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注文住宅の見積もり診断

注文住宅の支払いスケジュール完全解説|いつ・いくら必要になる?

  • 執筆者の写真: 見積もりバンク担当者
    見積もりバンク担当者
  • 2月7日
  • 読了時間: 17分

更新日:2月7日

更新日:2026年02月07日


注文住宅の支払いは、住宅ローンだけを考えていても成り立ちません。契約時・着工時・上棟時など、ローン実行前に現金が必要になる場面がいくつもあります。

本記事では、注文住宅の支払いスケジュールを時系列で整理し、「いつ・いくら必要になるのか」「何に注意すべきか」を分かりやすく解説します。

注文住宅の支払いスケジュール完全解説|いつ・いくら必要になる?

目次


注文住宅の見積もり診断
注文住宅の支払いスケジュール全体像

「注文住宅って、結局いつ・いくら払うの?」これは、家づくり相談の中でも最も多い質問のひとつです。

多くの人が住宅ローンのことは調べていても、注文住宅の支払いスケジュールそのものは、意外と曖昧なまま進めてしまいます。


その結果、

  • 契約時に思った以上の現金が必要になる

  • 着工前に資金が足りなくなる

  • ローン実行のタイミングを勘違いする

といった「お金のトラブル」が起きやすくなります。


この章ではまず、注文住宅の支払いスケジュールの全体像を整理します。

1-1. 注文住宅は一括払いではない


結論(要約)

注文住宅の支払いは、工事の進行に合わせて段階的に発生する。

建売住宅や中古住宅のイメージで、

「最後にまとめて払うんでしょ?」

と考えていると、ほぼ確実に資金計画でつまずきます。


なぜ一括払いではないのか

注文住宅は、

  • 契約

  • 着工

  • 上棟

  • 完成

という長い工程を経て建てられます。

そのため住宅会社側としては、

  • 材料の仕入れ

  • 職人への支払い

  • 工事費の立て替え

を、すべて最後まで負担することはできません。

結果として、

工事の節目ごとに支払いが発生する

という仕組みになっています。


実務者の補足

注文住宅の支払いは、「工事の進み具合」とセットで考える必要があります。

1-2. 支払いは何回に分かれるのか


結論(要約)

注文住宅の支払いは、一般的に3〜5回に分かれる。

住宅会社や契約形態によって多少異なりますが、多くの場合、次のような流れになります。


一般的な支払い回数とタイミング

タイミング

主な内容

契約時

手付金・契約金

着工前〜着工時

着工金

上棟時

中間金

完成時

最終金

引き渡し時

諸費用・残金精算

※ 会社によっては「着工金なし」「中間金なし」のケースもあります。


なぜ会社ごとに違うのか

支払い回数が異なる理由は、

  • 会社の資金力

  • 工事の請負形態

  • 銀行との取引条件

といった住宅会社側の事情によるものが大きいです。


プロ視点のコメント

支払い回数が少ない=良い会社、というわけではありません。重要なのは、資金計画と合っているかどうかです。

1-3. 建売との支払いスケジュールの違い


結論(要約)

