注文住宅で相見積もりを取らないデメリットと賢い見積もり戦略
- 見積もりバンク担当者

- 2025年9月9日
- 読了時間: 12分
更新日:2025年12月13日
更新日:2025年12月13日
注文住宅を建てる際に、相見積もりを取らずに一社だけで決めてしまう人は少なくありません。しかし、それでは価格が適正かどうか判断できず、提案内容や工事範囲の差に気づけないまま契約してしまう危険があります。さらに、比較材料がなければ値引き交渉も難しく、結果的に数百万円単位で損をするケースも…。
本記事では、「注文住宅で相見積もりを取らないことが招くリスク」を具体例とともに紹介し、さらに複数社に同条件で見積もりを依頼する方法、比較表の作り方、交渉に活かすポイントまで、実践的な戦略をわかりやすくまとめました。これを読めば、無駄な出費を避けて、安心して理想の家づくりを進めるための判断軸が身につきます。

目次

1-1. 相見積もりを取らない施主が後悔しやすい理由
注文住宅は一生に一度の大きな買い物。しかし多くの施主が「最初に出会った会社でそのまま決めてしまった」「複数社で比べるのが面倒で一社だけ…」という理由から、相見積もりを取らずに契約し、後悔しています。
【実体験】
「営業担当者の感じが良くて、そのまま契約。ところが後から相場より数百万円高いことが分かり、ショックを受けました」(40代男性・岡山市)
よくある“後悔パターン”
見積書を比較しなかったため、内容・金額が妥当か判断できない
設備や仕様で“思い込み”によるミスマッチが発生
追加費用やオプションの内容が不透明で予算超過
他社ならもっと良い提案があったことに後で気付く
1-2. 業界の「見積もり慣習」と価格のブラックボックス
住宅業界では、「見積もりの出し方」や「価格の決まり方」が会社ごとに全く異なります。見積書の内訳がざっくり「一式」となっていたり、オプションの扱いが違ったりと、“ブラックボックス”化しやすい構造です。
【プロ視点コメント】
「見積書は“施主側が内容を質問して初めて開示される項目”も多い。最初から全てオープンな会社は意外と少ないのが現状です」(建築コンサルタント・山本健一)
見積もり慣習の違い
主な違い | ハウスメーカーA | ハウスメーカーB |
本体価格 | 〇〇一式で提示 | 主要項目ごと明細で提示 |
付帯工事の扱い | 別途費用になる | 本体に含まれる |
諸費用・税 | 契約後に提示 | 見積書に全て記載 |
標準仕様の範囲 | 最小限に設定 | 充実プランを推奨 |
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1-3. プロが語る!見積もり比較が“本当の適正価格”を生む理由
なぜ「比較」が重要か――相見積もりを取ることで“自分に合った内容・条件での適正価格”が見えてきます。
各社の強みやコスト感が数字で把握できる
標準仕様やアフターサービスの差も明確化
“金額”だけでなく“説明力・誠実さ”も比較材料になる
結果的に価格交渉やプラン相談も有利に進む
【実体験】
「3社に同じ要望で見積もりを依頼したら、価格差は180万円。しかも安い会社ほど内訳説明が分かりやすく、安心感があった」(30代ご夫婦・広島県福山市)
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2-1. 適正価格がわからず損するパターン
相見積もりをしない=“言い値”で契約するリスク。注文住宅はオーダーメイドなので「相場」が分かりづらく、競合比較なしだと損をする確率が高くなります。
【表1】相見積もりを取らない場合の価格差例(実際の声)
建築会社 | 坪数 | 見積価格 | 差額 | コメント |
ハウスメーカーA | 35 | 2,850万円 | - | 最初に提示 |
ハウスメーカーB | 35 | 2,690万円 | ▲160万 | 2社目で提示 |
工務店C | 35 | 2,620万円 | ▲70万 | 標準仕様が充実 |
体験談
「一社だけだと価格の妥当性が見えず、“高いまま契約していたかも”と思います。」
2-2. 内容・仕様の“抜け”や過剰提案に気づけないリスク
一社だけの見積もりでは、「仕様が抜けていた」「必要ない高額オプションをつけられた」ことに気付きにくいです。
住宅性能や標準装備が業者ごとに異なる
オプションが“最初から込み”か“別途”か違う
何が本当に必要なのか判断しにくい
【表2】内容・仕様の落とし穴比較
比較項目 | 会社A | 会社B |
断熱性能 | 標準仕様(△) | オプション |
浴室乾燥機 | 標準仕様 | 追加10万円 |
キッチン収納 | オプション | 標準装備 |
2-3. 追加費用や契約後トラブルの危険性
最初の見積書では“最低限の内容”しか入っていないケースが多く、契約後に「これは別料金です」と追加されてトラブルに。
見積書に「一式」「別途」「要相談」表記が多い
土地条件による追加費用、変更時の増額
契約書に含まれない工事内容の“後出し”リスク
プロ意見
「契約後の追加費用は、最初に内容を比較・質問していれば回避できるものがほとんど。見積もり比較は“自衛策”でもあるのです」
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2-4. 担当者との信頼関係に“ギャップ”が生まれる理由
相見積もりを取らず一社のみに頼ると、「担当者としか話せない」「説明が足りない」などの不安が発生します。
担当者の主観に偏る(デメリット情報が得られにくい)
セカンドオピニオンがない
“見積もり比較”をした方が担当者も本気で向き合ってくれる
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2-5. 家族の後悔・将来の選択肢が狭まる落とし穴
家族で相談せず一社だけで決めると、「本当にこの選択で良かったのか?」という不安や後悔が残りやすいです。
他社の良いプラン・設備を知る機会を逃す
住み始めてから“もっと調べれば良かった”と後悔しやすい
家族間で不満や意見のズレが表面化するリスク
体験談
「引っ越し後、SNSで他社のプランや価格を知って“もっと調べて比べれば…”と話題になりました。」

