新築の工事の流れをわかりやすく解説|初心者でもイメージできる家づくりの全工程
- 見積もりバンク担当者

- 2025年8月18日
- 読了時間: 14分
更新日:2025年12月21日
更新日:2025年12月21日
「新築工事の流れ」は、家づくりを始める人が最初に知っておくべき基礎知識です。地盤調査や基礎工事、上棟から内装・外構、そして竣工検査や引き渡しに至るまで、数多くの工程を経てようやく完成します。
本記事では、初心者でもイメージしやすいように 新築工事の全工程 をわかりやすく解説し、さらに資金計画やトラブル対策、アフターサービスまで網羅しました。これからマイホームを計画する方が、安心して家づくりに臨めるための保存版ガイドです。

目次
1-1. 新築工事の全体像とは?
1-2. 初心者が知っておくべき新築工事の流れ
1-3. 新築工事を成功させるための心構え
2-1. 地盤調査と地盤改良の重要性
2-2. 基礎工事の手順とポイント
2-3. 木造新築工事における上棟とその後の工程
3-1. 地鎮祭とその役割
3-2. 仮設工事と施工の流れ
3-3. 各工程のチェックポイントと検査
4-1. 資金計画と費用の見積もり
4-2. 設計図の重要性とその解説
4-3. 大工や職人との最適な打ち合わせ
5-1. 施工の進捗状況の把握方法
5-2. 外装、内装、外構工事の順序
5-3. 竣工式と引き渡しの流れ
6-1. 工事中に起こりがちなトラブル
6-2. 近隣への挨拶と配慮
6-3. 竣工後の点検とアフターサービス

1-1. 新築工事の全体像とは?
新築工事は「土地探しから引き渡しまで」の長い工程を経て完成します。一般的な流れは次の通りです。
📌 新築工事の大まかな流れ
計画(資金計画・土地探し・設計依頼)
契約(工事請負契約・住宅ローン契約)
着工準備(地盤調査・地鎮祭・仮設工事)
基礎工事(掘削・配筋・コンクリート打設)
上棟(骨組みの建築)
内外装工事(屋根・壁・断熱・設備)
検査(行政・第三者検査・施主検査)
竣工・引き渡し(鍵の受け渡し・アフターサービス開始)
👉 全体像を把握してから細部に進むと「工期の遅れ」や「追加費用」に冷静に対応できます。
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1-2. 初心者が知っておくべき新築工事の流れ
「新築 工事の流れ」を初めて学ぶ人がつまずきやすいのは、工事と手続きが同時進行する点 です。
✅ 工事の進行と同時に必要なこと
建築確認申請(役所への届け出)
各種検査(配筋検査・中間検査・完了検査)
金融機関とのローン実行手続き
施主による現場確認(差し入れや打ち合わせ)
📌 チェックリスト:初心者が見落としやすい工程
地盤調査の結果による追加費用
仮設工事費(足場・仮設電気・仮設トイレ)
外構工事費が本体価格に含まれていない場合が多い
👉 工事だけに意識が集中しがちですが、同時並行で「書類」「費用」「打ち合わせ」が発生します。
1-3. 新築工事を成功させるための心構え
新築工事は数か月〜1年以上かかる長期戦です。成功させるためには「施主としての心構え」が欠かせません。
大切なポイント
即断即決を避ける:「営業担当に急かされても、一度持ち帰る」
現場に足を運ぶ:週1回は現場を確認し、進行具合をチェック
専門家を頼る:第三者の建築士に検査を依頼するのも有効
記録を残す:写真・議事録・メールでエビデンスを蓄積
📌 実体験談(元住宅営業マンの視点)
「打ち合わせ時に『ここは標準仕様に含まれますか?』と必ず確認しておくと後々のトラブルを防げます。見積書では“別途”と書かれている項目ほど注意が必要です。」
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✅ 第1章まとめ
新築工事は「計画〜引き渡し」まで約30工程に分かれる
初心者は工事と手続きが同時進行することを理解しておく必要がある
成功のコツは 現場確認・冷静な判断・専門家の活用

