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注文住宅営業の成功術|信頼を勝ち取る提案力と顧客対応のコツ


注文住宅営業の成功術|信頼を勝ち取る提案力と顧客対応のコツ

目次


1. 注文住宅営業の役割と仕事内容を理解する

注文住宅営業の役割と仕事内容を理解する

1-1. 注文住宅営業の基本的な流れ

注文住宅営業の基本的な流れは、集客から成約、引き渡し、そしてアフターフォローまで多岐にわたります。

このプロセスを体系的に理解することで、仕事の全体像がクリアになり、何を優先すべきかも見えてきます


【主な営業フロー】

  1. 集客・見込顧客の獲得

展示場や完成見学会、Web集客などで興味を持った顧客と初接点を持つ。 最近ではSNSやインターネット広告経由の資料請求も急増。
  1. 初回面談・ヒアリング

家族構成・将来の暮らし方・土地条件・予算・趣味や価値観まで徹底的に聞き出す。 この段階で顧客の本音や“隠れた不安”まで引き出せるかが成約率に直結。
  1. プラン・見積もり提案

設計士やプランナーと連携し、オーダーメイドの間取りと見積書を用意。 資金計画やローン返済シミュレーションも併せて提示。
  1. 比較・検討サポート

他社との違い、付帯工事・オプションの明確化、保証やアフターサービスの強みを分かりやすく説明。 競合他社と徹底比較されることを前提に、誠実な対応を。
  1. クロージング・契約手続き

