注文住宅なのに建売みたい?失敗しない個性派デザイン実例10選
- 将士 飴本
- 7月8日
- 読了時間: 22分

目次
1: 注文住宅なのに建売みたい?失敗と後悔を防ぐために知るべきこと
注文住宅という言葉に、多くの人が“オリジsナル”や“世界で一つだけの家”という夢を託します。しかし実際には「注文住宅を建てたのに、どこか建売みたい」「思ったより普通で没個性」「期待した個性がなく、ダサい…」と後悔する人も少なくありません。この章では、なぜそんなギャップが生まれるのか、どこに落とし穴があるのかを専門家として具体的に解説します。

1-1: 「注文住宅なのに建売みたい」とは?その意味とよくある原因を解説
■ 用語解説:「注文住宅なのに建売みたい」の本当の意味
「注文住宅なのに建売みたい」という声は、住宅業界歴20年を超える私の元にも、施主や知人、SNS経由でたびたび届きます。
その多くは以下のパターンです。
せっかく自由設計を選んだのに、外観や間取りがありきたり
インスタやカタログで見た「理想」とはかけ離れた仕上がり
標準仕様の寄せ集めになり、個性やこだわりを反映できなかった
完成した家が近隣の建売住宅と区別がつかない
これは、単に「見た目」だけでなく、**“家づくり体験そのものに期待していた満足感が得られない”**という精神的な後悔にもつながります。
■ よくある原因3パターン
原因タイプ | 内容 | 具体例・現場の実話 |
設計打合せが表面的 | ヒアリング不足・家族の希望の深掘りが足りない | 「とりあえず標準プランで」と進み、個別要望が伝わらず |
会社の標準仕様に流される | オプションやカスタム提案が消極的 | 「標準で十分ですよ」と勧められ、こだわりポイントを諦める |
コスト優先で妥協が連発 | 予算調整で“普通”になり、結果的に無難な家に | 「ここを削れば安くなる」と削減指示が続出 |
現場アドバイス
「注文住宅=フルオーダー」と思い込むのは危険です。実際は“セミオーダー”に近い内容だったり、“標準化された設計”からの微調整しかできない会社も多い。施主主導で“どこまで自由か”“どこが既製品か”を確認することが必須です。
1-2: なぜ注文住宅が「普通の家」や「ダサい家」になってしまうのか
■ よくある失敗のメカニズム
注文住宅なのに建売みたい…と感じてしまう要因は「建築会社・設計担当の提案力」「施主側のリサーチ力」「コミュニケーションの質」の3つが大きく関与しています。
設計士・担当者が本気で“提案”していない 打ち合わせの中で「予算が厳しいなら…」と、無難なプランや既存の標準仕様を勧めて終わってしまう。
施主側が“イメージを具体化”できていない SNSや雑誌の写真を見て「こんな雰囲気」と伝えたつもりでも、設計側にうまく伝わらず、 結局“会社のいつものプラン”に落ち着いてしまう。
“住宅営業あるある”のトラップ 営業担当は“契約”がゴールになりがち。予算重視・オプション削減を進めた結果、外観や素材、間取りがごく普通の仕様に。
■ ダサい・普通すぎる注文住宅になりやすい具体例
外壁色・サイディングが近隣の建売と同じ
間取りが「田の字型」でどこかで見たことがある
外構が手つかず or “駐車場+最低限の門柱”だけ
キッチン・床材・ドアが標準シリーズのまま
現場からの警鐘
「家族で本気の議論をせず、“営業担当や設計士に丸投げ”した家ほど“建売みたい”と後悔する傾向が強いです。」
1-3: 建売感が出てしまう建物の特徴・失敗例とその理由
■ 建売感が強い家に共通する特徴
ポイント | よくある外観例 | 内装・間取り例 |
外壁・屋根の素材 | サイディング一色、切妻屋根、無難な配色 | リビング・和室・キッチン一直線の間取り |
玄関・窓の配置 | 玄関・窓が正面で左右対称 | 窓の大きさや位置が全て既製プラン通り |