2-1. 地盤調査と地盤改良の重要性
家づくりは「地盤」で決まると言っても過言ではありません。まず行うのが 地盤調査。一般的には「スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)」が採用されます。
✅ 地盤調査の流れ
試験機を使って地盤の固さを測定
軟弱地盤かどうか判定
必要に応じて地盤改良工事を実施
📌 地盤改良の種類
工法 | 内容 | 費用目安(30坪住宅) |
表層改良工法 | 軟弱地盤を入れ替えて転圧 | 50〜100万円 |
柱状改良工法 | コンクリート柱を地中に埋め込む | 80〜150万円 |
鋼管杭工法 | 鋼管を地中深くまで打ち込む | 100〜200万円 |
⚠️ 注意
見積もり段階では地盤改良費が「含まれていない」ことが多い
調査後に100万円単位で費用追加が発生するケースも珍しくありません
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2-2. 基礎工事の手順とポイント
基礎工事は住宅の土台をつくる工程であり、最も重要な部分のひとつです。
✅ 基礎工事の流れ
遣り方(やりかた):建物の位置を決定
掘削工事:基礎の形に合わせて土を掘る
砕石敷き・転圧:地盤を安定させる
配筋工事:鉄筋を組み、強度を確保
コンクリート打設:耐久性を高めるために流し込み
養生期間:数日〜1週間、固まるまで放置
📌 チェックポイント
配筋の太さ・間隔が設計通りか
アンカーボルトの位置がズレていないか
コンクリートの養生期間を十分に取っているか
👉 施主としては「配筋検査」時に現場を確認するのが理想です。
2-3. 木造新築工事における上棟とその後の工程
基礎が完成すると、いよいよ「上棟(じょうとう)」です。これは柱や梁を組み上げ、家の骨組みを完成させる重要な節目です。
✅ 上棟の流れ
土台敷き(基礎の上に土台を設置)
柱・梁を組み立てる
屋根の棟木を取り付ける
上棟式を行い工事の安全を祈願
📌 上棟後の流れ
屋根工事(防水シート・瓦・金属屋根)
外壁工事(サイディング・塗装)
サッシ・断熱材・電気配線・給排水工事
内装下地(石膏ボード貼り)
設備機器設置(キッチン・ユニットバス・トイレ)
仕上げ(壁紙・フローリング・照明)
⏱ 工期の目安
基礎工事:約3〜4週間
上棟〜外装工事:約2か月
内装・仕上げ:約2〜3か月
👉 延床30坪の木造住宅では、着工から竣工まで約4〜6か月が目安です。
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✅ 第2章まとめ
地盤調査は必須であり、改良工事で100万円以上かかる場合もある
基礎工事では「配筋・コンクリート養生」の確認が重要
上棟後は外装・内装・設備工事へと進み、工期は全体で4〜6か月が一般的

3-1. 地鎮祭とその役割
新築工事の着工前に行われる代表的な行事が 地鎮祭(じちんさい) です。
✅ 地鎮祭の目的
土地の神様に建築の許可を得る
工事の安全を祈願する
施主・施工会社・設計者が気持ちを一つにする
📌 費用目安
神主への謝礼:2〜5万円
お供え物:1万円前後
合計:約3〜6万円
⚠️ 注意点
必ずしも義務ではないが、実施率は全国で約7割
最近は簡略化して「清めのお酒」だけ行う施主も増加
👉 地鎮祭を行うかどうかは自由ですが、近隣住民への挨拶も兼ねて実施すると安心感がある という声も多いです。
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3-2. 仮設工事と施工の流れ
工事を円滑に進めるためには、まず 仮設工事 が行われます。
✅ 仮設工事の内容
仮設電気・仮設水道の設置
仮設トイレの設置
足場の設置
仮囲い(フェンスやシートで現場を囲む)
📌 費用目安
仮設電気・水道:約5〜10万円
仮設トイレ:約3〜5万円
足場工事:約20〜40万円
⚠️ 見積書では「仮設工事一式」と記載されることが多く、内訳を確認しないと後でトラブルになる可能性があります。
👉 プロの立場から言えば「仮設費用の内訳が明細化されているかどうか」で、施工会社の透明性がわかります。
3-3. 各工程のチェックポイントと検査
新築工事では、進行に応じていくつかの 検査工程 が存在します。
✅ 主な検査とタイミング
検査 | タイミング | 実施者 | ポイント |
配筋検査 | 基礎工事中 | 行政または第三者機関 | 鉄筋の太さ・間隔の確認 |
中間検査 | 上棟後〜屋根工事前 | 行政または瑕疵担保保険会社 | 構造の安全性 |
完了検査 | 工事完了後 | 行政 | 建築基準法に適合しているか |
施主検査 | 引き渡し直前 | 施主・施工会社 | 傷・汚れ・不具合の有無 |
📌 チェックリスト(施主が確認すべき点)
壁紙やフローリングに傷がないか
サッシの開閉がスムーズか
水回り設備に水漏れがないか
コンセント・スイッチの位置が図面通りか
⚠️ 「引き渡し後に気づいた不具合」は保証対象外になるケースもあるため、施主検査は必ず立ち会うべきです。
✅ 第3章まとめ
地鎮祭は任意だが、工事の安全祈願や近隣への挨拶として有効
仮設工事は「一式」と書かれがちなので、必ず内訳を確認する
各工程で検査があり、施主も最終チェックに必ず立ち会うことが重要