顧客の決断を後押しし、不安や疑問をすべて解消してから契約へ。 重要事項説明、契約書の内容確認も慎重に進める。
  1. 着工・工事中のフォロー

現場管理スタッフや設計担当と連携し、進捗や変更点を報告。 現場見学やLINE等での写真報告、急な変更にも柔軟対応。
  1. 完成・引き渡し

お客様立ち会いのもと建物の最終チェック。 設備の使い方やメンテナンス説明まで丁寧に案内。
  1. アフターサービス・定期訪問

引き渡し後も電話・メール・点検訪問などでお客様をサポート。 トラブルやメンテナンスにも素早く対応し、長期の信頼関係を築く。

1-2. 注文住宅営業が求められるスキル・資質

  • 顧客の立場で考え抜く力

  • 自社・他社商品の知識の深さ

  • 丁寧なヒアリング力・質問力

  • ストーリー性ある提案力

  • 資金計画の知識とシミュレーション能力

  • 誠実でレスポンスの早いコミュニケーション

  • チームワーク・設計/工事/金融機関との連携力

  • 継続的な学習意欲


【プロ営業マンが語る本音】

「お客様の“迷い”に共感し、一緒に考え抜く姿勢が信頼につながる」「知識量が成約率に直結する。知らないことはすぐ調べて対応する」

1-3. 営業職ならではのやりがい・苦労と本音

注文住宅営業は、人生で一番高い買い物に立ち会う仕事

その責任と達成感は大きい一方で、プレッシャーやストレスも多くなります。

  • やりがい - 顧客と長期にわたり深い信頼関係を築ける - お客様の理想の住まいが実現する瞬間を一緒に味わえる - “ありがとう”を直接言われる機会が多い

  • 苦労・難しさ - 顧客の不安や迷い、家族間の意見対立に対応 - 契約直前のキャンセルや急な仕様変更への対応 - 社内連携や現場とのコミュニケーションミス


1-4. 顧客満足を高める営業の在り方

  • 顧客の夢や想いを“共に叶える”パートナー意識

  • リスクやデメリットも隠さず誠実に伝える勇気

  • “売る”のではなく、“納得のいく決断”をサポートする姿勢



2. 注文住宅営業で成果を出すための準備

営業として“準備力”は最大の武器です。

事前の調査・知識・資料づくりの差が、成約率・信頼度・顧客満足にすべて直結します。

注文住宅営業で成果を出すための準備

2-1. 商品知識と市場動向の把握

  • 自社住宅商品(構造・工法・断熱・標準設備)を徹底理解

  • 他社(競合)の商品特性・仕様・価格帯も調査

  • 業界トレンド(ZEH、省エネ法、最新設備)の定期的キャッチアップ

  • 国・自治体の補助金・減税制度情報も要チェック

【知識習得のコツ】

  • 社内勉強会やメーカー勉強会に積極参加

  • SNSや住宅専門メディア、建築士会報のチェック


2-2. お客様のニーズを的確に把握するヒアリング力

ヒアリングの進め方・質問例

  • 「どんな暮らしがしたいですか?」から始めて、家族の休日・朝晩の過ごし方・趣味・将来設計まで深掘り

  • 「家づくりで一番心配なことは何ですか?」

  • 「土地や予算で優先したいポイントは?」

  • 「どんなインテリアが好きですか?」

  • 「数年後、どんな生活になっていたいですか?」


ヒアリング時の注意点

  • “聞く”<“聴く”の姿勢で、本音や潜在ニーズを拾う

  • お客様の発言の背景にある価値観や不安まで理解する

  • 家族全員(ご夫婦・お子様・親御様)の意見も確認


2-3. 競合分析と差別化ポイントの整理

競合他社の徹底リサーチ

  • 競合の住宅展示場・HP・資料をチェック

  • 口コミサイトやSNSで実際の顧客評価を調査


差別化の具体的アピール例

  • 完全自由設計/標準仕様の充実/地元密着のフォロー

  • 保証期間・アフターサービス/施工現場のクリーンさ

  • 営業マンの提案力・現場見学やOB訪問サポート体制


2-4. 現地・土地調査と活かし方

  • 土地の日照・高低差・前面道路・上下水道インフラの有無を調査

  • 近隣環境(騒音・治安・交通・学区など)も現地で体感する

  • 土地条件から“この場所でどんな暮らしができるか”具体的にイメージ提案


2-5. プレゼン資料・営業ツールの準備

  • お客様用ヒアリングシート/資金計画シート

  • 会社案内・商品説明パンフレット

  • 標準仕様・オプション早見表

  • 成功事例・OB施主の声・体験談

  • 住宅性能や保証体制の根拠資料

  • タブレットやノートPCでパース・VR・シミュレーションを提示


2-6. 最新の住宅ローン・補助金情報を活用する

  • 住宅ローンの金利タイプや金融機関ごとの特徴を比較できるように

  • すまい給付金・地域補助金・子育て世帯優遇制度も押さえる

  • 顧客にとって最適な資金調達プランを提案



3. 信頼を勝ち取る提案力の磨き方

営業の仕事は「売る」ことではなく、お客様の未来を提案し、安心して選んでいただくこと。そのための“提案力”は経験と工夫次第で必ず磨けます。

信頼を勝ち取る提案力の磨き方

3-1. 提案書・見積書の作り方とプレゼンのコツ

わかりやすい見積書作成のポイント

  • 「本体価格」「付帯工事」「諸費用」「オプション」など、すべての費用を明細で分けて記載

  • “一式”や“概算”だけではなく、各項目の具体的な内容を補足

  • 見積書に「総費用の目安」だけでなく、「何が含まれていないか」まで説明

  • 同じ条件で競合他社と比較できる一覧表も用意する


提案書で信頼感を高めるための工夫

  • お客様のヒアリング内容や要望を反映したプランシート(例:家族の写真や理想の暮らしのイメージも添える)

  • 機能や仕様のメリットだけでなく「なぜこの提案か」理由や根拠を伝える

  • デザイン案・間取り・外観パース・室内3D画像やVRを活用して視覚的にイメージしやすくする

  • 「他社との違い」や「将来のメンテナンス・住み心地」まで触れる


プレゼンの流れ(実践例)

  1. 簡単な自己紹介・会社紹介

  2. ヒアリング内容の振り返り(お客様の理想や不安の再確認)

  3. プランの意図と特徴(どこにこだわったか、どう暮らしが良くなるか)