エクステリア | 標準ブロック塀、既製品カーポート | 玄関収納やパントリーがほぼ同じレイアウト |
\➡ 関連記事:新築の外構費用相場と予算オーバーを防ぐポイント
■ 建売感を強める“失敗パターン”現場体験
外観色は無難な白・グレーのみ(他社建売と区別不能)
シンプルな四角い箱型(設計の自由度を活かしきれていない)
カタログからそのままの外観・内装
家具・カーテンも提案なく、自分で安価に済ませたため、生活感が強く個性ゼロに
■ 失敗例に学ぶ!注文住宅で後悔しないコツ
「この家は本当に“自分たちらしい”のか?」を打合せで何度も問い直す
打合せ記録・要望書は必ず書面化し、担当者と認識をすり合わせる
標準仕様だけで満足できない場合は、オプション予算を事前に確保
2: 注文住宅で“建売感”をなくすために大切な考え方

2-1: デザイン性や個性を生むための設計ポイント
■ まず「建売みたい」を定義し直す
本当に“建売感”をなくしたいなら、「自分たちにとっての“個性”とは何か」を深く考えることが出発点です。SNSや雑誌の流行に流されすぎると、「おしゃれ=個性的」と錯覚しがちですが、家族ごとに“自分らしい暮らし方”があるはずです。
■ デザイン性を高める設計の4つの柱
ポイント | 解説・現場ノウハウ例 | 具体的な質問・アクション |
外観の個性 | 一部外壁の素材や色を変える/屋根形状を工夫 | 「サンプル写真で比較」「異素材の実物を確認」 |
間取りの工夫 | 回遊動線・土間・吹き抜け・スキップフロアなど | 「生活動線・趣味・将来像まで書き出す」 |
窓・開口部の設計 | 窓の配置や大きさで外観・内観ともに印象を変えられる | 「SNSで好みの窓例を収集・共有」 |
外構・植栽の活用 | 建物本体+外構・植栽でトータルコーディネート | 「打合せ時点で外構も同時提案してもらう」 |
現場アドバイス
「“おしゃれ=高額”ではありません。たとえば玄関ドア1枚、バルコニーの手すり、外構の植栽に少し手を加えるだけで一気に“自分だけの家”になります。」
2-2: 外観・外構・外壁の工夫で見た目を差別化する方法
■ 外観差別化の具体的テクニック
ツートーン・異素材使い サイディング+一部タイルや木目調でアクセントを付ける。 色味や素材感が隣家とかぶらないだけで、建売感は一気に薄れる。
屋根形状や庇(ひさし)を活用 切妻屋根・片流れ・陸屋根・招き屋根などでシルエットを操作。 標準の“のっぺり”した屋根なら小庇を加えるだけでも印象アップ。
外構・植栽でトータル演出 建物本体だけでなく、駐車場・門柱・花壇・照明までセットでデザイン。 「外構工事を後回しにしない」のが成功のカギ。
■ 【実例比較】外観のちょい足しデザイン
比較項目 | 建売住宅でよくある例 | 注文住宅で差を付けるテクニック |
外壁 | 白・グレーの単色サイディング | 一部だけ異素材や色違いサイディング/タイル |
屋根 | 切妻・無難な形 | 片流れ・バルコニーや庇を大胆に |
玄関周り | 小さめの玄関+既製品 | ポーチや屋根・門柱の造作+植栽や照明を加える |
現場のプロの目線
「外構・門柱・植栽まで同時に計画するのは手間も費用も増えますが、“家の世界観”を守るためには絶対に譲れない部分。営業トークで“外構は後で”と先送りされそうになったら、**“見た目優先で全部セットで見積もり”**をもらいましょう。」
2-3: 内装・間取りで普通すぎる新築から脱却するコツ
■ 「普通」な内装にしないためのチェックリスト
フローリング材・壁紙の標準を疑う → 人気柄や無難な色ばかりでなく、一部でも個性を出せるか提案をもらう
天井・ドア・建具の色味・形状にもこだわる → たとえば天井のクロスだけ色を変える、室内窓を設ける等
生活動線・家事動線・収納配置を“自分仕様”にする → ハウスメーカーの“ベストプラン”を鵜呑みにせず、家族の生活を紙に書いて要望を明確化
