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新築一軒家、実際にかかる費用とその相場を徹底解説

更新日:6月2日


新築一軒家、実際にかかる費用とその相場を徹底解説

目次


1. 新築一軒家購入の全貌

新築一軒家購入の全貌

1-1. 新築一軒家とは?基本情報の理解

新築一軒家とは、誰も住んだことがない、完成直後もしくは未完成の「一戸建て住宅」を意味します。

主に注文住宅と建売住宅に分類されます。


  • 注文住宅:土地を自分で用意した上で、間取りや仕様、設備を一から打ち合わせて自由設計で建てる家。施主の理想が最大限反映されるオーダーメイド。

  • 建売住宅:不動産会社やハウスメーカーが土地付きで既に建てた家(もしくは完成前物件)を分譲。価格や仕様が決まっており、購入から入居までがスピーディ。


新築一軒家の特徴

  • 最新の省エネ・耐震・断熱性能など国の基準を満たす

  • 瑕疵担保責任(原則10年)があり、安心して住み始められる

  • 住宅ローン減税や補助金など、優遇策が多数

  • 将来の資産価値の維持(特に都市部や好立地の場合)

  • 新しい設備・間取りで生活の快適性UP


体験談

「子供が生まれたのをきっかけに、理想の家を建てたいと注文住宅を選びました。自分たちの要望を全部詰め込めて大満足。住宅ローン控除なども利用でき、思ったよりコスト負担は小さかったです。(30代共働き夫婦・埼玉県)」「転勤族でずっと賃貸でしたが、子供の進学タイミングで建売を購入。打ち合わせ不要、即入居できて転校や通勤もスムーズ。設備も最新でストレスフリーです。(40代男性・大阪府)」

1-2. 新築一軒家を購入する理由

新築一軒家は「人生最大の買い物」と言われるほどインパクトの大きい選択です。その理由はさまざま。


よくある購入動機

  • 子育て・教育環境の充実:安心・安全な生活環境を子供に提供したい

  • 賃貸脱却・資産形成:毎月の家賃を「自分の資産」に変えたい

  • 老後・将来設計:バリアフリーや広いリビングなど、将来も安心して住める家

  • ライフスタイル追求:ペット可、趣味部屋、テレワークスペース、開放的なリビング

  • 税制・補助金メリット:住宅ローン減税・贈与税非課税枠・各種補助金

  • 住み替え・相続対策:古い家の建て替え、両親との同居・二世帯住宅


家族ごとのリアルなきっかけ

家族構成例

きっかけ

新築一軒家で重視したポイント

共働き夫婦+子供2人

賃貸の家賃がもったいない

通勤・学区・子育て環境

親+祖父母+子供

親世代の老後のため

バリアフリー・二世帯

DINKS

趣味と在宅ワーク重視

書斎・防音・開放感

体験コラム

「定年後の平屋注文住宅に建て替え。冬も暖かく掃除しやすい間取りで、夫婦ともども快適です。資産価値を気にして立地は譲りませんでした。(60代ご夫婦・岡山市)」

1-3. 新築一軒家のメリットとデメリット

メリット

  • 設備・性能・耐震性が「今」の基準で最先端

  • 10年保証や長期修繕計画、アフターサービスが手厚い

  • 家族構成やライフスタイルに合わせて“理想の家”が実現

  • 住宅ローン減税や「すまい給付金」などの金銭的メリット

  • 維持費がしばらく低く抑えられ、メンテナンスの心配が少ない


デメリット

  • 購入費用が高額になりやすい(特に注文住宅・都市部)

  • 建築までに半年~1年以上かかるケースも(注文住宅の場合)

  • 間取りや仕様の打ち合わせが多く、手間と時間がかかる

  • 固定資産税・都市計画税など税負担が毎年発生

  • 住み替え・転売の際、タイミングや地域によって資産価値が目減りすることも


表で比較

項目

メリット

デメリット

購入費用

ローン控除・補助金あり

初期費用高

性能・仕様

最新・高機能

好み反映にコスト・手間

資産価値

維持しやすい

地域による下落リスク




2. 新築一軒家を購入する際の費用

新築一軒家を購入する際の費用

2-1. 新築一軒家の費用内訳とは

新築一軒家にかかる費用は**「本体工事費」+「付帯工事費」+「諸費用」+「土地代」で構成されます。

すべてを把握しておかないと予算オーバーや資金ショート**のリスク!


