家づくりの進め方完全ガイド|初心者の不安を0にする8ステップ
- 将士 飴本
- 7月10日
- 読了時間: 14分
更新日:7月25日

目次
1: 家づくりの進め方|初心者が不安なく進めるための全体像

1-1: 家づくりの流れをわかりやすく整理
「家づくりの進め方」を知ることは、これからマイホームを建てるすべての人の“羅針盤”です。はじめての注文住宅は、何から始めて、どんな流れで進むのかが分からず不安になるのは当然。しかし正しいステップを押さえれば、誰でも後悔なく理想の住まいを手にできます。
家づくり進行フローの全体像(主な流れ)
情報収集・家族での希望整理
資金計画・住宅ローンの準備
土地探し・土地調査(または土地活用の検討)
ハウスメーカー・工務店・建築家の選定
プランニング・間取り・仕様決定
見積もり・請負契約
着工~工事中の現場チェック
完成・引き渡し・入居準備
各ステップで「やるべきこと」「失敗しないポイント」「必要な書類や準備」をひとつひとつ整理することが大切です。
1-2: 家を建てたいと思ったら最初にすることとは?
多くの人が最初に迷うのは「何から始めればいいのか?」という点です。家づくり 進め方の最初の一歩は、家族の希望やライフスタイルを話し合うこと。間取り・デザイン・立地・将来設計・予算など、家族全員の“本音”を出し合うことが、成功の土台となります。
【現場体験談】
「土地や業者選びより先に“どんな暮らしがしたいか”を家族で共有したことで、途中の迷いが激減しました」
また、情報収集も重要です。SNSや住宅展示場、見学会への参加も積極的に行いましょう。
1-3: 家を建てる時に気をつけること・よくある失敗
よくある失敗例 | 失敗を防ぐポイント |
イメージと違う家ができてしまった | 家族で希望を具体化、イメージを可視化する |
予算オーバー・ローン返済が厳しい | 総予算・諸費用を早めに把握する |
土地選びで立地や環境に後悔 | 現地調査・将来展望も考えて選ぶ |
施工中のトラブル・工事遅延 | 現場の進捗管理、信頼できる担当者選び |
アフターサポート・点検を見落とし | 引き渡し後のフォロー体制も事前確認 |
2: 【STEP1】理想の住まいへ|情報収集とイメージ固め

2-1: 家族で希望やライフスタイルを話し合う重要性
家づくり 進め方の“出発点”は家族会議。「どう暮らしたい?」「5年後、10年後の家族像は?」など、ライフステージや趣味、必要な部屋数、将来の家族構成まで自由に話し合いましょう。
チェックリスト例
通勤・通学の利便性
希望の学区・治安
趣味・ペット・在宅ワークスペース
バリアフリーや老後の暮らし
収納・生活動線・家事のしやすさ
\➡ 関連記事:家づくりの悩みを解決する相談窓口とは?後悔しないための活用術
2-2: SNS・住宅展示場・見学会の活用法
SNS活用:Instagram、Pinterest、YouTubeで施工事例・最新デザイン・収納アイデアをチェック
住宅展示場:実際の広さ・素材・動線を体感。比較することで具体的なイメージが湧きます
完成見学会:施主が住む前の家をリアルに見学できる貴重な機会。生活感・工夫・実例が満載
体験談
「展示場でいろんなメーカーの家を体感し、“想像と現実のギャップ”を早めに知れたのが良かったです」
2-3: 最新の家づくりトレンド・工法・設備を知る
省エネ住宅(ZEH、太陽光発電、断熱性)
IoT・スマートホーム化
防災・耐震・制震住宅
収納革命(造作収納、パントリー、ランドリールーム)
子育て・共働き世帯向け動線設計
最新のキッチン・バス・トイレ設備
長期優良住宅・補助金制度
アドバイス
新しい設備や技術は日々進化中。後から変更できない部分(断熱、耐震、間取り)は最初にしっかり検討を!
3: 【STEP2】資金計画の立て方と予算の決め方

