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注文住宅って何が違う?建売との違いとメリット・デメリットを徹底比較

  • 執筆者の写真: 将士 飴本
    将士 飴本
  • 5月10日
  • 読了時間: 13分

更新日:7月10日


注文住宅って何が違う?建売との違いとメリット・デメリットを徹底比較

目次


1: 注文住宅と建売の比較と基本理解

注文住宅と建売の基本理解

1-1: 注文住宅とは?その特徴と魅力

注文住宅とは、土地選びから設計・間取り・設備・内装に至るまで、施主自身が自由にカスタマイズできる“オーダーメイド型の住まい”です。特徴は「とことんこだわれる自由度」と「家族ごとに唯一無二の空間が実現できる点」。【実体験コラム】私は10年以上住宅業界に携わっていますが、注文住宅を選ばれたご家族の多くが、「家づくりのプロセスそのものに満足感を感じている」と語ります。例えば「子育て動線」「趣味スペース」「収納」「外観デザイン」など、ライフスタイルや好みに徹底的に合わせたプランが実現できるのは、注文住宅だけの魅力です。


注文住宅の魅力まとめ

  • 間取り・内装・外観・設備を自分好みにフルカスタマイズ

  • 予算や家族構成・将来のライフスタイル変化も加味できる

  • 断熱性・耐震性・省エネ・ZEH等の最新仕様も思いのまま

  • 土地選びから相談でき、理想の場所で理想の家を実現


1-2: 建売住宅とは?知っておくべきポイント

建売住宅(分譲住宅)は、不動産会社やハウスメーカーがあらかじめ土地と建物をセットで企画・建築し、完成した状態または建築途中で販売する住宅です。間取り・仕様は基本的に決まっており、「完成品を見て選ぶ」「購入後すぐ入居できる」というスピード感が最大のメリットです。

【一次情報】

私が実際に販売現場で聞く声で多いのは「すぐ住める安心感」「価格の分かりやすさ」「希望エリアに新築が出るとすぐ完売する」など。共働き世帯や子育て世代、高齢者層にも「手間がかからずリスクが少ない」と人気です。

建売住宅のポイント

  • 価格・間取り・仕様が明確で、予算が立てやすい

  • 実物を内覧して納得して購入できる

  • 複数区画の大型分譲地も多く、街並みが整う

  • 融資や引越し・新生活スケジュールが組みやすい


1-3: 注文住宅と建売の違いを徹底分析

比較項目

注文住宅

建売住宅

自由度

◎ 間取り・設備すべて自由

△ 仕様・間取りはほぼ固定

価格の分かりやすさ

△ 追加費用で変動しやすい

◎ 総額が事前に分かりやすい

入居までの期間

△ 打ち合わせや施工で半年~1年

◎ 完成済なら即入居可能

体感・見学

△ 図面やパース中心

◎ 完成済物件を実物で見学できる

アフターケア

◎ 会社によって手厚い

〇 一定基準クリアで保証付き

変更対応

◎ 着工前・工事途中で変更可

△ 引渡し後の変更は難しい

資産価値

〇 土地・仕様で差が出る

〇 エリア・街並みで評価されやすい

プロコメント

「“こだわり”を大切にするなら注文住宅、“スピードや予算重視”なら建売が有利。ただし、“どちらが上”ということはなく、“自分に合う軸”で選ぶのがベストです。」



2: 価格差と費用の比較

価格差と費用の比較

2-1: 注文住宅 vs 建売の価格差の実態

実際の現場感覚で言えば、注文住宅は建売住宅より300万~1000万円高くなることが多いです。これは自由設計による仕様グレードアップ・オプション費・土地条件の差・設計監理費などが積み重なるためです。

【実例比較】

注文住宅

建売住宅

本体価格

2,800万円~

2,100万円~

土地代

1,000万円~

土地込(分譲地)

諸費用総額

400万円~

300万円~

追加オプション

100万円~

ほぼ不要

総額

4,300万円~

2,400万円~

一次情報

「“見積もりの内容や標準仕様の違い”を知らずに選ぶと、“思ったより高くなった・安く感じたけど追加費用が発生した”という声は本当に多いです。」

2-2: 各種費用項目の詳細比較

費用項目

注文住宅の特徴

建売住宅の特徴

設計費

有料(工務店・設計事務所による)

価格込み(基本は無料)

地盤改良費

土地条件によっては別途発生

分譲地の場合、まとめて対応済のことが多い

外構・庭

基本別途・施主希望に応じてオーダー

最低限込み・後で追加可能

各種登記費用

土地・建物とも個別計上

価格に含まれているケースが多い

設備グレード

施主が選定、グレード幅広

会社指定の標準品(変更不可が多い)