【本体工事費】

  • 建物自体の工事費。基礎・構造・内外装・標準設備(キッチン・バス・トイレ等)を含む

  • 標準的な30坪戸建で1,800~2,600万円が目安


【付帯工事費】

  • 地盤改良費、外構(門・フェンス・駐車場)、給排水・ガス・電気の敷設費など

  • 200~400万円程度。地盤状況や外構の内容で大きく変動


【諸費用】

  • 登記(所有権保存・抵当権設定)、火災・地震保険、ローン手数料・保証料、印紙税

  • 家具・家電・カーテン・引越し費用なども計上必須

  • 全体の7~10%、150~300万円前後


【土地代】

  • 土地購入済みの場合は不要だが、都心部では2,000万円以上、地方や郊外では数百万~1,000万円台


2-2. 土地ありの場合の費用シミュレーション

土地が既にある場合、【建物本体・付帯工事・諸費用】のみで家が建つため、コスト面で大きなアドバンテージ。

ただし、「解体費用」「地盤改良費」「造成・整地」「水道引込」など土地状態による追加費用も発生しがちです。


シミュレーション例(30坪・標準仕様・地方都市)

項目

金額(目安)

本体工事

2,200万円

付帯工事

250万円

諸費用

150万円

合計

2,600万円

※地盤改良なし、外構はシンプルな場合。解体や盛土が必要な土地では+100万円以上。


体験ストーリー

「相続した土地で家を建てたので、建物以外のコストを想定より抑えられました。外構やカーテンまでしっかり見積もったことで、追加工事費も最小限にできました。」(40代・山梨県)

2-3. 新築一軒家の諸費用について理解する

諸費用は「見えにくい出費」の代表格。建物価格だけを見ていると、総予算が大幅オーバーになることも。


主な諸費用

  • 登記費用:所有権保存・移転、抵当権設定(司法書士報酬含む)…20~40万円

  • 火災・地震保険:10年一括または分割で10~30万円

  • ローン事務手数料・保証料:10~20万円(金融機関・条件で差)

  • 印紙税・登録免許税:1~10万円

  • 家具・家電・カーテン:30~100万円

  • 引越し・仮住まい費用:5~30万円

  • 地鎮祭・上棟式・近隣挨拶など:10~20万円


注意!

「すべて込み」や「一式」の見積もりには含まれないことが多いので、個別に必ず確認を。


FAQ

Q. 諸費用を抑えるコツは?

A. 事前にリストアップし、できるだけ自己手配(カーテン・家電・引越し業者比較等)で費用圧縮。火災保険は比較サイトで一括見積もりもおすすめ。



3. 新築一軒家の相場とその推移

新築一軒家の相場とその推

3-1. 新築一軒家の全国平均価格

新築一軒家の費用相場は「建物のみ」か「土地付き」かで大きく変わります。また年度ごとに資材高騰や人件費増加、仕様グレード向上による値上がりが続いています。

年度

建物のみ平均

土地付き平均

2022

3,200万円

4,500万円

2023

3,350万円

4,700万円

2024

3,450万円

4,850万円

年間推移・解説

  • 建物価格は年々100万円以上上昇。特に2021年以降はウッドショック(木材高騰)、エネルギー価格高騰、物流コスト増が影響。

  • 土地価格も都心部を中心に上昇傾向。地方や郊外では横ばい〜微増。

  • 設備・仕様の高性能化(ZEH/太陽光/全館空調など)が標準化しつつあることも平均価格上昇の要因。


体験コラム

「2020年に計画したときは2,700万円台だったのに、数回の仕様変更で最終的に3,200万円になりました。値上がりをリアルタイムで感じた体験でした。(30代・千葉県)」

