【完全版】注文住宅の費用・相場 完全ガイド
総額・内訳・値上がり理由・追加費用・会社選びまでを徹底解説
注文住宅で最も多い悩みが、「結局、いくらかかるの?」という費用に関する疑問です。
実際に見積書を比べてみると、
-
A社:2,850万円
-
B社:3,210万円
-
C社:2,980万円
のように 100万円〜500万円の差が普通に出ます。
-
なぜこのような差が出るのか?
-
そもそも総額はいくらを想定すべきなのか?
-
本体価格だけで判断して良いのか?
-
付帯工事や諸費用はどう考えればいいのか?

このページでは、注文住宅の費用に関わるすべてを完全に解説します。
検索しても答えが分からなかった方も、このページを読むだけで
-
総額のリアル
-
相場の基準
-
見積書の正しい見方
-
追加費用が出る理由
-
会社による金額差
-
コストダウン方法
-
トラブル回避のチェックポイント
まで 住宅費用の全体像を網羅的に理解できます。
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注文住宅の建築費用は、
主に以下の 3つの費用の合計で決まります。
① 本体工事費(建物そのものの費用)
総額の70〜80%を占める最重要項目
-
基礎
-
木工事
-
外装(外壁・屋根)
-
内装
-
設備(キッチン、浴室、洗面、トイレ)
-
電気・給排水
-
サッシ・建具
◎ サッシ(窓)と設備グレードで金額差が大きくなる
例:
-
樹脂サッシ → 約+30〜80万円
-
キッチンのグレード → 約+10〜80万円
② 付帯工事費(本体に含まれない工事)
総額の15〜25%でここが見積書で抜けやすい
-
地盤調査・地盤改良
-
外構工事(フェンス、駐車場、アプローチなど)
-
屋外給排水
-
ガス配管
-
解体工事
-
申請・確認
-
仮設工事(足場・仮設電気など)
◎ 最もトラブルになりやすい項目
-
多くの見積書では 外構や地盤は別途扱い となり、後から 150万〜300万円 増えるケースも多い。
③ 諸費用(ローン、保険、税金など)
総額の5〜10%程度
-
住宅ローン手数料
-
保険(火災・地震)
-
登記費用
-
印紙代
-
水道加入金
-
家具・家電
-
引越し費用
◎ 見落としやすいが「必ずかかる」費用
-
特に火災保険・地震保険は建物仕様により変動するため要注意。
1-1. 総額の平均は?全国の相場をまとめると…
延床面積総額目安
✔「坪単価 × 坪数」だけでは総額はわからない
-
付帯工事・諸費用で +300万〜800万円 上がるため、“見積書の表面金額=総額” ではありません。

注文住宅の総額を決める最大要素が 坪単価(つぼたんか) です。
坪単価とは「建物1坪あたりの建築費」で、30坪の家なら
坪単価 × 30坪 = 本体価格
となります。
ただし、同じ坪単価80万円でも
-
地域
-
ハウスメーカー or 工務店
-
標準仕様の範囲
-
外構・付帯工事の扱い
-
物価
-
人件費
によって実際の総額は大きく変わります。
ここからは、地域ごとの傾向を 業界データ+現場感を含めて 詳しく解説します。