3-1: 家づくりに必要な費用と諸費用の目安を解説
家づくり 進め方で最も大事なのが“現実的な資金計画”。本体工事費だけでなく、土地代・諸費用・税金・外構・家具・引っ越し費用まで「総額」で考えましょう。
費用項目 | 概要/目安金額例(参考) |
建物本体工事費 | 2,000万円~ |
土地代 | エリア・広さで大きく変動 |
諸費用(登記・印紙等) | 総額の7~10%目安 |
外構・植栽 | 100万~300万円 |
家具・家電 | 50万~200万円 |
引っ越し費用 | 10万~50万円 |
地盤改良・造成 | 0~100万円 |
火災・地震保険 | 10万~40万円 |
3-2: 住宅ローンや資金計画の基本と注意点
住宅ローン選び:固定・変動金利、フラット35、団信の有無
返済負担率:「年収の25~30%」以内に抑えるのが一般的
事前審査・本審査の流れ:土地探しや請負契約と並行して準備を
注意点
ボーナス返済や繰上げ返済のメリット・デメリット、保証料・手数料の総額も必ず確認!
3-3: 予算オーバーしないための計画術
本体価格とオプション・諸費用を分けて管理
仕様変更や追加工事の都度、必ず金額を記録・再計算
見積もり比較表を自作し、複数社で“条件を揃えて比較”
余裕を持った自己資金計画(手元に最低100万円以上の予備費を推奨)
現場の声
「仕様決定後の“ちょっとした追加”が積み重なり、最終的に100万円以上オーバーする人も珍しくありません」
4: 【STEP3】土地探し・土地なし/土地ありで異なる手順

4-1: 土地探しのポイントと調査すべきこと
家づくり 進め方で最大の分岐点が「土地の有無」。土地探しは「価格」「立地」「環境」「法規制」「将来性」すべてが絡む超重要工程です。
土地選びで調査すべきポイント
調査項目 | 内容・チェックポイント |
価格・面積 | 予算・建物計画に合うか |
エリア・立地 | 通勤通学・生活インフラ・将来の資産価値 |
接道・道路幅員 | 法的な建築条件、駐車・通行のしやすさ |
地盤・ハザード情報 | 液状化・浸水・土砂災害リスク |
インフラ状況 | 水道・下水・ガス・電気の引込可否 |
法令・用途地域 | 建ぺい率・容積率、建築制限、都市計画道路 |
境界・隣地トラブル | 境界杭、測量図、現地確認 |
体験談
「現地を朝・昼・夜と時間を変えて確認したことで、騒音や日当たりの問題に事前に気づけた」という声も多いです。
\➡ 関連記事:土地契約の流れと必要書類まとめ!プロが教える安全取引の極意
4-2: 土地ありの場合の手順・注意点
土地をすでに所有している場合でも家づくり 進め方には独自の注意点があります。
建築条件・法規制の確認:古い宅地や分家用地、調整区域の場合は再建築の可否や法的制限を事前に役所で調査
地盤調査:古い土地や埋立地は地盤補強が必要な場合も
インフラ引込:古家付き土地では水道管・ガス管の老朽化や新規引込工事が必要なケースも多い
ポイントすでに所有している土地でも、「家が建てられるか・希望通りの間取りが実現するか」を早い段階で業者・設計士と相談しましょう。
4-3: 将来を見据えたエリア・環境選びのコツ
将来の街の開発計画や人口推移を調査(市役所・都市計画課の資料活用)
子どもの進学・独立や親の介護など、10年後20年後の暮らしも想像
駅近・商業施設の利便性だけでなく、自然や騒音・交通量も総合的に判断
資産価値・売却時の流動性も意識して選ぶ
プロの視点
「“今だけ良ければ”ではなく、“20年後に売ることもできるか”を意識することで後悔が減ります」
5: 【STEP4】依頼先選び|ハウスメーカー・工務店・建築家の違いと選定

5-1: 各依頼先の特徴・メリットデメリット比較
依頼先 | 主な特徴 | メリット | デメリット・注意点 |
ハウスメーカー | 大手全国展開・ブランド力 | 施工品質が安定、保証・サポートが手厚い | 規格化傾向、オプションで高額化 |
地元工務店 | 地域密着・職人技 | 柔軟な対応、コストパフォーマンスが高い | 設計力やアフターサービスに差 |
建築家(設計事務所) | 独自デザイン・設計重視 | オンリーワンの家、敷地条件活用が得意 | 価格・期間が割高になることも |
選び方のポイント
“工法やデザイン重視”か、“コスパ重視”か、“ブランド重視”かで分けて検討
「家づくり 相談窓口」などで各社の違いを直接比較・体感するのもおすすめ
5-2: 信頼できる業者・担当者を見極める方法
施工実績・口コミ・評判を徹底リサーチ(OB施主の話を聞く、SNSも活用)
担当者のレスポンス・誠実さ・専門知識を観察
完成見学会や現場見学で“現場の雰囲気”と“職人の質”も要チェック
契約書や見積もりの説明が丁寧か、曖昧な返答をしないか確認
現場の失敗例
「営業トークや資料だけで判断し、現場管理やアフター対応で後悔した」という声も。“人”の相性と会社の体制、両方を見るのが安心のコツ。
5-3: 家づくりパートナー選びで失敗しないために
最低3社は比較・相見積もりを取る条件や金額だけでなく、提案力やアフター体制も比べる
説明や打合せの記録はすべて残す
迷った時は第三者(相談窓口・FP・建築士等)に意見をもらう
自分の希望や不安を素直に話せる“空気感”が大切
プロの一言
「“この人となら長く付き合える”と感じる担当者を選びましょう。家づくりは契約して終わりではありません」
6: 【STEP5】プランニング・間取り決定までの流れ