追加・変更費用

着工前や工事途中で調整可能

引渡し後はリフォーム扱い

現場目線アドバイス

「“注文住宅だから高い”というより、“どこまで自分たちの希望にこだわるか”で費用は大きく変わります。」

2-3: 住宅ローンの視点から見る費用

注文住宅と建売住宅では「住宅ローン審査」「融資実行時期」「諸費用のタイミング」も異なります。

  • 注文住宅は**土地契約時と建物請負契約時の“2回ローン”**になることも多く、つなぎ融資や仮住まい費用が発生する場合も

  • 建売住宅は土地・建物まとめて1本で借りられ、融資実行も入居直前なので資金計画がシンプル


【プロコメント】

「注文住宅では、資金繰りと手続きの煩雑さがネック。事前に全体の流れと必要な現金をしっかり押さえておきましょう。」



3: メリット・デメリットの比較

メリット・デメリットの比較

3-1: 注文住宅の強みと弱み

項目

注文住宅の強み

注文住宅の弱み

自由度

希望やこだわりを全て反映できる

決めることが多く負担になりやすい

デザイン性

オリジナルの外観や間取りを実現可能

設計や打ち合わせに時間がかかる

性能・仕様

断熱・耐震・省エネなど最新性能を反映しやすい

こだわるほど予算オーバーのリスクが高まる

立地選び

土地から自由に選べる(将来性や資産価値も重視可)

良い土地探しに時間・コストがかかる

家族満足度

家族の希望やライフスタイルに100%対応できる

プロの提案力・相性で満足度が大きく変わる

施工品質

建築中の現場チェック・仕様確認も施主主導で可能

業者選びで失敗するとトラブル・後悔も多い

現場プロコメント

「“家族の想いを詰め込む楽しさ”は注文住宅ならでは。ただし“自己満足になりすぎないか”“第三者の視点を入れてバランスを取る”ことも大事です。」

3-2: 建売住宅の長所と短所

項目

建売住宅の長所

建売住宅の短所

手間

プラン・設備・価格が決まっていて手間が少ない

間取りや設備の自由度はほぼない

入居時期

完成済なら即入居・引越しスケジュールが立てやすい

購入タイミングを逃すと希望物件が完売も

価格

コストが抑えやすく、価格の透明性が高い

細かな仕様や素材までこだわれない

近隣環境

新興分譲地なら街並み・インフラが揃いやすい

立地や条件に妥協が必要なことも多い

実物確認

完成物件を内覧でき、失敗リスクを減らせる

内覧時に既に選ばれている設備・間取りが多い

資産価値

一定の需要があるため流動性が高いことも

画一的な間取りや立地だと価値が下がりやすい

購入者のリアルな声

「“内覧してその場で決断”のスピード感が逆に助かった」「好みを反映できない分、後悔ポイントも出てくるが“想定の範囲内”で納得している」という実体験も多いです。

3-3: どちらを選ぶべきか?判断基準

判断ポイントまとめ

  1. 家族のこだわりの強さ ・「この間取り、この性能だけは譲れない」→注文住宅向き ・「ある程度標準でOK、手間はかけたくない」→建売向き

  2. スケジュールや入居の急ぎ度 ・引越し時期に余裕がある→注文住宅も検討しやすい ・年度替わり、出産・入学等ですぐ住みたい→建売有利

  3. 予算やローン計画の明確さ ・総額が明確、予算重視→建売 ・予算に幅を持たせて「納得の家」にしたい→注文住宅

  4. 土地・エリアへのこだわり ・エリア、環境、資産価値にこだわる→注文住宅 ・希望のエリアで新築が出ればすぐにでも→建売

プロのワンポイントアドバイス

「“最初に理想像を書き出す”“家族の優先順位を明確にする”ことで、自分たちに合う選択肢がはっきりします。」



4: 理想の住まいを実現するため

理想の住まいを実現するため

4-1: 自分たちのライフスタイルに合った選択肢

  • 共働き・子育て・高齢世帯・二世帯住宅など、“生活のカタチ”に合う住まいを考える

  • 休日の過ごし方や将来の家族構成の変化も見据えて選ぶ

  • 「いま困っていること」「この先の不安」から逆算して間取り・仕様・エリアを決定

実例コラム

「共働きで家事分担重視→注文住宅で家事動線に特化した間取りに。結果、夫婦のストレスが激減した」「親の介護が視野に→バリアフリー建売住宅を選び、リフォーム費用も含めた総額で納得の家づくりに成功」

4-2: 自由度とデザイン:どちらが優れているか

  • デザイン性は注文住宅が圧倒的有利 → 外観・内装・素材・窓配置・照明など全て好みに対応可能

  • 建売住宅も近年は“外観デザイン”や“分譲地全体の統一感”に力を入れる会社も増加

  • “他と違う個性”や“世界で一つの家”を求めるなら注文住宅、“洗練された街並みや安心感”を重視するなら建売も選択肢

一次情報

「インスタやSNS映え重視の若年層、ペット・アウトドア好きのご家族は特に“自由度”を重視する傾向が強いです。」

4-3: 実際の家づくりの過程と手間

項目

注文住宅

建売住宅

土地探し・申込

自分で選ぶ(時間と労力が必要)