4-1. 資金計画と費用の見積もり
新築工事の流れを理解するうえで、最も重要なのが 資金計画 です。
✅ 新築工事の総費用内訳(30坪木造住宅の目安)
本体工事費:2,500〜3,000万円
付帯工事費(地盤改良・外構・仮設):400〜600万円
諸費用(登記・ローン手数料・火災保険):200〜300万円合計:3,200〜3,900万円程度
📌 資金計画のチェックリスト
住宅ローンは返済比率「年収の25〜30%以内」に収める
外構費用・照明・カーテンなど「見積もり外の費用」を必ず加算
金利タイプ(固定 or 変動)を長期的に検討
⚠️ 注意点
「坪単価×延床面積」だけで計算すると 総額を数百万円見誤るリスク があります。必ず付帯工事費・諸費用まで含めて計画しましょう。
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4-2. 設計図の重要性とその解説
設計図は「完成後の家をどう使うか」を示す最重要資料です。
✅ 設計図で確認すべき項目
間取り(動線・収納・将来の増改築余地)
建物の配置(隣地との距離・日当たり・駐車スペース)
設備仕様(断熱材・窓の性能・換気システム)
コンセントやスイッチの位置
📌 落とし穴
「標準仕様」と思っていた設備が図面に反映されていない
実際に家具を配置したときに動線が狭くなるケース
隣地建物の影響で想定より日当たりが悪くなる
👉 プロ視点では「平面図・立面図・断面図を必ず3点セットで確認する」ことが推奨されます。
4-3. 大工や職人との最適な打ち合わせ
新築工事は現場の大工や職人によって仕上がりが変わります。営業担当だけでなく、施工担当者とも積極的にコミュニケーションを取るのが理想です。
✅ 打ち合わせのポイント
内装仕上げ(クロス・フローリング色)の最終確認は現場で行う
照明やスイッチの位置は「実際に立って動線を確認」する
細かい要望は「口頭ではなくメールや図面に残す」
📌 実体験談(施主の声)
「職人さんに直接相談したおかげで、ニッチ収納の位置を変更できた。図面だけで進めていたら気づかなかった点だったので、現場打ち合わせの大切さを実感した。」
⚠️ 注意
職人さんへの差し入れは必須ではないが、コミュニケーションの潤滑油になる
設計変更はタイミング次第で追加費用が発生する
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✅ 第4章まとめ
資金計画は「本体+付帯+諸費用」で総額を見積もることが必須
設計図は平面図・立面図・断面図をセットで確認し、動線や採光をチェック
大工や職人と現場で打ち合わせを行うことで、図面だけでは気づけない改善が可能

5-1. 施工の進捗状況の把握方法
新築工事は4〜8か月程度かかる長期プロジェクトです。施主としては「今どの段階にあるのか」を把握することが非常に重要です。
✅ 進捗確認の方法
工程表(ガントチャート形式)を施工会社からもらう
現場監督との定期打ち合わせ(2週間〜1か月に1回)
写真記録を残す:スマホで撮影しておくと後で不具合確認にも役立つ
📌 チェックリスト(進捗管理で見るべき点)
工期が予定より遅れていないか
雨天・台風などで工事がストップしていないか
材料の納品遅延が起きていないか
⚠️ 注意
工事は天候や職人のスケジュールで遅れが生じやすいですが、「遅れがどこで生じたか」を確認しておくことで引き渡し延期のリスクを最小化できます。
5-2. 外装、内装、外構工事の順序
新築工事は「外側→内側→外構」の流れで仕上がっていきます。
✅ 工事の順序と内容
工程 | 内容 | ポイント |
外装工事 | 屋根工事・外壁工事 | 雨仕舞(雨水を防ぐ処理)が重要 |
内装工事 | 壁下地・断熱材・ボード貼り・クロス貼り・床材施工 | 断熱・気密の性能確認 |
設備工事 | キッチン・浴室・トイレ・照明・エアコン設置 | 配管・配線チェック必須 |
外構工事 | 駐車場・フェンス・庭・ウッドデッキ | 引き渡し直前に行うことが多い |
📌 落とし穴
外構工事費は見積もりに含まれていないことが多く、後から数百万円追加になる
内装仕上げは現場での「色味確認」が必須(カタログと印象が違う場合あり)
👉 プロ視点では「内装のクロス貼りが始まる前に最終チェック」をするのがおすすめです。
5-3. 竣工式と引き渡しの流れ
工事が完了すると「竣工式」や「引き渡し」が行われます。
✅ 竣工から引き渡しまでの流れ
施工会社による社内検査
第三者機関による完了検査(建築基準法適合確認)
施主による竣工検査(キズ・不具合のチェック)
修正工事(補修対応)
鍵の受け渡し・保証書の説明
竣工式(任意。家の完成を祝う儀式)
📌 施主検査で確認すべき項目
ドア・窓の開閉がスムーズか
床や壁に傷がないか
水回り設備に不具合がないか(蛇口・排水)
コンセント・スイッチの数・位置が図面通りか
⚠️ 注意
引き渡し後の不具合は「保証対象外」になる場合がある
写真や動画で記録を残しておくとトラブル防止になる
👉 実体験談
「引き渡し検査でクロスの隙間を指摘し、その場で補修してもらえた。後から気づくと対応が遅れるので、検査時に遠慮せず言うことが大切だと学んだ。」
✅ 第5章まとめ
工事進捗は「工程表」「現場確認」「写真記録」で把握する
外装→内装→外構の順で進み、外構費用は別途見積もりが必要なことが多い
竣工検査は施主が立ち会い、引き渡し後のトラブルを防ぐために徹底的に確認する