■ 実体験:脱「普通の家」を叶えた施主の声
「最初は営業さんの提案通りに決めそうになったが、SNSで好みの内装事例をピックアップして相談したところ、床材のグレード変更、造作棚、照明の位置やスイッチの高さまで自分たちらしさが出せて、“この家は自分のもの”という実感が強くなりました。」
プロの補足アドバイス
「小さな工夫の積み重ねが、“注文住宅 なのに 建売みたい”という後悔を確実に減らします。設計士・営業との打ち合わせは“提案を受けるだけ”でなく、“こちらからも情報発信”する意識が大切です。」
3: 建売住宅と注文住宅の違いを比較。不動産視点で読み解く

3-1: 建売住宅と注文住宅の違い・自由度・価格・コストを整理
■ 定義と根本的な違い
項目 | 建売住宅 | 注文住宅 |
設計の自由度 | ほぼゼロ(プラン・仕様固定、変更ほぼ不可) | 間取り・仕様・外観まで基本的に自由 |
販売方式 | 土地+建物セット、完成済み or 着工中 | 土地購入+自由設計で“家づくり参加型” |
価格の明瞭さ | 総額一括表示・追加費用が少ない | 設計・仕様次第で大きく変動(コスト調整可能) |
購入者層 | “早くマイホームがほしい”層・初めての購入が多い | こだわり派・暮らしの質や将来性重視の層 |
住宅ローン | 進行もシンプル(完成品への融資) | 土地・建物分けて契約、融資段階も複雑 |
現場コメント
「建売住宅は“合理性・コスパ”重視。一方で注文住宅は、設計の自由がある反面“予算オーバー”“決め疲れ”が起きやすい。“注文住宅 なのに 建売みたい”と感じるのは、自由度を活かせなかった時です。」
\➡ 関連記事:失敗しないための住宅ローン資金計画案
3-2: 「合理的で普通の間取りが一番」は本当?良い物件選びのポイント
■ 普通の間取り=本当にベスト?
よく「住みやすい家は結局みんな似てくる」と言われます。確かに動線・収納・採光・耐震など合理性を追求すれば、多くの“建売住宅の間取り”と似たプランが選ばれがちです。しかし、本当の「暮らしやすさ」は“自分たち家族の価値観”によって違うのです。
■ 失敗しない「間取り選び」の3つの原則
家族の生活動線を書き出す 朝起きてから夜寝るまで、誰がどの部屋をどう使うかをリアルにイメージ。
譲れないポイント・妥協できる点を明確に 「この収納だけは絶対」「リビングの広さは妥協できる」など、優先順位付け。
“変化”への対応力も考慮する 子どもの成長や家族構成の変化、テレワークなど、将来のライフスタイルを反映。
■ 現場アドバイス
「“合理性”は大事だけど、建売と同じでは満足度が落ちやすい。“普通”の中にも“自分だけの工夫”を1つでも加えることで、注文住宅ならではの満足感につながります。」
3-3: 建売感をなくす住宅設計で意識したいコストと予算のバランス
■ 注文住宅のコスト管理の現実
注文住宅は「どこまでもこだわれる」反面、オプション追加・素材アップグレードで予算が膨張しがちです。逆に、コストを抑えようとして“標準プラン”や“既製品”ばかり選ぶと、“建売みたい”な仕上がりに。
コスト調整方法 | メリット | デメリット・注意点 |
予算上限を最初に決める | 金銭的な安心感、計画的な進行 | 妥協が増えて個性が出しづらい |
一部にこだわりを集中投下 | 外観やLDKなど目立つ部分にお金をかける | 他の部分が“普通”になりギャップが目立つ |
標準+プチオーダーの活用 | コスパ良く差別化 | “中途半端”な印象にならない工夫が必要 |
■ コストバランス成功例(現場実例)
外観と玄関アプローチにだけ本物の素材(タイルや木)を使い、内装は標準仕様中心でコストカット
吹き抜け・スキップフロアなど“1点豪華”な設計を加え、他は無理せず標準設備に
外構・家具・カーテンを竣工後にこだわり、最初は本体工事中心に予算集中
現場アドバイス