3-2. 地域別相場の違いと特徴

新築一軒家は「土地代+建物代」だけでなく、地域性が大きく影響します。

都市部と地方、郊外では数百~数千万円の差が出ることも珍しくありません。

地域

建物価格(30坪)

土地代目安

特徴

首都圏

2,500~3,500万円

2,000~5,000万円

人気エリアは土地が高額

関西圏

2,200~3,000万円

1,000~2,500万円

駅近は高め

地方都市

1,800~2,700万円

300~1,200万円

土地が広く、坪単価が低め

郊外・農村

1,300~2,000万円

100~700万円

シンプル仕様が主流

解説

  • 地方では延床面積30坪~40坪でも土地が安いため、トータルコストを抑えやすい。

  • 都市部の新興分譲地や駅近物件は土地代が建物費用を上回るケースも。


体験談

「郊外の駅徒歩15分で土地付き4LDKが3,200万円。都心なら同じ価格で建売の2LDKがやっと。地元と都心でここまで差があるのかと驚きました。(20代夫婦・名古屋市)」

3-3. 新築一戸建ての価格の推移

2020年以降、ウッドショック(木材の価格高騰)、資材不足、人件費増加など外的要因で建築費が急騰しました。

  • 2020年:平均2,800万円台(建物のみ)→ 2024年:3,400万円台へ

  • 新築一軒家の設備仕様が全体的に高品質化し、太陽光・全館空調・制震構造・ZEH住宅の普及も相場を押し上げ

  • 都市部は「建物2,000万円+土地3,000万円」も珍しくない。

  • 「今が高値」とも言われるが、資材価格の下落はまだ見通し不透明。


コラム:今後の新築一軒家相場はどうなる?

専門家の多くは「しばらく高止まり」と予想。理由は…

  • 日本の人口減少で長期的には需要減の見通しだが、短期的には高性能住宅ニーズ増・労働人口不足で建築費は下がりにくい。

  • 各種補助金(ZEH・子育て支援など)で「買い時」をサポートする動きも多い。

  • 資材・人件費・円安トレンドにより相場の下落は限定的。


【FAQ:今後相場が下がることはある?】

Q. 「値下がりを待つべき?」

A. 短期的な大幅下落は見込み薄。むしろ金利や補助金制度の変化、物価上昇で「今のうちに行動」した方が結果的に得になるケースも多いです。



4. 新築一軒家の維持費とその目安

新築一軒家の維持費とその目安

4-1. 維持費の種類と具体例

新築一軒家は「建てて終わり」ではありません。維持費(ランニングコスト)も事前にシミュレーションしておくことが大切です。

項目

年間目安(30坪例)

ポイント

固定資産税

10~15万円

評価額やエリアで変動

都市計画税

2~4万円

市街化区域の物件のみ課税

修繕費

5~10万円

屋根・外壁・水回りなど10年サイクルで修繕

火災保険

1~3万円

建物価格・補償内容・立地で変動

光熱費

15~30万円

オール電化やZEH化で削減も可能

その他

不定期

シロアリ対策・排水清掃・植栽剪定など

メンテナンススケジュール例

  • 10年目:外壁・屋根点検(塗装or葺き替えで数十万円~)

  • 15~20年目:給湯器・トイレ・システムキッチン等の交換

  • 5年ごと:シロアリ防除、エアコン洗浄

  • 新築時は「将来の大規模修繕」用に月5,000円~1万円の積立が理想


体験談

「新築10年目で外壁塗装に120万円。長期計画していたので問題なかったですが、積立をしていなかった友人は急な出費で困っていました。」

4-2. 固定資産税や都市計画税について

固定資産税は土地・建物の評価額に応じて課税され、都市計画税は主に都市部や市街化区域内の物件に課税されます。

  • 新築住宅の建物部分は3~5年間、1/2に減額される特例あり(条件要確認)