注文住宅と建売住宅では、支払いスケジュールがまったく違う。

この違いを知らないまま注文住宅に進むと、「こんなはずじゃなかった」となりやすいです。


建売住宅の支払いイメージ

建売住宅の場合、

  • 売買契約

  • 引き渡し

  • ローン実行

がほぼ同時に行われます。

つまり、

自己資金はほぼ最後まで温存できる

という特徴があります。


注文住宅との決定的な違い

注文住宅では、

  • ローン実行前に支払いがある

  • 現金(自己資金)が途中で必要

  • 工期が長く、支払いが分散

という特徴があります。


比較表|注文住宅と建売の支払いスケジュール

項目

注文住宅

建売住宅

支払い回数

複数回

原則1回

ローン実行

完成時が多い

引き渡し時

途中現金

必要

ほぼ不要

資金計画

複雑

シンプル

実務者の実感

建売から注文住宅に切り替えた人ほど、支払いタイミングの違いに驚く傾向があります。

第1章のまとめ

  • 注文住宅の支払いは一括ではない

  • 工程に合わせて3〜5回に分かれる

  • 建売住宅とは支払いスケジュールが大きく異なる

この時点で押さえてほしいのは、

「注文住宅=途中で現金が必要になる」

という前提です。



契約時に必要になる支払い

注文住宅の支払いスケジュールで、**最初に現実を突きつけられるのが「契約時の支払い」**です。

この段階で、

  • 「そんなに現金が必要だと思っていなかった」

  • 「ローンで全部払えると思っていた」

と戸惑う人は、実は少なくありません。

2-1. 手付金の役割と相場


結論(要約)

手付金は「本気で契約する意思表示」として支払うお金。

注文住宅では、請負契約を結ぶ際に手付金を求められるのが一般的です。


手付金の主な役割

手付金には、次のような意味があります。

  • 契約を成立させるための証拠

  • 契約解除時のルールを明確にする

  • 住宅会社側のリスク軽減

つまり、

「とりあえず」ではなく「正式契約」であることを示すお金です。

手付金の相場感

一般的な目安は以下の通りです。

工事請負金額

手付金の目安

2,000〜3,000万円

50〜100万円

3,000〜4,000万円

100万円前後

4,000万円以上

100〜200万円

※ 金額は住宅会社ごとに差があります。


プロ視点の補足

手付金は「多ければ安心」ではなく「適正かどうか」が重要です。

👇もっと深く知りたい方はこちら


2-2. 契約金・申込金の考え方


結論(要約)

「申込金」と「契約金」は同じ意味で使われていない場合がある。

ここは、特に混乱しやすいポイントです。


よくある2つのパターン

住宅会社によって、次のような違いがあります。

① 申込金=契約前の仮押さえ

  • 数万円〜10万円程度

  • 後で手付金に充当される

  • 条件次第で返金されることが多い

② 契約金=契約成立時の支払い

  • 手付金と同義

  • 原則返金されない


注意すべきポイント

  • 「申込金」と言われても契約扱いになるケース

  • 書面上の表現が分かりにくい

  • 返金条件が明記されていない


実務者の実感

「申込金だから軽い気持ちで払った」というトラブルは、実際にかなり多いです。

👇もっと深く知りたい方はこちら


2-3. この時点で現金が必要な理由


結論(要約)

契約時の支払いは、住宅ローンではカバーできない。

ここが、注文住宅の支払いスケジュールで最初に理解しておくべき重要点です。


なぜローンが使えないのか

住宅ローンは原則として、

  • 建物が完成

  • 引き渡しが可能

という状態で実行されます。

つまり、

契約時点では、まだ「担保」が存在しない

ため、ローン実行ができません。


実際に必要になる現金

契約時点で自己資金から出ることが多いのは、

  • 手付金

  • 印紙代

  • 初期の設計費(会社による)

これらは、事前に準備しておく必要があります。


Q&A|自己資金が少ない場合はどうする?

Q:現金が少ないと契約できない?

A:必ずしも不可能ではありません。ただし、

  • 手付金の相談

  • 支払いタイミングの調整

  • つなぎ融資の検討

など、事前の調整が必須になります。


プロ視点のコメント

契約前に「いつ・いくら現金が必要か」を確認しないのは、資金計画上かなり危険です。

👇もっと深く知りたい方はこちら


第2章のまとめ

  • 契約時には手付金・契約金が必要

  • 金額相場は数十万〜100万円超

  • 原則、住宅ローンは使えない

ここで押さえるべきは、

「契約=現金が動くタイミング」

という事実です。



着工前・着工時の支払い

契約が終わると、多くの人が一度ホッとします。

しかし実は、ここからが注文住宅の支払いスケジュールで最も注意が必要なフェーズです。

なぜなら、

まだ住宅ローンが実行されていないのに、まとまった支払いが発生する

からです。

3-1. 着工金とは何か


結論(要約)