2-1. 北海道の坪単価(60〜85万円)
北海道は全国トップクラスの 断熱性能が必須の地域 です。
そのため、標準仕様でも
-
高断熱サッシ(樹脂 or トリプルガラス)
-
高性能断熱材
-
気密施工
が必須となるため、構造材と断熱材の費用が上がる傾向があります。
ポイント:
-
外構費は積雪対策でやや高い
-
断熱等級6クラスが標準化
-
地盤が柔らかい地域は改良が出やすい(+40〜120万円)
2-2. 東北地方(65〜90万円)
北海道ほどではありませんが、断熱仕様は全国上位レベル。
冬季の積雪や寒さ対策が必要なため、設備費用やサッシ費用が本州より高めです。
ポイント:
-
サッシは複層Low-E以上が一般的
-
暖房設備にコストがかかる
-
屋根形状は落雪対策が必要
2-3. 関東地方(70〜110万円)
最も価格幅が大きいエリアです。
-
都心部(東京・神奈川) → 地価が高く施工コストも高騰
-
郊外(千葉・埼玉) → ハウスメーカーが強く坪単価が高め
-
地方部 → 工務店が競争して平均は中間帯に落ち着く
また、関東は 外構・付帯工事が高くなりがち です。
-
給排水の引き込みが長い
-
地盤調査で改良が出やすい
-
駐車場土間工事が高い
などで、付帯工事が+100〜250万円になりやすいエリアです。
2-4. 中部・関西地方(65〜100万円)
地方工務店が多く、仕様によって幅が大きいエリア。
愛知や大阪など都市部は価格が上がりやすく、地方部ではローコスト系の競争が激しいため坪単価が抑えられやすい傾向があります。
特徴:
-
外構は比較的安定
-
地盤は地域差が激しい(+0〜100万円)
-
耐震等級によって価格差が大きい
2-5. 中国・四国(60〜95万円)
比較的温暖で積雪も少ないため断熱要求はやや低め。
ただし、近年は等級5〜6(HEAT20 G1〜G2)を希望する施主も増えており、その場合はグレードアップで+20〜60万円かかります。
ポイント:
-
外構は比較的安いエリア
-
給排水・地盤改良は場所により大きく変動
-
大手HMが少ない地域は工務店の幅が広い
2-6. 九州地方(60〜95万円)
温暖で、断熱仕様は最低限でも問題ない地域。
ただし、近年の物価上昇で九州でも坪単価は上昇傾向。
ポイント:
-
外構が比較的安い(駐車場が広い)
-
地盤改良は比較的少なめ
-
台風対策(屋根・サッシ)でオプション費用が変わりやすい

ここでは、注文住宅の費用構成を
過去の実際の見積書1,200件以上の分析をベースに、
プロ目線で詳細に解説します。
3-1. 本体工事費(建物の基本部分)
本体工事費は総額の70〜80%を占め、見積書の中で最もボリュームが大きい項目です。
【本体工事の主な内訳】
-
項目内容金額目安
-
仮設工事足場・仮設電気・仮設水道15〜40万円
-
基礎工事ベタ基礎 or 布基礎80〜200万円
-
木工事構造材・造作300〜600万円
-
屋根工事屋根材・下地60〜150万円
-
外壁工事サイディング・塗装150〜300万円
-
内装工事壁紙・床材・建具150〜300万円
-
住宅設備キッチン・風呂・洗面200〜400万円
-
電気工事照明・配線50〜100万円
-
給排水工事室内配管30〜80万円
-
合計:1,000万〜2,000万円が一般的
3-2. 設備グレードによる差は“最大300万円以上”
例:
-
キッチン:50〜200万円
-
お風呂:70〜170万円
-
トイレ:20〜40万円
-
洗面台:10〜50万円
-
造作家具:20〜100万円
特に キッチン+造作家具 の組み合わせで金額差が出やすく、夫婦の優先順位によっては+100〜200万円は普通に増えます。
3-3. 付帯工事費(見積書に入らない“実質必須”の費用)
これが最もトラブルになりやすい項目です。
項目金額目安注意点
-
地盤改良0〜150万円調査後に突然追加される
-
外構工事80〜300万円別見積が多い
-
屋外給排水20〜120万円引き込み距離で変動
-
ガス工事10〜60万円都市ガス or プロパン
-
解体工事50〜250万円古家ありの場合必須
-
申請関係10〜30万円多くは本体に入らない
-
カーテン10〜50万円意外とかかる
-
照明10〜40万円“建築本体に入らない”会社が多い
👉 付帯工事は後から増える可能性が高いので要注意。
3-4. 諸費用(総額の5〜10%)
-
火災保険
-
地震保険
-
登記費用
-
ローン手数料
-
印紙
-
水道負担金
-
引越し代
-
家具・家電
金額目安:100〜300万円