  • 土地部分は評価額や利用区分で差が出る

  • ZEHや長期優良住宅等、特定性能住宅は優遇措置拡大

  • 年度ごとに納税通知が届くので、口座振替や納付書で支払う




5. 新築一軒家購入における資金計画

新築一軒家購入における資金計画

5-1. 全体の資金計画と予算の立て方

新築一軒家を買う際は「総額」をしっかり押さえることが最重要。


資金計画の3大原則

  1. 建物+土地+諸費用+引越し+家具家電=“総額予算”で管理

  2. 教育費や老後資金など、将来支出も同時にシミュレーション

  3. 返済負担率は手取り年収の20~25%が安心ライン


資金計画の流れ

  • ① 家族の収入・支出・貯蓄状況を整理

  • ② 住宅ローン審査前に「毎月いくら返せるか」を明確にする

  • ③ 総予算内で「頭金」「諸費用分」を先取りしておく

  • ④ 複数社から見積もりを取得・比較し、「最終予算表」を作成

  • ⑤ 計画に“バッファ”を設けておく(追加工事や変更費用分)


シミュレーション例

年収

安心の借入額目安

毎月返済額(35年・金利1.3%)

400万円

2,000万円

62,000円

600万円

3,000万円

92,000円

800万円

4,000万円

123,000円


5-2. 補助金や優遇措置の活用方法

国や自治体は新築住宅購入を積極的に後押ししています。補助金や減税制度は必ず活用しましょう。


主な補助金・優遇制度

  • 住宅ローン減税:年末ローン残高の0.7%(最大13年間控除/2024年時点)

  • すまい給付金:収入や家族構成で10~50万円(要件あり・2024年終了見込)

  • ZEH補助金:高断熱・高気密住宅に最大100万円程度

  • 子育て・移住支援金:自治体ごとに条件・金額異なる

  • 贈与税非課税枠拡大:親・祖父母から住宅資金援助を受ける場合、最大1,000万円まで非課税(時限措置)


活用のポイント

  • 申請タイミング・条件・必要書類を事前に確認

  • 補助金は年度で変更・終了することがあるので“最新情報”のチェックを

  • 補助金・控除を見込んで「自己資金計画」を組み立てるのがおすすめ


5-3. ローンの返済額を抑えるコツ

金利・借入期間・繰上げ返済で総支払額は大きく変わる

  • 複数銀行で仮審査・本審査を比較し、最良の金利を選ぶ

  • フラット35(全期間固定)と民間(変動・10年固定等)を比較検討

  • 頭金を多めに準備すれば、借入額・利息負担が減る

  • ペアローン・親子リレーローンなど家族協力も有効

  • ボーナス返済は慎重に設定(将来減額のリスクに注意)


FAQ:ローン返済のよくある悩み

Q. 「頭金ゼロでも大丈夫?」

A. 借りられるが、審査が厳しくなり金利も上がりやすい。できれば10~20%用意を。

Q. 「返済負担率って?」

A. 年収に対する年間ローン返済額の割合。無理なく返済できる目安は20~25%。



6. 新築一軒家の建築方法と選択肢

新築一軒家の建築方法と選択肢

6-1. 注文住宅と建売住宅の違い

注文住宅

  • 特徴:土地選びから設計、仕様、設備、間取りまで施主が細かく指定できるオーダーメイド住宅。

  • メリット:理想の住まいを“ゼロから形にできる”。将来の家族構成や趣味、ライフスタイルの変化にも柔軟対応。

  • デメリット:打ち合わせや決定事項が多く、完成まで時間がかかる(通常6カ月~1年以上)。コスト管理も重要。


建売住宅

  • 特徴:不動産会社やハウスメーカーが土地と建物をセットで販売。すでに完成しているか、完成間近な物件。

  • メリット:価格や仕様が分かりやすい。住宅ローン審査~入居までの期間が短い。現物確認ができ安心。

  • デメリット:間取り・仕様に自由度が少ない。土地の選択肢が限られる。

比較項目

注文住宅

建売住宅

設計自由度

◎(高い)

△(低い)

工期

△(長い)

◎(短い)

費用

△(仕様で増減)

◎(明朗会計)

立地選択

◎(自由)

△(業者次第)

体感・現物確認

△(図面・パース)

◎(見て決められる)