  4. 各部屋・設備のポイントを図や写真で見せる

  5. 見積明細・諸費用の説明

  6. 総予算・資金計画案(返済シミュレーション)

  7. 他社比較(差別化ポイント)

  8. 今後の流れ・スケジュール提案

  9. 質問・不安点のヒアリング


3-2. 顧客心理に響くコミュニケーション術

心理的安心をつくる営業トーク

  • 難しい専門用語や業界用語は必ず噛み砕いて説明

  • 顧客の「なぜ?」に対し、背景や事例を交えて説明

  • 迷いや不安を否定せず、**「悩むのは当たり前」「私たちも一緒に考えます」**と共感を示す

  • お客様が自分のペースで決断できるよう、急がせず、納得を重視する

よくある顧客心理と対応例

心理・不安

有効な対応・トーク例

他社と迷っている

「ご不安な点、どんなことでもご相談ください」

予算オーバーが心配

「減額や仕様調整も一緒に考えましょう」

失敗や後悔が怖い

「失敗例や過去の事例も率直にお伝えします」

将来の返済や家計が不安

「FPの無料相談や資金シミュレーションを用意します」

住宅ローン審査が心配

「金融機関ごとに審査基準が異なるので複数ご提案」


3-3. 資金計画・ローン相談で安心感を与える方法

資金計画の実践ポイント

  • 総費用だけでなく「引越し・家具・外構・諸費用」までトータルで見積もる

  • 月々の住宅ローン返済額だけでなく、「ボーナス返済」「固定資産税」「将来のメンテナンス」まで説明

  • 住宅ローンの種類(変動・固定・フラット)やメリット・デメリットをわかりやすく解説

  • 顧客に合ったローン・補助金制度をシミュレーションし、不安を解消

  • 無理のない返済計画+将来の生活設計まで見据えたアドバイス


【資金計画の相談で役立つ資料例】

  • 住宅ローン月々返済早見表

  • 住宅ローン減税・補助金シミュレーション表

  • 年収別・家計支出サンプルシート


3-4. ライフプラン・家計相談を活かした提案

  • 子どもの成長、将来の介護や親との同居、転勤・転職リスクなど「ライフイベント」も提案時にヒアリング

  • 住宅営業とFP(ファイナンシャルプランナー)が連携して、人生設計から逆算した間取り・設備を提案

  • 教育費・車の買い替え・老後資金…将来の出費も盛り込んだ資金計画で顧客の信頼を得る


3-5. 図面・パース・VRを活用したプレゼンテーション

  • 紙の間取り図だけでなく、3Dパース・ウォークスルー動画・VRゴーグルによる体験も活用

  • 「実際に住んだときの目線」でシミュレーションを見せる

  • 窓からの景色、光の入り方、家具配置例まで“暮らしのイメージ”を共有


3-6. 複数プラン比較提案の重要性

  • 1パターンだけでなく、「A案:理想重視プラン」「B案:コスト抑制プラン」「C案:将来拡張プラン」など複数案を提示

  • それぞれのメリット・デメリットを説明し、**「選択できる安心感」**を提供

  • お客様が主体的に決めたと感じられる商談の流れを大切に




4. 注文住宅営業の顧客対応テクニック

営業は「契約して終わり」ではありません