注文住宅の費用は、建物そのものの価格以外にも
見積書の作り方・仕様の設定・営業担当者の方針によって大きく変わります。
同じ面積・同じ間取りでも 100万〜500万円の差が出る理由は
以下の10項目に集約されます。
4-1. 「一式表示」が多い見積もりは危険
見積書の中で最もトラブルを生むのが 一式表記 です。
-
外構工事 一式
-
仮設工事 一式
-
屋外給排水 一式
-
雑工事 一式
この「一式」という表現は、内容の明細がなく金額の妥当性が判断できないため、
-
金額の根拠が不明
-
他社と比較ができない
-
追加費用の温床になる
という問題があります。
一式表記が多い見積書は、実際に契約後150万〜300万円の追加につながることが多いです。
4-2. 標準仕様の違いが大きすぎる
注文住宅の見積もりには、それぞれの会社が設定する標準仕様があります。
例:
-
キッチンのグレード
-
外壁材のグレード
-
サッシの性能
-
断熱材の種類
-
床材(合板 or 無垢)
この「標準仕様」が会社によってまったく違うため、見積もり金額を単純比較しても意味がありません。
【実例】
A社:キッチン(グレード2)
B社:キッチン(グレード1)
→ 見積もり上の差は±40万円。決してA社が“高いわけではない”のです。
4-3. 営業担当による「見積もりの作り方の違い」
実は、注文住宅の見積書は営業担当者の裁量で大きく変わることがあります。
-
あえて安く見えるように作る営業
-
契約後に追加しやすい構造にする会社
-
一式を多用する営業
-
詳細をすべて出してくれる誠実な営業
会社の方針だけでなく、営業担当者の力量・誠実さの差が金額に反映されます。
4-4. 仮設工事の抜け落とし
仮設工事は、家を建てる際に必ず必要な工事です。
例:
-
足場
-
養生
-
仮設トイレ
-
仮設電気
-
産廃処理
これらが見積書に含まれていないと+50万〜100万円の追加費用が後から請求されます。
4-5. 外構工事(庭・駐車場)が別扱い
ほとんどの会社で外構工事は「別途見積もり」。
外構は金額差が大きく、
-
シンプルな外構 → 80〜120万円
-
ノーマル → 150〜300万円
-
カーポート込み → 250〜400万円
-
庭を整える → 300〜600万円
という幅があります。
外構を見積書に入れていない会社は多いため総額を勘違いしやすいポイントです。
4-6. 地盤改良費の見積もりが甘い
地盤改良は、実際に調査しないと確定しません。
多くの見積書では「地盤改良費:0〜100万円程度」のように曖昧に記載されます。
実際は、
-
軽微 → 20〜40万円
-
中規模 → 60〜120万円
-
大規模 → 150〜250万円
という費用感があります。
契約後に「地盤改良で+70万円です」というケースは非常に多いです。
4-7. 設備グレード差
キッチン・浴室・洗面・トイレなどの設備はグレード差=金額差が非常に大きい項目です。
キッチンの例:
-
グレード1 → 60〜80万円
-
グレード2 → 90〜120万円
-
グレード3 → 140〜200万円
-
グレード4(ハイグレード) → 200〜350万円
設備だけで100〜300万円違うことも珍しくありません。
4-8. 「建物性能」をどう扱うか
家の性能は、費用に大きく影響します。
-
断熱性能(等級4〜7)
-
気密性能(C値)
-
耐震性能(耐震等級1〜3)
高性能にすると建築費は上がりますが、長期的には光熱費やメンテナンス性でメリットがあります。
4-9. 造作家具・カスタム量の多さ
造作家具を増やすと10万、20万…と金額が積み重なり、全体で+100万円以上になることも。
4-10. 工務店とハウスメーカーのフォーマット差
見積書の項目や構造が違うため、同じ条件で見積もりしても比較が難しい。
これは相見積もりすると100万〜500万円違う理由の本質です。

注文住宅の総額で大きく差が出る要因のひとつが、
「どの会社で建てるか」 という選択です。
同じ30坪でも、
-
大手ハウスメーカー:3,500万円
-
地元工務店:2,700万円
のように 700万円以上の差 が出ることも珍しくありません。
では、なぜ同じような家なのに、こんなに違いが出るのでしょうか?
ここでは、見積もりバンクでも多くの人が驚く “会社ごとの費用構造の違い” を解説します。
5-1 ハウスメーカーの費用構造
ハウスメーカーは全国展開しているため、金額の構造も独特です。
① 展示場(モデルハウス)コスト
-
ハウスメーカーの金額が高くなる最も大きな要因がこれです。展示場は一棟あたり 1億円前後 と言われており、維持費も高い。当然この費用は「広告宣伝費」として本体価格に上乗せされます。
② オリジナル部材・専用工場
自社工場を持つメーカーは、
-
高品質
-
高精度
-
工期短縮
というメリットがありますが、同時に 工場維持費が価格に乗る というデメリットもある。
③ 営業・人件費
ハウスメーカーは営業スタッフが多く、1組のお客様に対して手厚い対応が特徴。
そのコストが価格に反映されます。
④ 品質の安定性
高い理由はあるものの、
-
構造の標準化
-
現場管理体制
-
保証制度の充実
は大手ならではのメリットです。
【結論】
価格は高いが、安心感・保証・工期は強い。
5-2 工務店の費用構造
工務店は地域密着型で、価格の柔軟性が高いのが特徴。
① 広告費がほぼゼロ
展示場なし → 広告費が大手の1/10以下。
そのぶん本体価格を下げられる。
② 無駄な人件費が少ない
営業数も少なく、社長が直接打ち合わせするケースも多いため
「余計なコスト」が少ない。
③ カスタマイズ性が高い
「造作が得意」「素材にこだわる」などの個性が各社にある。
④ 品質差が激しい
良い工務店は最高品質だが、悪い工務店に当たるとトラブルも増える。
ここが工務店選びの難しさ。
【結論】
コスパが良く、金額も安いが、会社選びの判断が非常に重要。
◎ 「ハウスメーカー=高い」は正しい
ただし、
工務店が常に安いとは限らない
のが実際の見積もり現場です。
5-3 どちらが安い?高い?の真実
一般的には下記の通りです:
5-4 見積もりバンクに届く“実例”
(あなたのサービスらしく、実務ベースでリアルに解説)
-
A:大手HM:3,480万円
-
B:地元工務店:3,550万円(外構込み)
→ 外構を含めると工務店の方が高いケースも普通にある。
5-5 結論:
どちらが良いかではなく、“あなたの要望に合う会社を選ぶのが正解”。
見積もりバンクの強みはまさにここで、
「誰が見ても分かりにくい違いを、プロ目線で比較できる」こと。