体験談

「一生に一度だから…と注文住宅を選びましたが、細かい打ち合わせや決断の連続。大変でしたが、その分満足感は圧倒的でした」(30代・川崎市)
「夫婦共働きで忙しいので建売を選択。現地を見て気に入って即決、入居まで1ヶ月半。新生活が早く始められてストレスフリー」(40代・千葉市)

6-2. ハウスメーカーと工務店の選び方

ハウスメーカー

  • 強み:大手企業による安定した品質・保証体制。工場生産での精度、短工期、長期保証、ブランド力。

  • 向いている人:ブランド志向、長期保証を重視したい方、性能・デザイン・安心感を求める方。

  • 価格帯:やや高め(坪単価70~100万円以上も珍しくない)


工務店

  • 強み:地域密着型、自由設計と柔軟対応、コストパフォーマンス。施主目線で親身な提案。

  • 向いている人:コスト重視、自分だけのデザインを追求したい方、地元業者との信頼関係を重視する方。

  • 価格帯:幅広い(坪単価50~80万円台が目安、独自ルートならさらに低価格も)


選び方のポイント

  • 「モデルハウス見学・OB宅訪問」で実際の住まい・施主の声をチェック

  • 工事現場の管理体制、担当者との相性も重視

  • 保証内容(構造・防水・設備等)、メンテナンス体制の比較は必須


6-3. 建築工事の重要ポイント

地盤調査と基礎工事

  • 地盤の強度不足なら改良工事が必要(費用50~150万円)。地盤調査費も事前に確認

  • 基礎工事の品質=住宅の寿命。工法(ベタ基礎・布基礎等)、配筋状況の確認を


断熱・換気・耐震性

  • ZEH基準(断熱等級5~6、気密性、24時間換気)の住宅が増加

  • 太陽光発電や蓄電池など再エネ活用、全館空調導入で快適性&省エネUP

  • 耐震等級3、制震・免震装置の有無も注目


施主検査・中間検査

  • 工事の各段階で「施主立会い」「第三者検査」推奨

  • 引き渡し前の「完成検査」「保証書類一式」必ず受領


コラム:工事中の「現場チェック」体験談

「引渡し前に友人の一級建築士に同行してもらい、施工ミスや配管のずれを指摘してもらいました。素人には分からないことも多く、第三者目線の確認は本当に大事だと思いました。」



7. 新築一軒家の選び方と注意点

新築一軒家の選び方と注意点


7-1. 理想の間取りと広さの決定

  • 家族構成、将来の変化(子供の成長・独立、親の介護)まで見据えたプランニング

  • 「生活動線」を意識したリビング・キッチン・水回りの配置

  • 収納力、書斎や趣味部屋、在宅ワーク用スペースの確保も人気

  • ペット対応、バリアフリー、子育て世帯向け安全設計

  • 注文住宅では将来の増改築やリフォームまで視野に入れた可変性も


FAQ

Q. 何坪がベスト?

A. 3LDKで28~32坪、4LDKで30~38坪が全国平均。延床30坪で十分な広さ、広い土地が取れるなら+αもおすすめ。

7-2. 立地条件の考慮

  • 通勤・通学利便性(駅・バス停・主要道路アクセス)

  • 買い物、病院、学校、銀行、郵便局、公園などの生活インフラ

  • ハザードマップ(洪水・地震・土砂災害)や治安も要確認

  • 「将来売却時の資産価値」も意識。周辺の地価や再開発計画をチェック


体験談

「郊外で安い土地に惹かれたが、将来子供の通学や買い物の利便性を考え中心部の土地に変更。通勤・買い物が楽になり、資産価値も維持できています。」

7-3. 新築住宅でのこだわりポイント

  • キッチン・浴室・トイレの仕様(食洗機・乾燥機・自動水栓など最新設備)

  • 照明、外壁材、屋根材、床材などインテリア・エクステリアの質感

  • 太陽光発電、蓄電池、全館空調などの省エネ設備

  • カーテン・ブラインド、家具・家電配置も最初から計画

  • 外構(駐車場、門扉、植栽、ウッドデッキ、フェンス、宅配ボックスなど)


コラム:注文住宅の「優先順位」整理術

  1. 絶対に譲れない設備(例:広いリビング、パントリー)