「“全部盛り”にせず“ここだけは絶対に!”を最初に家族で決めると、結果的に建売感のない自分らしい家に。“注文住宅 なのに 建売みたい”とならない一番のコツは、バランス感覚にあり!」
4: “ダサい注文住宅”を回避!こだわりデザインを実現する方法

4-1: 素材・カラー・屋根・外観形状の選び方と注意点
■ 外観デザインの印象を決める4大要素
素材 サイディング(窯業系・金属系)、タイル、塗り壁、木板張り、モルタルなど、素材の違いは見た目にも耐久性にも直結。 コストを抑えたい場合も「一部アクセントだけ高級素材に」という“ミックス使い”が有効です。
カラー 外壁色は“無難な白・グレー”を選びがちですが、玄関ドアやバルコニー、サッシ部分にポイント色を入れると一気に印象が変わります。 実際の街並みや隣家とのバランスも重要で、周囲と被らない色調やツートーン配色を検討しましょう。
屋根形状 切妻、寄棟、片流れ、陸屋根…屋根のカタチひとつで「建売っぽさ」は劇的に変化。 たとえば片流れ×軒天木目×フラット玄関ポーチなど、ディテールで個性を出すのがコツ。
外観形状 シンプルな箱型でも「窓配置」や「凹凸」「庇の出し方」「バルコニーの見せ方」で一気に変わる。 複雑にしすぎず“ワンポイント主義”が長く愛せる外観づくりのコツ。
■ 専門家が推奨する“建売感ゼロ”の外観テクニック
項目 | チェックポイント | 実例・アドバイス |
素材の選び方 | 1面だけ異素材、1階と2階で色分け | バルコニー下に木調サイディングをワンポイント追加 |
カラーリング | ツートーン配色、玄関・サッシ・軒天だけ色を変える | サッシをブラックで締めるとモダン感がUP |
屋根デザイン | 屋根の向き・勾配・出幅に工夫 | 軒の出・片流れ・小庇でアクセント |
窓・バルコニー | 窓の大きさと位置、バルコニーの“見せ方” | 正面にFIX窓、バルコニー手すりを造作風に |
現場アドバイス
「実際に“外観にこだわった家”は、建築後5年10年経っても『やっぱりこの家にしてよかった』と施主の満足度が高い。安易な“標準仕様丸投げ”は後悔のもと。」
4-2: 内装・フローリング・天井など部分ごとのデザイン工夫
■ 内装デザインの“失敗しない選択術”
フローリング材のこだわり 複合フローリングと無垢材、色・幅・ツヤの違い、オークやウォールナットの表情など“質感”の選択が個性を作る。 「1階だけ」「リビングだけ」無垢材を採用し、他は標準仕様でコストバランス。
天井・建具・巾木など細部に遊び心を 天井クロスの貼り分け、梁見せ・勾配天井、リビングにアクセントクロスを1面だけ入れるなど、メリハリを付けることで“建売感”は激減。
照明・スイッチの配置とデザイン ダウンライトだけでなく、間接照明やペンダント照明も一部採用する。スイッチやコンセントの高さ・デザインも指定。
収納・造作家具の工夫 造作棚、ニッチ、洗面台の下台やカウンター、シューズクロークの見せ方…「ここだけは!」のスペースに個性を盛り込む。
■ 実際の施主事例とプロからのポイント
「モデルハウスの内装に感動し、標準仕様との差を徹底比較。結果的に床・壁・照明をカスタムし、家族や来客の反応も上々。“注文住宅 なのに 建売みたい”という不満ゼロでした。」
4-3: 家族構成・ライフスタイルに合わせた自由度の高い設計アイデア
■ 家族の数だけ正解がある
子育て世帯: リビング階段・ファミリークローク・スタディスペース・収納一体型キッチンなど、動線重視&時短を叶える間取り。
共働き・在宅ワーク世帯: ワークスペース・テレワーク用個室・ランドリールーム・室内干し空間、家事ラク設計のアイデア。
二世帯・将来を見据えた家族: 1階に親世帯の個室、将来分離できる2ドア1ルーム、バリアフリー対応や玄関2WAY設計なども。
■ 実例アイデアまとめ
タイプ | 実例アイデア | プロのアドバイス |