6-1: 間取り・イメージを形にする打ち合わせ術
家づくり 進め方の中で「ワクワクする反面、最も迷いやすい」工程がプランニングです。希望やイメージを“図面”や“仕様”として形にするには、段取りと準備が大切です。
打ち合わせ時のコツ・チェックリスト
事前に家族で「譲れない条件」と「妥協できる条件」を紙に書き出す
住宅雑誌やSNS画像、モデルハウスの写真など、好みを“見える化”して持参
実際の家具や家電サイズ、生活動線をイメージしながら伝える
「収納」「動線」「採光」「家事ラク」「将来の間取り変更」も意識
現場アドバイス
「気になることは遠慮せず何度でも伝える。打ち合わせ議事録を残し、家族で共有するのもトラブル防止に有効」
6-2: 注文住宅のプラン提案から決定まで
初回プラン提案:ヒアリング内容をもとに“たたき台”となる間取り案を作成
修正と再提案:生活動線・日当たり・家族の希望をもとに数回ブラッシュアップ
最終決定:細部の仕様や外観、設備を確定し、3Dパース等で最終確認
ステップ | 主な流れ | チェックポイント |
初回打ち合わせ | 希望・条件のヒアリング | 生活パターンを具体的に伝える |
プラン初案 | 間取り・ゾーニング案の提示 | 採光・動線・収納量の確認 |
修正・再提案 | 家族の意見や使い勝手を反映 | “不満点”を正直に伝える |
最終案決定 | 設備・仕様・デザインを最終確定 | 追加工事・オプションの再確認 |
6-3: 設備・仕様の検討と家族の希望を反映させるコツ
標準仕様とオプション内容を必ず確認
キッチン・バス・トイレ・窓の性能やメンテナンス性も考慮
収納・コンセント・照明配置など生活細部までイメージを膨らませる
将来のライフスタイル変化(子育て・介護・在宅ワーク等)も踏まえて決定
現場の声
「コンセントの位置や数、収納棚の高さなど“細かすぎるくらい”打合せすることで後悔が減る」
7: 【STEP6】見積もり・請負契約のポイント

7-1: 見積もりチェックと工事費・諸費用の把握
家づくり 進め方で最も“トラブルが多い”のが見積もり・契約。本体価格だけでなく、オプション費・外構・諸費用・付帯工事まで“すべての金額”を明確にすることが大切です。
見積もりチェック表
項目 | 要チェックポイント |
本体工事費 | 標準仕様の範囲・グレードの違い |
付帯工事 | 地盤改良・給排水・外構・解体など |
設備・オプション | キッチン、風呂、床暖房、収納等 |
諸費用 | 登記、印紙税、ローン手数料等 |
設計・管理費 | プラン料、設計料、監理料 |
その他 | 引越し、仮住まい、火災保険等 |
プロのポイント
・「一式」「別途」表記は必ず詳細を確認・合計金額だけでなく、坪単価・㎡単価も自分で計算し比較する
7-2: 請負契約で気をつけたい重要事項
契約書・約款・見積書は“隅から隅まで”目を通す
着工日・完成日・支払いスケジュールを明確に
契約解除や遅延時の違約金、瑕疵担保責任(アフター保証)の有無
変更・追加工事の手続き、金額・時期も必ず事前確認
現場トラブル例
「契約後の追加・変更で数十万円高くなった」「完成遅延や仕様ミスで揉めた」――どちらも契約内容・約款をきちんと理解しておくことで防げます。
\➡ 関連記事:注文住宅の契約解除、損しない最強マニュアル!
7-3: 複数社比較と値引き交渉のコツ
必ず2~3社以上で同条件の見積もりを取り比較
値引き交渉は“最終見積もり”提示後が基本
オプションや外構・諸費用を含めた“総額”で比較する
「キャンペーン特典」や「サービス」も忘れず確認
プロのテクニック
「“他社の見積もりでは○○円安かった”など、事実ベースの交渉が効果的。納得できるまで交渉しよう。」
8: 【STEP7】着工から完成までの家づくり工程