  2. できれば叶えたい希望(例:吹抜け、家事ラク動線)

  3. 予算次第で検討(例:全館空調、浴室テレビ)




8. 新築一軒家の購入プロセス

 新築一軒家の購入プロセス


8-1. 物件の選び方と見学のポイント

  • 建売は「現地・モデルハウスを複数見学」推奨

  • 注文住宅は「完成見学会」「施主宅見学(OB宅訪問)」活用

  • 収納・動線・採光・家事効率を意識し、「実生活」を想像しながら見学

  • 水回り設備、建材の手触りや質感も必ず実物チェック

  • 土地探しから始める場合、地盤調査・日当たり・接道条件・近隣環境まで細かく比較


体験談

「見学時は“家具が入った後の空間の広さ”“家事導線”“採光や眺望”を必ず確認。契約後は変更できない部分に特に注目しました。」

8-2. 契約から引き渡しまでの流れ

プロセス

主な内容

物件申込

希望物件選定、仮申込・申込金支払い

重要事項説明

宅建士から法的説明(書面交付)

契約・手付金

売買契約・請負契約・手付金支払い

ローン手続き

仮審査~本審査、融資承認

着工・施工

地鎮祭、建物工事、施主検査

完成・引渡し

施主立会い・登記・残金支払い・入居

  • 「契約書の内容(図面・仕様書・内訳明細)」の確認・説明を必ず受ける

  • 支払いスケジュール、違約金・キャンセル規定も要確認

  • 入居前の「施主検査」で不具合や仕上げミスは必ず指摘・修正依頼


FAQ

Q. 手付金はどれくらい?

A. 物件価格の5~10%が一般的。契約解除時の返還条件にも注意。

8-3. 申込時の注意事項と準備すべきもの

  • 住民票・印鑑証明・本人確認書類・収入証明・源泉徴収票・ローン申請書類など

  • 共働き・ペアローン・親子ローンの場合はそれぞれの必要書類も用意

  • 新築住宅の性能証明書類(長期優良住宅認定書等)は必ずもらう




9. 新築一軒家のトレンドと未来

新築一軒家のトレンドと未来

9-1. 新築一戸建ての最新トレンド

ZEH(ゼロエネルギー住宅)・高断熱住宅

  • 太陽光発電と省エネ設備でエネルギー収支ゼロを目指す

  • 断熱性能が高く、冷暖房費が大幅ダウン


IoT・スマートホーム化

  • スマートロック、宅配ボックス、照明・空調のIoT遠隔操作

  • HEMS(ホームエネルギーマネジメント)でエネルギー最適管理


間取りのトレンド

  • ランドリールーム・ファミリークローゼット

  • 回遊動線キッチン・家事ラク設計

  • テレワーク対応の書斎・ワークスペース


災害・防災対策住宅

  • 耐震等級3、制震・免震構造

  • 水害・停電時のレジリエンス(蓄電池・井戸・非常用トイレ等)


自然素材・サスティナブル住宅

  • 漆喰や無垢材、健康配慮型の仕上げ

  • SDGs時代の住宅性能・CO2削減配慮


9-2. 今後の相場の見通し

  • 建築資材・人件費・円安影響で今後も価格高騰傾向

  • ただしZEH補助金・省エネ新基準・中古再生需要の拡大も

  • 国・自治体の「若年層・子育て世帯支援」が増加


コラム:新築かリノベか?

「新築一軒家はまだまだ人気ですが、都市部では“リノベーション済中古住宅”を購入し、設備・断熱性能だけ新築並みにアップグレードする方も増加中。資産価値や住み替えも視野に入れるなら、複数パターン比較検討がおすすめ。」



まとめ

「新築一軒家 相場」は時代や地域、仕様・グレード・ライフスタイルで大きく変動します。

家族や自分の理想、将来設計、資金計画をしっかりと見据えながら、複数社の見積もりや実例を比較し、後悔のないマイホームを手に入れましょう。

分からない点は必ず専門家に相談し、“納得できる住まい”を実現するのが最大の成功ポイントです。



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