3-1. 価格・内容・保証・アフターまで分かる比較表の作り方
相見積もりで得られる最大のメリットは、“複数の会社を公平な基準で比較できること”です。ただし、正しい比較表を自作することが重要。ポイントは「全社同じ条件」「項目ごとの並列比較」です。
【比較表サンプル】(例:3社比較)
比較項目 | A社 | B社 | C社 |
本体工事価格 | 2,800万円 | 2,650万円 | 2,750万円 |
付帯工事 | 120万円 | 100万円 | 110万円 |
諸費用 | 90万円 | 85万円 | 90万円 |
標準設備 | ○ | ◎ | △ |
保証内容 | 10年/20年 | 10年 | 30年 |
アフターサービス | 年1回訪問 | 随時対応 | 2年ごと |
※「〇」「◎」「△」は自分の重視ポイント(例:標準設備の質・内容)に応じて評価しやすくする工夫。
【プロのアドバイス】
「エクセルやGoogleスプレッドシートを使えば、費用・サービス・設備仕様まで同時に並べて“見える化”できます。営業担当ごとの説明力や相性欄もメモしておくと判断基準がブレません。」
3-2. 相見積もりで施主主導の交渉術が手に入る
相見積もりを取ることで、“施主が主導権を握る”ことが可能になります。
他社の価格や条件を交渉材料にできる
「この条件で他社はこの価格だった」と具体的に交渉できる
金額だけでなく、内容・保証・工期・仕様の交渉も有利に
【表3】相見積もりがもたらす交渉メリット
交渉材料 | 効果 |
他社の具体的な見積金額 | 値引き・条件改善の提案が引き出しやすい |
仕様・設備の違い | 必要な設備だけに絞ってコストダウン交渉ができる |
保証やサービス内容 | 長期保証や無料点検の追加提案を引き出せる |
体験談
「3社で迷った結果、最終的に一番対応が良かった会社が“他社の保証内容も同じにします”と条件改善してくれた。比べることで、施主の要望が伝わりやすくなったと思います。」
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3-3. 各社ごとの本音・提案力・担当者の違いを引き出すコツ
相見積もりは単なる価格比較だけではありません。「説明力」「本音の対応」「柔軟な提案力」など、担当者の実力や誠実さの“見える化”にもつながります。
質問や細かな要望に対するレスポンスの速さ
融通のきき方や、予算への提案力
施主側が“分からない”まま放置されないか
【チェックリスト】比較時の注目ポイント
□ 質問や不明点への説明がわかりやすい
□ 「できません」とだけでなく代案・理由まで伝えてくれる
□ 契約を急かさず“納得優先”の姿勢がある
□ 自分たちのペースで判断できる雰囲気