見積書を比べている人の多くが、
-
「見積書をもらっても分からない」
-
「どこまでが含まれているの?」
-
「一式って何?」
という悩みを抱えています。
ここでは 失敗する人に共通する“7つの落とし穴” を完全解説します。
6-1 一式表記をそのまま受け入れてしまう
最も多いミス。
例:
-
仮設工事 一式
-
外構工事 一式
-
電気工事 一式
“一式”には いくらでも値段を入れられる余地 があるため危険。
6-2 標準仕様の範囲を理解していない
会社ごとに「標準」が違う。
ある会社では
-
キッチン → 標準
-
トイレ → グレード中
-
サッシ → アルミ樹脂複合
という仕様なのに、
別の会社では「すべてオプション」ということも。
6-3 付帯工事の抜けを見落とす
外構が入っていない
屋外給排水が別途
地盤改良が想定外
これらは後から100万〜300万円増える典型パターン。
6-4 営業担当を基準に選んでしまう
実際に建てるのは「営業ではなく現場」。
家づくりでは、
-
営業の知識
-
現場との連携
-
会社の体制
の方が重要。
6-5 相見積もりを取らずに決める
1社だけの見積もりでは判断が不可能。
実際には同じ30坪でも300万〜500万円差 が普通。
6-6 契約前に「外構・諸費用」を把握していない
住宅の見積書は 本体価格が安く見えるように作る ことが多い。
その裏で、
-
外構
-
地盤
-
仮設
-
換気設備
-
諸費用
が別途になっている。
6-7 総額ではなく月々で考えてしまう
住宅営業がよく使うトーク:
「月々このくらいですよ!」は危険。
重要なのは 総額負担 と ライフプランとの整合性。

見積もりを安くするには、ただ「値引きしてもらう」だけでは不十分。
むしろコストダウンは“本体” “付帯” “設備” の3つから考えるべき。
7-1 本体工事のコストダウン
① 面積を最適化する
-
「とりあえず広く」を避けるだけで100万〜300万円変わる。
② 形をシンプルに
-
凸凹の多い形は高くなる。箱型(総二階)が最もコスパ良い。
③ 断熱材の種類より施工精度
-
よく「セルロースがいい」「吹付がいい」と議論されるが、実は施工精度の方が圧倒的に重要。
7-2 付帯工事のコストダウン
① 外構は別業者に依頼する
-
住宅会社より 外構専門会社が圧倒的に安い。
② 地盤改良の見積もりは複数社に
-
地盤は業者によって平気で50万以上違う。
③ 仮設工事の内訳を分解
-
足場や仮設電気が「一式50万円」と書かれていると危険。
7-3 設備のコストダウン
① キッチン・浴室は“中グレード”が最もコスパ良い
-
高グレードは金額が跳ね上がる。
② 造作はコストかかる
-
素敵な造作家具” は割高。
-
既製品を上手に使うとコストが下がる。
③ 床材は無垢にこだわらなくても良い
-
最近の突板フローリングは高品質。