着工金とは「工事を開始するために必要な前払い金」。

着工金は、基礎工事などを始める前後に支払うお金です。


着工金が必要な理由

住宅会社は着工と同時に、

  • 資材の発注

  • 職人の手配

  • 工事工程の確定

を行います。

そのため、

工事費の一部を先に回収する必要がある

という仕組みになっています。


着工金の位置づけ

  • 契約金(手付金)とは別

  • 最終的には建物代金に含まれる

  • あくまで「前払い」


プロ視点の補足

着工金は追加費用ではなく、支払い時期が早いだけという点を誤解しないでください。

3-2. 支払い割合の目安


結論(要約)

着工金は工事費の20〜30%が目安。

これはあくまで一般的な相場ですが、多くの住宅会社でこの範囲に収まります。


支払い割合の一例

タイミング

割合目安

契約時

5〜10%

着工時

20〜30%

上棟時

20〜30%

完成時

残額

※ 会社によっては着工金と上棟金をまとめる場合もあります。


注意すべきポイント

  • 割合が極端に高い

  • 理由の説明が曖昧

  • 支払い条件が書面にない

このような場合は、必ず理由を確認してください。


実務者の実感

「慣例です」という説明だけで納得してしまうのは危険です。

3-3. 住宅ローン実行前の注意点


結論(要約)

着工金は、原則として自己資金で支払う必要がある。

ここが、注文住宅の支払いスケジュールで最も勘違いされやすいポイントです。


なぜローンが使えないのか

多くの住宅ローンは、

  • 建物完成

  • 引き渡し

を条件に実行されます。

つまり、

着工時点ではまだ担保評価が確定していない

ため、ローンが使えません。


つなぎ融資という選択肢

自己資金が不足する場合は、

  • つなぎ融資

  • 分割融資

  • 土地先行融資

などを使うケースもあります。

ただし、

  • 金利が高め

  • 手数料がかかる

  • 手続きが複雑

というデメリットもあります。


Q&A|着工金を払えないとどうなる?

Q:着工金を用意できない場合は?

A:

  • 着工が延期される

  • 契約内容の見直し

  • 最悪の場合、契約解除

につながる可能性があります。

プロ視点のコメント
着工金は「払える前提」で契約すべき支払いです。

第3章のまとめ

  • 着工金は工事開始のための前払い

  • 相場は工事費の20〜30%

  • 原則、住宅ローン実行前に現金が必要

この章で一番伝えたいのは、

「契約できた=安心」ではない

ということです。



上棟時・工事中の中間金

着工金を支払い、工事が始まると、次に訪れるのが 上棟(じょうとう)前後の支払い です。

このタイミングで発生するのが、中間金(上棟金) と呼ばれる支払いです。

4-1. 上棟時に支払いが発生するケース


結論(要約)

上棟時は「工事が大きく進んだ節目」として支払いが設定されやすい。

上棟とは、

  • 柱・梁が組み上がり

  • 家の形が一気に見える

  • 工事全体の山場

とも言える工程です。


なぜ上棟時に支払いがあるのか

この時点で住宅会社は、

  • 構造材の大部分を使用

  • 多くの職人を投入

  • 工事費用を先行して支出

しています。

そのため、

工事費の一部を回収する必要がある

という考え方になります。


実際によくある支払い設定

  • 「上棟後○日以内に支払い」

  • 「上棟確認後に振込」

  • 「工事進捗◯%時点で支払い」


実務者の補足

上棟は住宅会社にとって資金負担が最も大きい工程のひとつです。

4-2. 工事進捗と支払いタイミング


結論(要約)

中間金は「工事の進み具合」と連動している。

中間金は、単なる慣例ではなく、工事進捗と密接に関係しています。


中間金の割合目安

支払い区分

割合目安

着工金

20〜30%

上棟金(中間金)