子育て世帯 | LDK直結の大型収納、玄関横手洗い、広い洗面室 | 成長に合わせて変更できる可変性も重視 |
共働き世帯 | キッチン横パントリー+ワークスペース | 照明やコンセント位置も将来を想定して |
二世帯住宅 | 玄関2WAY、音・動線ゾーニング | プライバシーと交流のバランスに配慮 |
現場アドバイス
「カタログ・標準プランを“なぞる”だけでは、決して自分たちらしい家にはならない。“この家族でしかできない”暮らし方を、打合せでしつこいくらい設計士に伝えることが“建売みたい”の最大の防止策です。」
5: 新築注文住宅で“建売みたい”とならない個性派デザイン実例10選

5-1: 実例1:スタイリッシュ外観で建売感なし注文住宅
■ 外観で「私たちだけの家」を実現したケース
【基本データ】延床34坪/夫婦+子供2人/片流れ屋根+ガルバリウム外壁
【個性派ポイント】道路側はタイルと木目サイディングをツートーンで大胆に貼り分け。玄関ドアは造作デザイン、黒サッシで締めて高級感を演出。
【建売感排除のコツ】外構計画も同時進行し、アプローチと門柱・宅配ボックスまでセット提案。
【プロの解説】「外壁・玄関・外構を“1セット”で設計した家は、どこから見ても“建売みたい”と絶対言われません。」
5-2: 実例2:内装にこだわったおしゃれリビングの新築
■ リビング空間で“普通の家”を超えた例
【基本データ】延床30坪/共働き夫婦+子供1人/吹き抜け+オーク無垢床
【個性派ポイント】造作テレビボード+間接照明+アクセントクロスの貼り分け。
【建売感排除のコツ】天井高を2.7m確保し、梁見せ+鉄骨階段で縦空間の広がりを体感。
【施主の声】「ショールームの標準仕様では物足りず、打ち合わせで自分たちの好きな雰囲気を写真で伝えました。結果、唯一無二のリビングに!」
5-3: 実例3:建売と差別化できるオリジナル間取り
■ “建売と全く違う”暮らしやすさの実現
【基本データ】延床37坪/夫婦+子供2人/回遊動線+土間収納
【個性派ポイント】玄関土間からパントリー、キッチン、洗面、リビングへ抜けられる回遊動線。生活動線と収納をとことん追求。
【建売感排除のコツ】「暮らしやすさ」を設計士と徹底的に議論し、家族ごとの動線表を作ってオーダー。
【プロの解説】「間取りの自由度こそ注文住宅最大の武器。“ありきたりな田の字型”から脱却できるかが満足度を分けます。」
5-4: 実例4:独自の外構デザインで選ばれる注文住宅
■ “外構からカッコいい”を徹底
【基本データ】延床32坪/夫婦+子供1人/片流れ屋根+広いウッドデッキ
【個性派ポイント】L字型アプローチ・宅配ボックス・照明・植栽計画をトータルコーディネート。
【建売感排除のコツ】門柱・フェンスは既製品を使わずオリジナル造作。外構だけで100万円追加する価値を実感。
【施主の声】「外構を本体と同時進行で打ち合わせ。入居時から“見栄え”と“使い勝手”両方満足です。」
5-5: 実例5:個性的な素材・建材で魅せる住宅
■ 「素材の表情」でオンリーワンを演出
【基本データ】延床29坪/DINKS/塗り壁×無垢床×アイアン階段
【個性派ポイント】外壁に塗り壁材を採用し、経年美も楽しめるデザイン。床は節ありオーク、階段手すりは黒アイアンの造作仕上げ。
【建売感排除のコツ】「素材見本」を実物で確認し、選定段階からこだわり抜いた。
【プロの解説】「サンプルの写真やカット材ではなく、実際の現場見学で素材感を体感し、迷ったら“本物志向”で選ぶのが後悔しないコツ。」
5-6: 実例6:屋根・カラーコーディネートで印象アップ
■ 外観を“映える”家にした決定打
【基本データ】延床33坪/夫婦+子供1人/寄棟屋根+アクセント壁
【個性派ポイント】2階の一部に異色タイル貼り、サッシ・雨樋・破風をブラックで統一しシャープな印象。
【建売感排除のコツ】周囲の家を全て写真で撮影し、「かぶらない色」を採用。カラーシミュレーションを複数パターンで提案。