6-1. 工事中に起こりがちなトラブル
新築工事の流れの中で、施主が最も不安を感じやすいのが「工事中のトラブル」です。
✅ よくあるトラブル例
工期の遅れ:天候不良・職人不足・資材の遅延
仕様変更トラブル:「標準仕様と思っていた設備が追加費用だった」
施工不良:断熱材の隙間・クロスの剥がれ・雨漏りリスク
近隣からの苦情:騒音・振動・駐車マナー
📌 対策ポイント
契約時に「工期遅延時の対応」を明記してもらう
追加費用が発生する条件を事前に確認
第三者検査機関による施工チェックを利用する
👉 プロ視点では「現場監督がどれだけ細かく管理しているか」がトラブル発生率を左右します。
6-2. 近隣への挨拶と配慮
工事トラブルの多くは「ご近所トラブル」が原因です。
✅ 近隣挨拶のタイミングと方法
着工前(地鎮祭の前後)に菓子折りを持参して挨拶
足場を組む前に、隣家の敷地に入る可能性がある場合は必ず事前説明
工事中の車両の駐車位置も確認しておく
📌 実体験談(広島県/30代施主)
「引っ越し前に近隣挨拶をしたおかげで、工事の音に対しても理解を得られた。後からトラブルになるより、最初の一言が大事だと実感した。」
⚠️ 注意
特に都市部の狭小地では「足場が越境」するケースが多いため、必ず書面で許可を得ること。
6-3. 竣工後の点検とアフターサービス
新築工事の流れは「引き渡し」で終わりではなく、竣工後の点検とメンテナンス までがワンセットです。
✅ アフター点検の一般的なスケジュール
3か月点検:建具やクロスの不具合確認
1年点検:外壁・屋根・給排水設備の点検
2年点検:住宅瑕疵担保責任保険の期限に合わせた検査
5年〜10年点検:防水や構造の耐久性チェック
📌 保証とサービスの違い
無償保証期間:大手メーカーは10年(構造・雨漏り部分)
有償メンテナンスを行えば、20年〜60年まで延長可能
地場工務店では保証が5年程度で終わる場合もある
👉 プロ視点コメント
「引き渡し直後よりも、2年後の点検で不具合が見つかるケースが多いです。保証延長条件を契約時に必ず確認しておきましょう。」
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✅ 第6章まとめ
工事中のトラブルは「工期遅延」「仕様変更」「施工不良」が代表例。契約時点で予防できる部分が多い。
近隣トラブルは着工前の挨拶と配慮で9割防げる。
新築工事の流れは「引き渡し」で終わりではなく、アフター点検・保証制度まで含めて理解することが重要。
本記事では「新築 工事の流れ」を 着工前〜竣工・アフターまでの全工程 に分けて解説しました。
第1章:新築工事の全体像と心構え
第2章:地盤調査〜上棟までの流れ
第3章:地鎮祭・仮設工事・各検査の手続き
第4章:資金計画・設計図・職人打ち合わせの実務
第5章:工事工程表・外装内装外構・竣工検査
第6章:工事中・近隣・竣工後のトラブル対策
✅ 「家づくりは工事だけでなく、手続き・資金・人との関わりの総合プロジェクト」であることを理解すれば、失敗を大きく減らせます。
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