20〜30%

完成時

残額

※ 着工金+上棟金で全体の50〜60%になるケースが多い


注意したいポイント

  • 工事が遅れているのに請求が来る

  • 工程確認が曖昧なまま支払いを求められる

  • 支払い条件が口頭説明のみ

このような場合は、

「今どこまで工事が進んでいるのか」

を必ず書面や現地で確認しましょう。


プロ視点のコメント

支払いは「工事が進んだ事実」とセットで考えるべきです。

👇もっと深く知りたい方はこちら


4-3. 中間金がない会社もある?


結論(要約)

中間金がない会社は存在するが、必ず理由がある。

最近は、

  • 中間金なし

  • 完成時一括

をうたう住宅会社も増えています。


中間金なしの仕組み

中間金を取らない会社は、

  • 自社の資金力がある

  • 銀行からの運転資金で賄う

  • ローン分割実行を前提にしている

など、別の形で資金を確保しています。


注意すべき落とし穴

中間金がないからといって、必ずしも安心とは限りません。

  • 見積もりに金利・手数料が含まれている

  • 分割融資の条件が厳しい

  • 最終金の負担が大きくなる

実務者の実感
「中間金なし=支払いが楽」と単純に考えるのは危険です。

Q&A|中間金がある会社は悪い?

Q:中間金がある会社は避けるべき?

A:いいえ。支払いスケジュールが事前に明確で、資金計画と合っていれば問題ありません。

重要なのは、

自分の資金状況と無理なく合っているか

です。


第4章のまとめ

  • 上棟時に中間金が発生するケースは多い

  • 支払いは工事進捗と連動している

  • 中間金なしの会社にも仕組みと注意点がある

この章で押さえてほしいのは、

「中間金がある・ない」ではなく「自分の資金計画に合っているか」

という視点です。



完成時・引き渡し時の支払い

工事が終盤に差しかかると、いよいよ 完成・引き渡し というゴールが見えてきます。

このタイミングで発生するのが、最終金の支払いと住宅ローンの実行です。

多くの人が安心しきってしまう段階ですが、実務上はここでトラブルが起きることも少なくありません。

5-1. 最終金の支払いタイミング


結論(要約)

最終金は「建物完成後〜引き渡し前後」に支払うのが一般的。

最終金とは、

  • 工事費の残額

  • 追加・変更工事分

  • 精算金

をまとめたものです。


最終金が確定する流れ

一般的には、次のような手順を踏みます。

  1. 建物完成

  2. 施主検査(最終チェック)

  3. 修正・手直し

  4. 最終請求金額の確定

  5. 支払い・引き渡し

このため、

完成=すぐ支払いではないケースもあります。

注意したいポイント

  • 検査前に最終金を請求される

  • 修正が残ったまま支払いを求められる

  • 金額の内訳説明が曖昧

この場合は、必ず内容を確認してから支払うことが重要です。


プロ視点のコメント

最終金は「すべて納得した状態」で支払うのが原則です。

5-2. 住宅ローン実行との関係


結論(要約)

住宅ローンは、原則として「引き渡しと同時」に実行される。

ここが、注文住宅の支払いスケジュールでもっとも重要なポイントのひとつです。


なぜ完成までローンが実行されないのか

住宅ローンは、

  • 建物が完成している

  • 抵当権設定が可能

  • 引き渡しが行われる

という条件が揃って、初めて実行されます。

つまり、

完成前の支払いは、ローンでは賄えない

という前提は、最後まで変わりません。


よくある誤解

  • 「完成したら自動的にローンが出る」

  • 「引き渡し日と支払日は別でもいい」

実際には、

  • 銀行との事前段取り

  • 実行日の指定

  • 振込先の確認

が必要で、一つでもズレると引き渡しが延期されることもあります。


実務者の実感

引き渡し直前は、金融機関・司法書士・住宅会社の連携がとても重要です。

5-3. 引き渡し当日に必要な費用


結論(要約)