契約後~引き渡し後のフォローまで徹底することで、口コミや紹介、リピーターにつながります。

注文住宅営業の顧客対応テクニック

4-1. クレーム・トラブル対応で信頼を築く方法

  • トラブル発生時は、まずスピードと誠意ある対応が最重要

  • 事実確認→謝罪→原因究明→再発防止策の提示

  • SNSやネット時代、トラブル対応の“誠実さ”はブランド価値にも直結

  • 小さなクレームこそチャンスと捉え、関係強化につなげる


【トラブル対応の流れ】

  1. すぐに現場・担当者が事実確認

  2. 顧客への初動連絡と謝罪

  3. 社内関係者と情報共有・再発防止の会議

  4. 顧客へ解決策の提案・実施

  5. 改善後の経過確認・再フォロー


4-2. 契約後~引き渡しまでのフォローアップ

  • 着工・現場進捗・変更点などは「LINE」「写真」「動画」で定期報告

  • 定例打ち合わせ・現場立ち会いの機会を積極的に設け、現場の雰囲気を共有

  • 図面変更・設備追加の要望には迅速かつ柔軟に対応

  • 「工事中こそ最も不安な時期」という意識で、細やかなコミュニケーション


【フォローアップ例】

工程

営業が行うべき対応例

着工〜上棟

写真付きレポート、現場見学会の案内

上棟〜木完

設備・内装の最終確認、現場での質問受付

木完〜竣工

完成チェックリスト、引渡し式の段取り

引き渡し前

設備の使い方ガイド、各種手続きサポート


4-3. アフターサービス・OB施主との関係づくり

  • 引き渡し後の定期点検や「住んでみて気付いたことアンケート」で関係を維持

  • アフター専門部門がある場合も、営業が“顔”となってお客様に連絡

  • OB訪問や新築見学会で協力してもらう、紹介キャンペーンの実施

  • 住宅会社のファンづくり・口コミ獲得につなげる


4-4. 顧客管理・フォロー体制の仕組み化

  • 顧客情報をデータベース・CRMで管理し、商談履歴や家族構成、趣味・生活背景まで記録

  • 定期的なフォローアップ(点検・誕生日・季節の挨拶等)の自動化

  • 社内で顧客情報を共有し、担当変更時も安心


4-5. SNS・デジタル活用によるコミュニケーション強化

  • Instagram、LINE公式アカウント、メールマガジンなどで最新情報やイベント告知

  • OB施主の声や実際の暮らしの様子をSNSで紹介

  • オンライン打ち合わせやバーチャル展示場の活用で“遠隔でも顔の見える営業”を実現




5. 注文住宅営業の商談ストーリーと実践例

注文住宅営業の商談ストーリーと実践例

5-1. 初回面談で心をつかむ自己紹介・ヒアリング

  • 最初の印象が、その後の信頼関係に大きく影響

  • 自己紹介は「どんな営業スタイルか」「住宅への想い」「得意分野」まで率直に伝える

  • ヒアリングは“質問攻め”でなく、お客様自身が語れる空気づくりが重要


【自己紹介例】

「私は自宅も注文住宅で建てた経験があり、家族で理想の暮らしを楽しんでいます。お客様の立場で悩んだこと、決断の難しさもよく分かりますので、どんな小さなことでもご相談ください。」