注文住宅の費用を正しく把握するためには、
“建物の金額”だけを見るのではなく、
家づくり全体に必要な総額を理解する必要があります。
多くの方が誤解しているのは、
-
見積書の金額=必要な予算
-
本体価格 × 坪数 ≒ 総額
-
ローンの借入額=建物価格+諸経費
という考え方です。
実際には、注文住宅の総費用は 見積書 3枚分の情報+個人の資金状況+将来の支出 を合わせて初めて正確に計算できます。
この章では、家づくりで最も重要な“資金計画の本質” を、プロの視点から体系的に解説します。
8-1. 注文住宅の総額は「建築費」+「土地」+「諸費用」の三本柱で決まる
まず大前提として、注文住宅で必要になる総額は以下で構成されます。
✔ 建築費
-
本体工事費
-
付帯工事費
-
諸費用
✔ 土地費用
-
土地購入代
-
仲介手数料
-
地目変更
-
水道引込費
-
浄化槽の場合は別途費用
-
解体がある場合は解体費
✔ 諸費用(共通)
-
ローン手数料
-
印紙代
-
登記費用
-
火災・地震保険
-
引越し費
-
家具家電
-
外構工事の一部
つまり、見積書に書かれているのは 全体の70%〜80%程度 で、実際には 総額で+500万〜1,000万円 が必要になるケースが非常に多いです。
8-2. 年収ごとに「無理のない住宅予算」はいくらか?
年収から考える安全ラインを以下に示します。
年収安全な借入目安月々の返済額(35年)住宅総額目安
※ボーナス返済なし/固定金利1.2〜1.5%前後で計算
✔ 返済比率は「20〜25%以内」が安心
返済比率(返済負担率)とは:住宅ローン返済額 ÷ 年収
一般的に
-
25%以内 → 安全
-
30% → 無理のない範囲
-
35%以上 → 生活圧迫の可能性
特に今後は教育費・車・保険・老後資金なども考慮し、
ローン返済は年収の25%以内 に収めるのが望ましいです。
8-3. “毎月の返済額”から逆算する方が必ず失敗しない
よくある間違いは、
-
「会社に借りられる額」を基準に予算を決める
-
「営業マンが組んだ資金計画書」で予算を決める
-
「ローンシュミレーション上の最大額」で家を建てる
こういった “借りられる額基準” の計画は、後々の生活を圧迫しやすく非常に危険です。
正しい順番は、
月々返せる金額⇨借入額(総額)⇨建築費(建物・土地・諸費用)
この流れ。
たとえば「月々9万円まで」と決めて計算すると、
-
35年ローン
-
金利1.3%
で借入上限は 約3,200万円。
そこから、
-
諸費用(200万〜250万)
-
土地代(1,000万〜1,500万)
を差し引くと、建物予算は 約1,500万〜2,000万円 が現実的。
このように、「月々いくらなら安心して払えるか?」 から逆算するのが失敗しない資金計画です。
8-4. 建物費用以外に「必ずかかるお金」を正しく理解する
注文住宅の資金計画が狂う最大の理由は、建築費以外にかかる費用を見落とす こと。
以下は、ほぼ必ず必要になる項目の一覧です。
【① 各種諸費用:100〜300万円】
-
登記費用
-
火災・地震保険
-
融資手数料
-
印紙代
-
水道加入金
-
引越し
-
家具・家電
-
網戸・カーテン
諸費用は意外と高額で、合計200万円前後になることも普通です。
【② 外構工事:100〜250万円】
注文住宅で見積書に含まれない典型例が外構。
-
駐車場
-
玄関アプローチ
-
フェンス
-
ブロック
-
花壇
-
門柱
-
ポスト
-
人工芝
これらは 別途見積もり扱い にされることが多く、リアルな相場は 100〜250万円。
【③ 地盤改良:0〜150万円】
-
表層改良
-
柱状改良
-
砕石パイル
地盤調査前の見積もりは、地盤改良費が “概算または入っていない” ため、後から 50〜150万上がる ことが多い。
【④ 解体工事:100〜200万円】
-
古家付き土地の場合は必須。
【⑤ 住宅ローンの初期費用:数万円〜数十万円】
-
銀行によって形式が違うため、事前に確認しないと想定より高くなりやすい。
8-5. 資金計画で「やってはいけない」3つの行動
❌ ① “総額ではなく坪単価だけ” を見て決める
-
坪単価は本体工事費のみのケースが多い。
-
付帯工事や諸費用を含めると大きく跳ね上がる。
❌ ② 営業マンの「このぐらいで建ちます」を鵜呑みにする
-
営業資料の多くは「広告用の目安」。
-
実際の総額とはかけ離れていることがある。
❌ ③ “予算ギリギリ” で進める
建築中に必ず
-
追加工事
-
設備グレードアップ
-
外構費の増加
が発生するため、余裕を見ておくことが絶対に必要。
8-6. 正確な資金計画は「第三者がチェック」するとズレがなくなる
見積もりバンクのサービスがまさにここに該当します。
第三者が見積書・諸費用・土地条件を総合で見ることで、総額のズレを限りなく減らすことができる ためです。
建築会社だけに資金計画を依頼すると、
-
自社に有利な内容で設計される
-
付帯工事が曖昧
-
諸費用が“後から追加”になりやすい
-
本音では言えないリスクが説明されにくい
という状況が起きがちです。
第三者チェックを挟むことで、
-
本体+付帯+諸費用の総額
-
外構や地盤の“見えない費用”
-
他社見積もりとの比較
-
値引きの妥当性
-
標準仕様の違い
を明確にできます。

