は毎年更新されるため、最新情報を住宅会社と連携して入手する





3. 間取りと坪数が与える価格への影響

注文住宅を建てるための資金計画

3-1. 理想の間取りを考えるための条件とコツ

【プランニングのポイント】

  • 家族構成(人数・年齢・将来像)と生活動線を重視

  • 在宅ワークや趣味部屋、ペットスペースなど“将来の変化”も見越す

  • 水回りや収納を効率配置しコストダウンも


【間取り例】

  • 3LDK(30坪)…共働き+子育て向け標準

  • 4LDK(35坪)…将来の子ども部屋やワークスペースにも対応

  • 2LDK+土間収納(28坪)…夫婦2人やDINKSに人気


【失敗しないコツ】

  • 「家族の1日動線」を紙に書き出し、無駄な移動・階段・デッドスペースを減らす

  • 収納は“多め+使いやすい高さ・位置”で設計段階からシミュレーション




3-2. 坪単価の考え方と算出方法

【坪単価とは?】

坪単価=本体工事費 ÷ 延床坪数ただし**「どこまでを延床とするか」**「付帯工事や諸費用は別か」など、会社によって表現が異なる場合も。

パターン

本体工事費

延床面積

坪単価

A

2,000万円

30坪

約66万円

B

2,500万円

35坪

約71万円

C

1,700万円

28坪

約60万円

【チェックポイント】

  • “広告の坪単価”と“総額見積もり”は一致しないことが多い

  • 外構・付帯工事・消費税・申請費などが“別途”なら、総額で必ず確認




3-3. 広さに応じた費用の目安と実例比較

【坪数別・実際のコストイメージ】

延床面積

本体工事費目安

間取り例

実例コラム

25坪

1,500~2,000万円

3LDK+収納

コンパクトでも充実収納で満足度高い

30坪

1,800~2,500万円

4LDK・広めLDK

“家族4人+在宅ワーク”にも対応

35坪

2,000~2,800万円

4LDK+和室・書斎

二世帯や大家族もゆとりプラン

👉【体験談】

「28坪・3LDK+収納で1,700万円、35坪・4LDK+WICで2,300万円。坪単価だけでなく“使い勝手”と“将来拡張”も重視したのが満足の決め手です!」




4. 家づくりにおけるハウスメーカーの選び方

家づくりにおけるハウスメーカーの選び方

4-1. おすすめのハウスメーカーの特徴と比較

【主要タイプと特徴一覧】

タイプ

強み

向いている施主

大手メーカー

性能・保証・安心

初めて・保証重視・高断熱等

地域工務店

自由設計・価格

オリジナルプラン・価格重視

デザインビルダー

デザイン・高級感

独自性・個性的な家づくり志向

【比較時のコツ】

  • “標準仕様”と“オプション範囲”を徹底チェック

  • 「安く見せて追加で高くなる会社」には要注意

  • 契約前に過去のOB宅や口コミを調査しよう


👉【体験談】

「大手の“安心感”と工務店の“柔軟性”で迷いましたが、最終的に保証とアフターの手厚さで大手を選びました。両方しっかり比較したから納得です!(40代・関東)」



4-2. 施工方法による価格差と選択基準

【主な工法】

  • 木造(在来・ツーバイフォー):コスト抑えやすく自由度高い

  • 鉄骨造:耐震性・大空間に強いが価格はやや高め

  • パネル工法・RC:耐久・防音性能に強み、都心や高層向け


【工法別の選び方】

  • 「敷地条件・建ぺい率・高さ制限・耐震性」も加味

  • 将来リフォーム・増築計画も考慮

  • メーカーの保証内容や長期サポート体制も比較





5. 土地あり、家づくり時の注意点

土地あり、家づくり時の注意点

5-1. 土地の状態が費用に与える影響と地盤調査の重要性

【土地調査は超重要】

  • 地盤調査(スウェーデン式サウンディング等)は必須。地盤改良費は50~150万円も珍しくない

  • 既存建物解体は構造・大きさで費用変動。アスベスト有無や地下埋設物も要注意

  • 造成(盛土・排水・擁壁・土間コンクリート)は敷地条件で50~200万円幅


👉【体験談】

「見た目はしっかりした土地でも“地盤改良”で100万円超…。調査結果で一気にコストが増えることもあるので、契約前の現地調査と専門家のアドバイスは必須!」



5-2. 請負契約とその内容を理解するためのポイント

【契約書は“内容と範囲”を明記する】

  • “一式”表記に注意。標準仕様・オプション・別途工事を具体的に明文化

  • 支払いスケジュール(着工金・中間金・竣工金)を把握

  • 保証内容やアフターサービス年数、範囲も契約前に要確認

  • 追加工事・仕様変更時の見積もり・承認フローもチェック


【FAQ】

Q:「契約後の追加オプションは高い?」
A:「契約後の変更は“割増料金”がかかることが多いので、契約前にしっかり検討するのがベストです」



5-3. 設計段階での重点事項と確認事項

【後悔しない設計打合せのポイント】

  • 間取り・動線・収納は“生活をリアルにイメージ”して相談

  • コンセント位置・数・スイッチ高さ等も“実物大図面”や“モデルハウス”で要確認

  • 打合せ記録や仕様決定は必ず書面化してトラブル回避

  • 最終プラン承認後は“追加費用や納期”も再チェック


👉【成功体験談】

「設計士との打合せで“家具配置”まで細かくシミュレーションし、将来のライフスタイルまで見据えた間取りに。毎回記録を残したのでミスや言い違いがなく安心でした!(50代・2世帯住宅)




まとめ|土地あり注文住宅の費用相場と成功のコツ


土地ありの注文住宅は、「相場や内訳を知り、徹底的に比較・検討すること」が後悔しない家づくりのポイントです。

本体工事・付帯工事・諸費用すべてを把握し、余裕を持った資金計画と信頼できる業者選びを心がけてください。

予算や条件に合わせて柔軟にプランを選び、細かな打ち合わせや契約内容の確認もおろそかにしないことが大切です。

これから新築を検討する方は、自分たちの理想と現実的な資金計画のバランスを見つけることが、満足度の高いマイホームを実現する最大の秘訣です!


FAQ・よくある質問(追加ボリューム)

Q. 住宅ローンと工事費の支払いタイミングは?
A. 請負契約、着工時、中間金、竣工時と段階的支払いが主流。ローン実行タイミングを事前に調整!
Q. “土地あり”でも外構は必要?
A. 必須。駐車場・門・フェンス・庭・給排水・電気引込等は新規or再整備が必要!
Q. 予備費はどのくらい見ておくべき?
A. 最低でも100万円、できれば200万円以上。“工事中の変更”や“引越し・新家具”などイレギュラーに備える

見積もりに不安があるなら「見積もりバンク」へ


見積書にはプロでも見落とすポイントが多く存在します。

だからこそ、第三者の視点でチェックすることが大切です。

見積もりバンクでは、注文住宅の見積書を中立的な立場で比較・診断し、

安心できる家づくりをサポートします。

  • 不安な見積もりのチェック

  • 他社との比較で見えてくるポイント

  • 契約前のセカンドオピニオンとして

\➡ 詳しくは見積もりバンク公式サイトをご覧ください。





bottom of page