引き渡し当日は「ローン以外の現金」も必要になることが多い。

ここが、最後に慌てやすいポイントです。


引き渡し時に発生しやすい費用

  • 登記費用の残金

  • ローン事務手数料

  • 火災保険・地震保険料

  • 固定資産税・都市計画税の精算金

  • 水道加入金などの実費

これらは、

住宅ローンとは別に支払うケースが多い

ため、事前に把握しておかないと現金不足になります。


チェックリスト|引き渡し前に確認すべきこと

  • ☐ 最終金の内訳は明確か

  • ☐ ローン実行日と引き渡し日は一致しているか

  • ☐ 現金で必要な費用はいくらか

  • ☐ 保険・登記の手配は済んでいるか


プロ視点のコメント

「ローンが出るから大丈夫」と思っていると、最後に数十万円単位の見落としが起きがちです。

第5章のまとめ

  • 最終金は完成後〜引き渡し前後に支払う

  • 住宅ローンは引き渡しと同時に実行される

  • 引き渡し時にも現金が必要になる

この章で一番伝えたいのは、

「完成=支払い終了」ではない

という点です。



支払いスケジュールで失敗しやすいポイント

注文住宅の支払いスケジュールは、事前に知っていれば防げる失敗がほとんどです。

逆に言えば、

知らずに進めると、ほぼ確実にどこかで資金計画が苦しくなる

とも言えます。

この章では、現場で実際によくある失敗パターンを3つに分けて解説します。

6-1. 現金が足りなくなるケース


結論(要約)

注文住宅の支払いトラブルで最も多いのが「途中で現金が足りない」ケース。

これは決してレアな話ではありません。


よくある流れ

  1. 契約時の手付金は何とか用意できた

  2. 着工金もギリギリ払えた

  3. 上棟時の中間金で資金が尽きる

この時点で、

  • 親に借りる

  • 消費者ローンを検討する

  • 工事を止める

といった、本来避けるべき選択に追い込まれることがあります。


なぜ起きるのか

原因はほぼ共通しています。

  • 「ローンで全部払える」と思い込んでいた

  • 支払い回数と金額を把握していなかった

  • 諸費用・保険・登記を後回しにしていた


プロ視点のコメント

注文住宅は「総額が足りていても、途中資金が足りない」という事態が起きやすいです。

6-2. ローン実行タイミングの誤解


結論(要約)

「住宅ローンはいつでも使える」という誤解がトラブルを生む。

これは特に、初めて注文住宅を建てる人に多い勘違いです。


よくある誤解パターン

  • 着工金もローンで払えると思っていた

  • 上棟時にローンが出ると思っていた

  • 銀行が自動で手配してくれると思っていた

実際には、

住宅ローンは「完成・引き渡し」が原則

という前提があります。


現場で起きる問題

  • ローン実行が間に合わない

  • 引き渡しが延期になる

  • 余計なつなぎ融資が必要になる

実務者の実感
ローンの話は住宅会社任せにするとズレやすいと感じます。

6-3. 諸費用を後回しにしていた


結論(要約)