5-2. ライバル他社と比較されるときの対応法

  • 他社批判を避け、自社の強みや“お客様への想い”で差別化

  • 「ご家族にとって一番良い会社と出会ってほしい」と、誠実なスタンスで接する

  • 価格だけで勝負しない、総合力やアフターサービスもアピール


5-3. 難しいお客様(慎重派・価格重視・迷い型)との向き合い方

  • 慎重派: 決断を急かさず、情報提供を丁寧に、過去事例や第三者評価も共有

  • 価格重視: 価格の根拠や内訳を明確化、ローコスト案と標準案の比較提案

  • 迷い型: 複数パターンのプランや、先輩施主の実体験・後悔談を共有


5-4. 住宅営業におけるよくあるNGトークと成功パターン

【NGトーク例】

  • 「他社さんはここがダメです」「今決めないと損です」などの不安煽り

  • 顧客の質問に即答できず曖昧な返事をする

  • 専門用語を並べて優位性をアピールしすぎる

【成功パターン】

  • 「ご不安はごもっともです。私も同じ立場なら迷います」

  • 「分からないことはすぐ調べてご連絡します」

  • 「私たちは“納得できる家づくり”を大切にしています」


5-5. 成約に導くクロージングの極意

  • 最後は“営業マン自身への信頼感”が決め手になる

  • 決断に迷う場合は「どうすればご家族が一番安心できますか?」と本音を引き出す

  • クロージング後も「ご契約=ゴールではなく、これからが本当のスタート」と伝える


5-6. 契約後のトラブル・解約リスクへの対応術

  • 契約内容の不明点、仕様変更や追加工事の要望は書面で明確化

  • 解約リスク(ローン不成立・家族の意見不一致)は事前に想定し、リカバリープランを準備

  • トラブル発生時も隠さず、早期解決・誠実対応で信頼維持



6. 注文住宅営業の成約率アップ実践術

注文住宅営業で“成果”を出すためには、単なる「顧客対応力」だけでなく、商談以外の部分での動き方や、集客~成約までの全体プロセス管理も極めて重要です。

ここでは、トップ営業マンが実践している成約率アップの秘訣を体系的に解説します。

注文住宅営業の成約率アップ実践術

6-1. 集客からアポ獲得までのプロセス管理

営業における「リード=見込顧客」の重要性

  • モデルハウス・イベント・ネット集客・紹介など、あらゆるチャネルでリードを獲得

  • 単なる“名簿集め”に終始せず、「顧客の本気度」「家づくりの検討段階」「家族の希望」などの情報を整理

  • リード管理表やCRMツールで“今どの段階か”を常に可視化


アポ獲得率を高めるためのアプローチ例

  • 初回コンタクト時は「しつこくなく、印象に残る」フォローを心がける

  • 住宅イベントや資料送付の案内は“顧客の興味に合った内容”にカスタマイズ

  • 「家づくりの進め方」など無料相談会の案内で壁を低くする

  • 問い合わせ後の初動対応スピードが成約率を大きく左右


6-2. モデルハウス・見学会・イベント営業のコツ

モデルハウス営業の極意

  • お客様が「ここで暮らす自分たち」をイメージできる案内を意識

  • 設備や素材の説明は“スペック”ではなく、“体感価値”を伝える

    • 例:「この断熱材だと冬でも床が冷たくなりません。ぜひ素足で体験してください」

  • 「他社の展示場も必ず見学してください」と正直に勧めることで、顧客の信頼度アップ

  • ご家族のペースでゆったり見学してもらい、無理なクロージングは厳禁


イベント営業・見学会で成果を上げるコツ

  • 限定感・特別感(例:施主様との座談会、プロのインテリア相談など)で興味喚起

  • 実際の施主様の声や住まい体験を直接伝えてもらうと、営業トーク以上の効果

  • 来場時のアンケートでは「営業への期待・不安・家づくりのイメージ」など細かくヒアリング


6-3. 資料請求・Web問合せ顧客の育成法

  • WebやSNS経由の顧客は“今すぐ客”と“情報収集段階”が混在。対応の温度感を調整

  • メール・LINEなどで家づくり豆知識、失敗談・成功事例、イベント案内などを**“お役立ち情報”として継続配信**

  • 資料送付時には、単なるカタログだけでなく、「家づくりガイド」「資金計画入門」など、営業パーソナルメッセージを添える

  • 問い合わせから3日以内のアクションが成約確率を大きく左右