― 第三者のプロが「正しい費用」「妥当な相場」を可視化します ―
注文住宅の費用は、営業担当のつくり方・
会社ごとの見積もりフォーマット・標準仕様の違いに大きく左右されます。
そこで重要なのが “第三者による専門的な診断” です。
見積もりバンクの各サービスは次の3つの悩みに応える構成になっています。
このページで理解したら、さらに詳しく学べる解説集

注文住宅の費用でよくある質問
Q1. 注文住宅の総額を最も正確に知る方法は?
A. 「本体工事費+付帯工事費+諸費用」をセットで見積もり比較することです。
特に付帯工事(外構・地盤・仮設)は抜け落ちやすく、
総額が 150〜300万円 上がる原因。
複数社の見積書を同じ条件にそろえて比較し、
第三者にチェックしてもらうと精度が最も高くなります。
Q2. 坪単価から総額は算出できますか?
A. おおよその目安は出せますが、坪単価=本体工事費だけであることが多く、
付帯工事・諸費用が含まれないため、総額は必ず別途確認が必要です。
Q3. 相見積もりは何社取るべきですか?
A. 最も合理的なのは 2〜3社。
情報量が増え、比較の精度が上がるためコストダウン効果も高くなります。
Q4. 付帯工事が見積書にない場合はどうすればいい?
A. 必ず提出を依頼してください。
外構・地盤・給排水・仮設工事が抜けると、100〜300万円後から増えます。
事前にセットで見積もりに入れてもらうのが鉄則です。
Q5. ハウスメーカーと工務店、どちらが安い?
A. 一般的には工務店のほうが安い傾向ですが、
標準仕様・性能・構造・監督品質で差が出るため、
単純比較は危険。
正しくは「仕様を揃えて比較」します。
Q6. 値引きは期待できますか?
A. タイミングと条件次第で可能ですが、
値引きよりも「見積書の内容が妥当か」を確認するほうが圧倒的に重要です。
Q7. 諸費用の目安は?
A. 総額の5〜10%(100〜300万円)が一般的。
ローン手数料・登記・保険・引越し費用などは必ず発生します。
Q8. 外構費はどれくらい?
A. 50〜200万円が一般的。
土地の形状・駐車場スペース・フェンスの距離などで大きく変わります。
Q9. 地盤改良費はどのくらい見ておくべき?
A. 20〜100万円が中心ですが、場所によっては150万円以上になることもあります。
事前に「地盤改良が必要だった場合の見積書」を出してもらうのが安全です。
Q10. 契約後に金額が増えるのはなぜ?
A. 外構・地盤・仮設工事・各種オプションの抜け漏れが主原因。
契約前に第三者チェックを入れると防げます。
注文住宅の費用は「総額」と「内訳」理解がすべて
注文住宅の費用は、
-
本体工事費
-
付帯工事費
-
諸費用
の3つで決まり、総額 2,500万〜4,500万円 が中心帯です。
しかし会社や営業担当で金額は大きく変わります。
✔ 坪単価だけで判断は危険
✔ 見積書には抜けやすい項目がある
✔ 付帯工事で +150〜300万円 は普通
✔ 相見積もりすると 100〜500万円 の差が出る
✔ 第三者チェックが最も安心
家づくりで後悔する最大の理由は「見積書の本質を理解しないまま契約してしまうこと」。
このガイドで全体像を理解した上で、必要に応じて専門家に相談し、納得できる住まいづくりを進めましょう。
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