「建物代だけ見ていた」ことが最後の落とし穴になる。

注文住宅では、建物本体以外にも多くの費用が発生します。


後回しにされがちな費用

  • 登記費用

  • 火災・地震保険

  • 住宅ローン手数料

  • 固定資産税の精算

  • 引っ越し費用

これらは、

数十万円〜100万円超になることも珍しくない

にもかかわらず、後半まで見落とされがちです。


ありがちな失敗

  • 「ボーナスで払えばいい」と考える

  • 「あとで何とかなる」と先送り

  • 見積もりに含まれていると勘違い


プロ視点のコメント

諸費用は「最後にまとめて払うお金」ではなく、早めに確保すべき資金です。

👇もっと深く知りたい方はこちら


第6章のまとめ

  • 一番多い失敗は「途中で現金不足」

  • ローン実行タイミングの誤解が多い

  • 諸費用の見落としが最後に響く

この章で覚えておいてほしいのは、

「総額OK=安心」ではない

という点です。



まとめ|注文住宅の支払いは「時期」と「現金準備」がカギ

注文住宅の支払いスケジュールは、家づくりの成否を左右するほど重要な要素です。

にもかかわらず、

  • 住宅ローンのことだけ考えていた

  • 支払いは最後にまとめて行うと思っていた

  • 現金が途中で必要になることを知らなかった

という状態で進めてしまう人が、今も多くいます。

注文住宅の支払いスケジュールを振り返る

ここまで解説してきた内容を、時系列で整理すると次のようになります。


注文住宅の支払いスケジュール全体像

タイミング

主な支払い内容

ローン利用

契約時

手付金・契約金

×

着工前・着工時

着工金

×

上棟時

中間金

×

完成時

最終金

引き渡し時

諸費用・残金

※ 住宅ローンは原則「完成・引き渡し時」に実行


なぜ「時期」が重要なのか

多くのトラブルは、

いくら払うかではなくいつ払うか

を把握していなかったことから起きています。

  • 総額は問題ないのに、途中で資金不足

  • ローンが出ると思っていた時期に出ない

  • 現金が必要なタイミングが重なる

これらはすべて、支払い時期の見落としが原因です。


なぜ「現金準備」が重要なのか

注文住宅では、

  • 契約時

  • 着工時

  • 上棟時

と、ローン実行前にまとまった現金が必要になります。

つまり、

「自己資金ゼロで建てられる」

という考え方は、現実的ではありません。


プロ視点のコメント

注文住宅の資金計画は、「自己資金があるか」より「いつ使うか」を整理することが重要です。

無理なく進めるための最終チェックリスト

最後に、これから注文住宅を検討する人に向けて、最低限確認しておいてほしいポイントをまとめます。


支払いスケジュール確認チェックリスト

  • ☐ 支払い回数とタイミングを把握している

  • ☐ 各タイミングで必要な金額が分かっている

  • ☐ 住宅ローン実行日を理解している

  • ☐ 諸費用・保険・登記費用を含めている

  • ☐ 現金が不足しないかシミュレーションしている


専門家として伝えたいこと

注文住宅の支払いで失敗する人の多くは、「無謀な判断」をしたわけではありません。

「知らなかっただけ」

というケースがほとんどです。

だからこそ、

  • 契約前

  • 着工前

  • ローン申込前

の段階で、支払いスケジュールを可視化することが何より重要です。


この記事の結論

注文住宅の支払いは、「金額」よりも「タイミング」と「現金準備」で決まる。

この一点を押さえておくだけで、家づくりの不安は大きく減ります。

次にやるべきこととしては、

  • 見積書の支払い条件を確認する

  • 金融機関にローン実行時期を確認する

  • 自己資金の使い道を整理する

この3つから始めるのがおすすめです。



出典名

内容・記事との関連性

URL

国土交通省「住宅取得に係る資金計画」

注文住宅における資金計画・支払い時期の考え方

国土交通省「住宅工事請負契約の基礎知識」

工事請負契約・手付金・契約金の考え方

消費者庁「住宅の契約トラブル事例」

契約時支払い・申込金トラブルの実例

住宅金融支援機構「住宅ローンの仕組み」

住宅ローン実行タイミング・完成条件

住宅金融支援機構「つなぎ融資・分割融資の考え方」

着工金・中間金とローンの関係

一般社団法人 日本住宅建設産業協会

注文住宅の工事工程・支払い慣行

国土交通省「建築着工統計調査」

注文住宅の工期・工程構成の根拠

金融庁「住宅ローン利用者向け注意喚起」

ローン実行条件・諸費用の考え方


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