【施主の声】「標準色のグレーで進みそうだったが、現場見学とパース比較で納得して決断。結果、唯一のカラーリングに。」
5-7: 実例7:合理性とデザイン性両立のコンパクト物件
■ 小さくても“建売感ゼロ”を目指した家
【基本データ】延床25坪/単身orDINKS/箱型+吹き抜けリビング
【個性派ポイント】外壁にガルバリウム2色使い、天井高2.7m+大型FIX窓、キッチン背面に造作収納。
【建売感排除のコツ】限られた面積の中で“自分の好き”を優先し、間取りと外観に緩急を。
【プロの解説】「面積を妥協しても“デザイン”や“動線”で満足度UP。“狭い=建売っぽい”は時代遅れです。」
5-8: 実例8:フローリング・天井で雰囲気を演出する工夫
■ “床・天井”で印象がガラリと変わる
【基本データ】延床28坪/夫婦+子供2人/勾配天井+オーク床+梁見せ
【個性派ポイント】リビング天井の一部を板張り、間接照明で柔らかい雰囲気。各部屋ごとに床材・色を変えて遊び心を演出。
【建売感排除のコツ】建築模型やパースをフル活用して事前イメージを明確化。
【施主の声】「天井と床の組み合わせ次第で空間の“格”が大きく変わると実感しました。」
5-9: 実例9:家族のこだわりを反映!住み心地重視設計
■ 暮らしやすさも個性のひとつ
【基本データ】延床35坪/家族4人/回遊動線+家事ラク
【個性派ポイント】洗面・脱衣分離、室内干しランドリールーム、キッチン横ファミリークロークなど家事動線徹底重視。
【建売感排除のコツ】「家事動線・生活動線のストーリー」を担当者にプレゼン資料化して伝達。
【プロの解説】「生活のリアルに“設計力”をぶつけると、“建売みたい”とは言われません。」
5-10: 実例10:自然素材&個性派外構の注文住宅
■ 長く愛せる“経年美”をデザインに
【基本データ】延床31坪/ご夫婦+ペット/塗り壁×木製フェンス×植栽計画
【個性派ポイント】外壁は真っ白な塗り壁、アプローチにコンクリート洗い出し+枕木、樹木とグラス系植栽を大胆配置。
【建売感排除のコツ】“外観写真コレクション”をつくり、設計初期からイメージ共有。建物本体+外構のトータルバランスで予算配分。
【施主の声】「外観・植栽まで全部一緒に打ち合わせしたから、完成時の満足度が圧倒的!」
6: よくある質問・読者からの回答まとめ|注文住宅建売感のギモン解決

6-1: Yahoo!やブログで多い質問にプロが回答
Q1. 注文住宅を建てたのに「建売みたい」と言われるのはなぜ?
A:「外観や間取りが無難すぎる」「標準仕様から大きく外れていない」「外構や色使いに個性がない」場合、“建売感”が出やすいです。ポイントは「どこにこだわるか」「誰とどれだけ深く打ち合わせしたか」。設計段階で写真・サンプル・イメージボードを積極的に使いましょう。
Q2. 標準仕様ばかり選んだら建売みたいな仕上がりになりますか?
A:なりやすいです。ただし「部分的な素材・色・間取り」に1~2カ所でも自分流のこだわりを入れると劇的に印象が変わります。逆に全部盛りオプションも“やりすぎ感”が出やすいので、バランス感覚と優先順位を持つのがプロのコツ。
Q3. 外観の差別化ってお金がかかりませんか?
A:工夫次第で予算を抑えて個性を出すことは十分可能です。“1面だけ異素材”や“玄関だけ色を変える”“外構の一部だけ造作”など、ピンポイント投資が効果的です。また初期計画から外構を含めた総額で予算取りするのが賢いやり方。
Q4. 住み始めてから「やっぱり普通の家だった」と後悔しないためには?
A:“家族会議→要望の書き出し→イメージの共有→担当者と徹底すり合わせ”の4ステップが鉄則です。迷ったら「その要望は本当に必要?」と冷静に見極め、“記録”を必ず残しましょう。最初の数年は気にならなくても、5年後10年後に差が出ます。
Q5. 建売感のない家はリセールやリフォームでも有利?