8-1: 工事の流れと現場のチェックポイント
家づくり 進め方の中で、工事が始まると「もう業者任せでいい」と考えがちですが、施主の現場チェックも大事です。工程を知り、進捗や現場の様子をきちんと把握しておくことで、トラブル・後悔を防げます。
工事の主な流れ
工程 | 主な内容 | チェックポイント |
地鎮祭・着工 | 地縄張り、地鎮祭で工事の無事を祈願 | 近隣挨拶も忘れずに |
基礎工事 | 地盤改良、基礎コンクリート打設 | 配筋・型枠・コンクリ強度の確認 |
上棟 | 柱・梁の骨組み組立、上棟式 | 構造の確認、差し入れや心付けも |
屋根・外壁工事 | 屋根葺き、外壁張り | 防水シートや下地処理もチェック |
内装工事 | 断熱材・配線・配管、壁・床・天井 | 配線・設備・断熱材施工状況 |
仕上げ・設備 | キッチン・バス設置、建具・照明・外構 | 汚れ・キズ・仕様違いの有無 |
完了検査・竣工 | 自治体・第三者検査、施主検査 | 設計通りか、残工事の有無 |
現場からのアドバイス
「定期的に現場を見に行き、“気になる点は遠慮せず担当者に伝える”。写真を撮っておくと記録にもなり安心です。」
8-2: 竣工・検査・アフターケアの流れ
竣工検査:設計図・仕様通りか、キズや汚れ・使い勝手など細部まで確認
第三者機関の検査:希望があればJIO等の住宅瑕疵担保責任保険会社に依頼も可
行政の完了検査:建築確認済証・検査済証が交付される
引き渡し前に“残工事”や“手直し”がないかを徹底チェック
アフターケアや保証内容の説明もこのタイミングでしっかり確認
8-3: 工法・大工・業者との連携で安心の家づくり
疑問や不安は必ずその都度質問・記録“こんなことで聞いていいの?”と思わず、何でも率直に聞くのがトラブル防止策
大工や現場担当との関係づくりも大事工事進捗の説明を求めたり、定期的な差し入れも現場の雰囲気アップに
工法(木造・鉄骨・RC等)ごとの特徴や注意点も確認断熱・耐震・メンテ性など“自分の家の構造”は必ず理解しておく
施主の姿勢が現場全体の品質やトラブル対応力に大きく影響します。
9: 【STEP8】引き渡し・入居前後にやることリスト

9-1: 引き渡し時の注意点とチェック項目
チェック項目 | ポイント |
設計・仕様書通りか | 扉・窓・設備・色・スイッチ・収納位置など |
キズ・汚れ・動作不良の有無 | クロス・床・サッシ・扉のキズ、設備の作動確認 |
水回り・電気・ガスの動作 | 水漏れ・排水不良・漏電・ガス漏れ |
鍵・保証書・説明書の受領 | 取扱説明・保証書の有無と内容、スペアキー |
設備の説明・引き渡し書類 | 各種設備の使い方・メンテ方法を現地で必ず聞く |
残工事・手直しの有無 | 最終的な修繕や残り作業の確認と引き渡し日設定 |
9-2: 入居前後の手続き・生活準備
各種住所変更・電気ガス水道の開通手続き
ネット・宅配BOX・固定電話などの契約・工事申込
引っ越し業者の手配・荷造りスケジュール
防犯設備・カーテン・家具家電の購入・設置スケジュール
近隣あいさつ・町内会加入など“ご近所づきあい”の第一歩もこの時期に
アドバイス
「引っ越し当日は慌ただしいので、入居前にネット回線やカーテンを整えておくと生活がスムーズです。」
9-3: 住まい完成後のアフターサポート・点検
定期点検(3ヶ月・6ヶ月・1年・2年・10年など)と保証の有無を確認
万一の不具合・不満点は“気づいたらすぐ連絡・記録”が鉄則
台風・地震などの後は必ず外観・基礎・雨樋・サッシ等をチェック
設備・機器のメンテナンスも定期的に実施
現場目線での注意点
「アフター窓口の電話番号・連絡先は必ず冷蔵庫など“目につく場所”に控えておきましょう。また、気になる点は遠慮せず写真付きで問い合わせるとスムーズです。」
総まとめ:家づくり進め方で後悔しないための心得
家づくりは一生に一度の大きなプロジェクト。“理想の暮らし”と“現実的な資金・スケジュール・リスク管理”の両立が、満足度の高いマイホーム実現の鍵です。自分に合った進め方・信頼できるパートナー・細やかな確認・情報収集と比較――このガイドが“あなたの不安ゼロの家づくり”の一助になれば幸いです。
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