6-4. 紹介・リピーター・OB活用の仕掛け方

  • OB訪問会やOB交流イベントを開催し、施主様の“生の声”を次のお客様へ

  • 紹介キャンペーンやOB施主向けの特典(リフォーム割引・家族写真撮影など)でリピーター獲得

  • 「住んでから分かったこと」「実際の不満・後悔」も正直に伝えてもらうことで、“ウソのない家づくり”への信頼度アップ


6-5. デジタルマーケティング・SNS時代の営業戦略

  • Instagram、YouTube、X(旧Twitter)、LINE公式など、顧客が集まるSNSで自社や営業個人のファンづくり

  • モデルハウス紹介動画、スタッフの一日、施主インタビューなど「リアルな日常」を発信

  • オンライン個別相談、Zoom内覧、360度カメラのバーチャルモデルハウスで“来店不要”の営業プロセスを確立

  • デジタルでも「人の温かさ」「顔が見えるやり取り」を大切に




7. 注文住宅営業のトラブル・失敗とその回避策

どれだけ努力しても、注文住宅営業には予期せぬトラブルやクレームがつきものです。

ここでは、実際に現場で起きがちな事例と、その防止策・リカバリー術を具体的に紹介します。

注文住宅営業のトラブル・失敗とその回避策

7-1. 見積もり・工事費トラブル事例

【事例】

「最初の見積書に入っていなかった付帯工事費や地盤改良費が後から追加され、予算オーバー」

【回避策】

  • 初回見積もりで“別途費用”や“不明確な項目”を徹底ヒアリング・明記

  • 地盤調査やインフラ整備などリスクのある費用はシミュレーション段階で予算に盛り込む

  • 工事進捗に応じた“追加見積もり”は都度お客様に説明・承諾を得る


7-2. 契約後の仕様・追加工事トラブル

【事例】

「引渡し直前になって、お客様が急に“やっぱりコンセントを増やしたい”と要望変更。工期・費用が追加発生」

【回避策】

  • 契約時に“変更可能な期限”を明確に伝えておく

  • 追加工事の有無・費用は全て書面で記録し、顧客にも確認してもらう

  • “どんな小さな変更も必ず営業に相談”という安心感を持たせる


7-3. 顧客とのコミュニケーション不足による行き違い

【事例】

「担当営業と現場監督の連携ミスで、お客様の要望が現場に伝わっておらず、施工ミスや手戻りが発生」

【回避策】

  • ヒアリングシートや要望書は社内クラウドで必ず共有

  • 施主・営業・現場三者での“現場打合せ”や“引き継ぎ会議”を必須に

  • 小さなことでも「メモ・写真・メール」で履歴を残す


7-4. 情報共有・社内連携の重要性と改善策

  • “現場が分からないまま進んでしまった”を防ぐため、現場会議やチャットグループでの即時情報共有を徹底

  • 新人営業や担当変更時の“引き継ぎマニュアル”を社内で整備

  • トラブル事例の社内共有と改善ミーティングを定期開催


7-5. トラブルが起きたときの謝罪・再発防止の実践例

  • 謝罪はスピード・誠意・具体策の3点セット

  • 原因や責任の押し付け合いはNG。まずは「ご不便・ご心配をおかけしたこと」に対して謝罪

  • 対応後は「今後同じことが起きない仕組み」「再発防止の取り組み」を必ず説明

  • 顧客が納得しきれない場合は、第三者機関や経営層も交えた誠実対応




8. 注文住宅営業で成果を伸ばすための自己成長

注文住宅営業で“長く成果を出し続ける人”は、常に自己成長の意識が高い人です。

「成長なくして成果なし」を合言葉に、自分自身をどう磨き続けるか、その具体策をまとめます。

注文住宅営業で成果を伸ばすための自己成長

8-1. 日々の営業活動の振り返りと改善

  • 日報・週報で「良かった点」「反省点」「改善アクション」を毎回振り返り

  • 商談ごとに“なぜ成約できた/できなかったか”を自分なりに分析

  • 上司や先輩営業とロールプレイング・案件レビューを実施


8-2. 成約率アップのための自己研鑽方法

  • 最新の住宅技術・法改正・資金計画セミナーへの積極参加

  • 他社の優秀な営業パーソンとの交流・SNSグループ参加

  • 成功している営業マンの話し方・プレゼン資料・クロージングトークの徹底研究


8-3. 注文住宅営業のキャリアアップと将来性

  • 営業リーダー、支店長、設計・現場へのキャリアチェンジ