A:「奇抜すぎる家」は再販やリフォームで苦労する場合もありますが、“程よい個性とバランス”が取れた家は資産価値も高く、住み替え・賃貸化でも有利です。外観・間取りが時代遅れになりにくい工夫(可変性・収納力・外構計画)が重要です。
6-2: 注文住宅なのに普通の家に…後悔しないためのアドバイス
とにかく“打ち合わせ記録”を残すこと 提案書や図面、仕様書、メールや議事録まで必ず保管。
SNSやモデルハウス写真は“見せる道具”として活用 言葉だけでなく、イメージ画像で“こうしたい!”を具体化。
“優先順位リスト”をつくり、家族・設計士と共有 最初に「絶対ゆずれないこと」「できれば叶えたいこと」「妥協できること」を可視化。
“自分たち家族だけの暮らし”を書き出す 間取り・収納・趣味・働き方など、細かい要素を紙に全て書き出す。
6-3: リフォーム・リセール時の見た目と価格の違い
■ “個性的すぎ”のリスクと“程よい個性”の強み
極端に独特な間取りや外観、流行に左右されすぎる素材は、リセール時に買い手が限られる場合も。
反対に、外構・玄関・リビングなど“見せ場”にだけ個性を集中し、他は“標準”や“可変性ある間取り”ならリフォームも楽で資産価値も下がりにくい。
■ プロがすすめる“将来も安心”の家づくり
将来の手直しや住み替えも想定し、「間取り変更が簡単」「収納や設備の追加が容易」「外観が時代遅れにならない配色や形状」を意識。
“流行”より“暮らしやすさ”と“将来の変化への対応力”を最重視。
現場のプロからの総括アドバイス
「注文住宅 なのに 建売みたい…と後悔しない一番の方法は、“今の自分たちの幸せ”と“将来の柔軟性”を両立させる工夫です。迷ったら専門家や家を建てた先輩の意見も聞きながら、“納得するまで打合せを続ける”のが、家づくりで絶対に後悔しない鉄則です。」
7: まとめ|注文住宅で理想の住まいを実現するために大切なこと

注文住宅は「自分たちらしさ」「理想の暮らし」を叶えられる、人生で最大級の“自己実現の場”です。しかし、“注文住宅 なのに 建売みたい”という後悔や「普通で没個性」「期待したワクワクがない」といった声が絶えないのも事実。この矛盾をどう乗り越えるか――それは**“こだわり”と“現実的なバランス”**、“情報収集”と“意思表示”を徹底することに尽きます。
■ 本記事のポイント総まとめ
「何を理想とするか」を家族で深く話し合う インスタ映えや“流行”ではなく、“自分たちが本当に心地よい”暮らしを可視化し優先順位を整理。
標準仕様・オプション・外構…全てを“自分ごと”でチェック 設計士や営業に「おまかせ」せず、主導権を持って小さなパーツまで確認・質問を惜しまない。
部分的なこだわりでもOK!バランス感覚が大切 外観の一部、内装の1室、間取りのワンアイデア…どこか一つでも自分らしさを全力で。
予算・家事・将来設計まで“現実”もきちんと見据える 家は“今”だけのものではない。可変性・収納力・家事動線やリセールも冷静に評価。
打ち合わせ記録・イメージ資料をフル活用 SNSやカタログ、現場写真を活用し、“こんな感じ!”を伝える道具を集めて徹底的に共有。
迷ったら“今しかできない経験”を選ぶ勇気を 住宅営業・設計の立場から見ても、「妥協せず納得するまで検討した家ほど、住み始めてからの満足度が圧倒的に高い」です。
■ プロからの最後のメッセージ
「注文住宅なのに建売みたい」と後悔しないための最強の防衛策は、“理想の暮らし”を“現実の図面・仕様・予算”へ一つずつ落とし込み、主役意識を持って家づくりを進めることです。
すべてがオリジナルでなくてもいい。自分と家族にフィットした“ただひとつ”が正解。
専門家の知恵を借りつつ、“納得するまで妥協しない”粘り強さを大切に。
10年後・20年後も「この家にして良かった」と言えるために、「家づくり=自分たちの人生そのもの」と考え、このブログが少しでもあなたの納得の住まい実現の一助となれば幸いです。
★【付録】「注文住宅 なのに 建売みたい」と後悔しない!セルフチェックリスト
家族で“理想の暮らし”をしっかり話し合ったか?
こだわりポイントは具体的に設計士へ伝えたか?
標準仕様・オプション・外構の違いを全て把握したか?
予算配分とバランスを意識したか?
打ち合わせ・議事録・イメージ資料をきちんと残したか?
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だからこそ、第三者の視点でチェックすることが大切です。
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