4-1. 依頼前に必ず準備するべき希望条件・情報リスト
正確な相見積もりを取るには、「同じ条件・要望」を全社に伝える準備が不可欠です。
【準備するべき主なリスト】
建築予定地(土地情報・現状写真など)
希望の間取りや広さ(図面やイメージ図も)
家族構成・ライフスタイル
予算(総予算・自己資金・住宅ローン想定)
譲れない条件(例:耐震等級・断熱性能・バリアフリーなど)
優先順位(価格・性能・デザイン・立地)
※紙に書き出す、もしくはエクセル・Googleドキュメントで共有するのがベストです。
4-2. 依頼時の“誠実な伝え方”とNG行動
「相見積もりをお願いしています」と最初から伝えてOK
条件や希望はブレずに全社共通化
「価格だけが決め手ではない」とも伝えることで対応力・提案力も引き出しやすい
NG行動
条件や要望をコロコロ変更する
他社の見積書そのものを無断で他社に渡す
返信や返答を遅らせて“放置”する
4-3. 推奨する社数と比較しやすいフォーマットの作り方
2~3社が現実的な上限。多すぎると混乱・比較が難しくなる
比較表(自作でも、無料サービスのテンプレートでもOK)に「項目をそろえて」記入
最初からExcel・Googleスプレッドシートで作ると後々ラク
【表4】比較表テンプレート例(主要項目抜粋)
比較項目 | A社 | B社 | C社 |
本体価格 | |||
付帯工事 | |||
オプション費用 | |||
諸費用 | |||
標準設備 | |||
保証内容 | |||
アフターサービス |
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5-1. “断り”を伝える最適なタイミングと文例
検討の結果、他社に決めた場合はできるだけ早く、誠実に連絡を
メール・電話どちらでもOK、感謝の気持ちを一言添える
【断りメール例文】
件名:見積もりのご提案について 〇〇株式会社 〇〇様 この度はご提案いただきありがとうございました。 慎重に検討いたしました結果、今回は他社で契約を進めることとなりました。 ご尽力いただき誠にありがとうございました。 今後ともご活躍をお祈りいたします。
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5-2. 各社への説明・感謝・信頼構築のポイント
「どうしても条件や提案内容が合わなかった」など理由は簡潔でOK
営業担当者の今後の励みになる言葉を添えるとベスト
今後、知人・友人にも勧めたいと思える会社なら、その旨を伝えておく
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5-3. 値引き競争のデメリットとフェアな選択
値引きだけを目的に相見積もりを利用しない
施主もフェアな態度・誠実な判断をする
最終的に「信頼できる会社」「納得できる内容」で決定

6-1. 相見積もりで200万円得した事例の徹底分析
相見積もりによって大幅なコストダウンに成功した実例を紹介します。
【事例1】
40代ご夫婦(岡山市)初めての家づくりでA社とB社の2社見積もり。A社は親切な営業だったが、内訳が大まかで諸費用が「別途」。B社は細かな見積書を提示し、同じプラン・同等設備で総額200万円安い見積もりを提示。さらに、標準仕様が充実していたため追加費用も不要だった。
比較項目 | A社 | B社 |
本体価格 | 2,800万円 | 2,600万円 |
付帯工事 | 120万円 | 100万円 |
諸費用 | 別途 | 80万円 |
標準設備 | △ | ◎ |
総額 | 3,120万円 | 2,780万円 |
ポイント
条件を統一して複数社に依頼
金額だけでなく“内訳・標準仕様・説明の丁寧さ”も比較
納得して契約できたため、家族の満足度が高かった
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6-2. 「取らない」で後悔した失敗談と教訓
【事例2】
30代男性(広島県)最初に訪問した住宅会社の営業と“意気投合”。他社を見ずに契約し、完成後にSNSで「同じ間取りで150万円安い家」を建てた知人の投稿を見て大ショック。その後、オプション追加やアフターサービスの違いも分かり、「比べていれば選択肢も広がったのに」と後悔した。
教訓
価格・サービスは1社だけでは“判断基準”がない
他社事例や口コミも積極的に活用すべき
家族全員が納得して進めることが後悔防止のカギ
6-3. 家族満足と納得の住宅会社選びまでのプロセス
相見積もりを通じて「家族全員が納得できる決定」ができた事例も増えています。
【体験談・家族座談会】
「最初は“相見積もり=面倒”だと思っていたが、比較表を一緒に作ることで家族の希望や不安も見える化。最終的に“これでいい!”と全員納得して決断できた」(40代女性・愛知県)
【比較時の家族満足度チェックリスト】
□ 価格だけでなく内訳・標準仕様も説明を受けた
□ オプション・アフターサービスの違いも把握
□ 家族それぞれの希望や不安も可視化できた
□ 複数社の提案を検討し、選ぶ理由に納得できた

7-1. 相見積もりを“手間”で終わらせない思考法
相見積もりは「価格交渉のため」だけでなく“最適なパートナー選び”のプロセス
施主主導で納得するための「比較=自衛」の意識を持つ
面倒と思わず、“人生最大の買い物”と考えて丁寧に進める
7-2. これから家づくりする人に伝えたい最終アドバイス
迷ったら必ず2~3社は見積もりを取る
条件・要望を明確にし、同じ内容で比較する
価格だけで決めず、内容・説明・信頼性・家族の納得も判断材料に
疑問点や不安は納得いくまで質問してOK
【プロからのメッセージ】
「家づくりで後悔しない最大の秘訣は、施主自身が“賢く情報を集めて比較すること”です。どんなに忙しくても、相見積もりだけは絶対に省略しないでください。」
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7-3. 無料サービス・第三者診断の活用法とリソース一覧
近年は「見積もり比較支援」や「第三者診断サービス」も増加。中立的なアドバイスを得て、プロの視点で見積もり内容を“ダブルチェック”するのも有効です。
【主な無料・有料サポート例】
見積もり比較専門サイト
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注文住宅で相見積もりを取らないのは、価格も内容も“見えないリスク”を抱えること。施主主導で複数社比較を行い、“納得”と“安心”の家づくりを実現してください。迷ったらまずは相見積もりからスタート――それが後悔しない家づくりの第一歩です。
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