  • FC独立や自社開業、地元密着の新ブランド立ち上げ

  • デジタル時代の営業職として、Web/SNS/AI活用力も必須スキルへ


8-4. 住宅業界で生き残るためのスキルアップ戦略

  • 単なる「家を売る」から「暮らしをプロデュース」「資産・ライフプラン相談」までサポート領域を広げる

  • デジタル・オンライン・データ活用の基礎リテラシーを強化

  • 多様な住宅商品、リフォームや土地活用まで学ぶ


8-5. 営業職から経営者・独立を目指す場合のステップ

  • まずは“地域で信頼される営業パーソン”として実績を積み重ねる

  • 顧客・OB・協力業者ネットワークの構築

  • 会計・法務・集客・マネジメントなど幅広い知識も同時習得

  • 本部・先輩独立者からの実践アドバイスを受ける



9. 注文住宅営業Q&A・よくある質問総まとめ

注文住宅営業Q&A・よくある質問総まとめ

9-1. 注文住宅営業の1日の流れは?

  • 朝礼・現場確認

  • お客様アポやオンライン商談

  • 設計・現場打合せ

  • 見積・提案書作成

  • フォロー電話・メール・SNS対応

  • 日報・振り返り


9-2. 未経験者でも活躍できる?

  • 知識は入社後・現場で必ず身につく

  • 人と話すこと・相手の想いに寄り添う力が最重要

  • 分からないことを“すぐ調べて素直に伝える”姿勢が信頼される


9-3. 成績が伸びないときの対処法

  • まず「顧客目線で本当に役立つことを提供できているか」自問

  • 成功している先輩・同僚のやり方を真似てみる

  • 初心に返って「なぜ営業を選んだか」を振り返る


9-4. 顧客の不安や疑問を解消するFAQ

よくある質問

回答例

予算をオーバーしそう…

コスト調整案、ローン相談、分割施工提案

他社の見積と迷っています

比較表で違いを整理、ご家族の希望重視

契約後に変更はできる?

期限・費用説明のうえ柔軟対応

営業担当は変わらない?

チーム制や担当変更時のフォロー体制説明


9-5. 最新の営業ツール・アプリのおすすめ

  • 顧客管理:Salesforce、kintone、Sansan

  • 資金計画:住宅ローンシミュレーター(各銀行/住宅金融支援機構)

  • プレゼン:3D間取り作成ソフト、ホームステージングVR

  • SNS発信:Instagram、YouTube、LINE公式アカウント




10. 注文住宅営業で一生役立つチェックリスト&成功の秘訣

注文住宅営業で一生役立つチェックリスト&成功の秘訣

10-1. 商談前・提案前の準備項目

  • 顧客家族の基本情報、悩み・不安の確認

  • 土地や建物条件の最新調査

  • 自社・競合商品や保証内容の徹底比較

  • 成功事例・失敗事例のピックアップ


10-2. ヒアリング・提案・クロージングの注意点

  • お客様の話を「遮らない」「否定しない」

  • 無理な即決を迫らず、納得のタイミングを重視

  • 提案資料は“お客様だけのカスタマイズ”を徹底


10-3. 契約後・引き渡し後フォローのポイント

  • 定期点検や感謝の手紙で関係維持

  • 家族のイベント時にも連絡(誕生日・入学など)

  • 小さな困りごとも迅速対応


10-4. 営業マンとして信頼を積み重ねる習慣

  • 毎日の小さな約束を必ず守る

  • 悩みや困りごとはすぐ共有・相談

  • 業界や商品知識の“勉強”を続ける


10-5. 今後の住宅営業に求められる新しい視点

  • 「売る」から「暮らしを共創する」へ

  • デジタル技術・SNS・AI活用の知識をアップデート

  • お客様の“人生相談役”となる気持ちで関わる




総まとめ

注文住宅営業は、お客様の「人生の夢」や「家族の幸せ」という最大の願いに寄り添い、その実現を全力で支えるプロフェッショナルな仕事です。

提案力・コミュニケーション力・トラブル対応・アフターフォロー、そして日々の学びと人間力の積み重ねが、営業としての信頼と成果を必ず生み出します。

どんな時代も、お客様から「この人で良かった」と言われること。それが最高のやりがいであり、あなたの一生の財産です。



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