分譲地・業者側でまとめて選定

設計・打合せ

施主主導で何度もプラン変更・打合せ

既成プランなので選択肢はほぼなし

工事中のチェック

施主の立会い・現場確認・仕様変更が可能

基本的に施主の手間は最小限

契約・手続き

土地・建物・ローン等それぞれ複数回必要

ワンストップで手続きが進む

完成~入居

打合せ・工事期間で半年~1年かかることも

完成済なら即入居可

プロ目線アドバイス

「家づくりに“どこまで関わりたいか”“どこは任せたいか”――ここを家族で話し合うのが後悔しないポイントです。」



5: 今の市場状況とトレンド

今の市場状況とトレンド

5-1: 注文住宅と建売の人気の割合

現在の新築住宅市場は、エリア・年齢層・予算で「注文住宅派」と「建売住宅派」が明確に分かれています。

年度

新築持家着工数(全国)

注文住宅比率

建売住宅比率

特徴

2010年

約31万戸

約54%

約46%

注文住宅がやや優勢

2020年

約27万戸

約48%

約52%

建売住宅がやや逆転、共働き世帯・郊外人気

2024年

約24万戸(推計)

約45%

約55%

都市圏は建売優勢、地方は注文住宅根強い

【プロコメント】

「共働き世帯の増加、住宅購入年齢の若年化により“時短・手間いらず”を重視する建売が都市部で人気拡大。一方、地方や郊外は“土地を活かしたこだわり設計”で注文住宅が根強い。」

5-2: モデルハウス見学のメリット

  • 注文住宅派も建売派も、モデルハウス見学は絶対に価値あり!

  • 間取りや最新設備の体験が「理想」と「現実」のギャップを埋める

  • 建売の場合、「実際に見てから決断」できる安心感

  • 注文住宅の場合も、「プロの工夫」「人気仕様」「新しいトレンド」を取り入れるヒントに

  • 営業担当者との相性、提案力、アフター体制も体感できる

体験談

「SNSのイメージで決めかけていたが、モデルハウスの“現場での暮らしやすさ”を体感し、設計の方向性がガラリと変わった」という声は多いです。

5-3: 地域ごとの違いと選び方

地域

注文住宅比率

建売住宅比率

傾向・特徴

首都圏・都市部

やや低い

高い

土地が高騰・分譲建売が主流・駅近重視

郊外・地方

高い

やや低い

土地価格安・自由設計志向・敷地活用ニーズが強い

中小都市

拮抗

拮抗

価格・利便性・デザインなど、家族構成で傾向変動

プロ視点

「“周囲と同じ建物”で安心したい層、“隣家と差別化”したい層で志向がはっきり分かれる。将来の売却・資産性まで含めて考えるのがポイント。」



6: 後悔しないためのチェックポイント

後悔しないためのチェックポイント

6-1: こんな建売住宅は買うな!注意点

  • 過度な“激安物件”は要注意 → 極端な価格には必ず理由あり。安すぎる場合は施工や素材・アフター体制を念入りにチェック。

  • 立地・インフラ未整備の分譲地 → 周辺道路や学校、買い物施設、上下水道等の整備状況を実地で確認。

  • “仕様未公開”や“追加費用だらけ”の物件 → 標準装備とオプションの区別が曖昧な場合、後から高額請求になるケースも。

  • 施工・保証体制が不明瞭な会社 → アフターサービス・保証内容、施工会社の評判をネットだけでなく第三者の声でも確認。

実体験コメント

「価格だけで決めてしまい、結局オプション工事や引き渡し後のトラブルで想定より高くついた」という後悔例は珍しくありません。

6-2: 注文住宅を選ぶ際の気をつけるべきポイント

  • “イメージ先行”で具体的な要望を詰めきれないまま契約しない

  • 見積もりは“総額”で比較。抜けている項目や「一式」表記には注意

  • 設計士・営業・現場監督など担当者との相性や経験値を重視

  • 住宅ローン・資金計画は“無理のない返済”と“予備費の確保”が鉄則

  • 地盤・法令・都市計画など土地条件を徹底チェック

  • 家族会議を何度も開き、優先順位・将来設計を共有すること

プロの一言

「“建てたい家”と“建てられる家”は必ずしも一致しません。家族と担当者で情報共有を怠らないのが後悔しないコツ。」



7: 実際の事例と体験談

実際の事例と体験談

7-1: 実際の施主が語る注文住宅の魅力

【体験談:注文住宅で“理想の暮らし”を叶えた家族】

「共働きで子どもが小さいため、“家事動線”と“収納”に徹底的にこだわりました。設計士さんと何度も打ち合わせを重ね、最初は思いもしなかった間取りや細かな工夫を取り入れてもらえたのが嬉しかったです。土地探しから1年以上かかりましたが、その分『家にいるのが一番落ち着く』と思える住まいができました。」

【プロの補足コメント】

「“施主主導”で作る過程に手間はかかりますが、家への愛着や満足感は非常に高くなります。特に“家族の希望を全員で出し合う”ことが成功の秘訣です。」

7-2: 建売住宅購入者のリアルな声

【体験談:建売住宅で“新生活をすぐ始められた”】

「正直、“自由設計”には憧れもありましたが、出産や転職が重なってとにかく“すぐ住めること”を優先しました。内覧した時点で“想像以上に良い!”と感じられる物件があり、その日のうちに申し込みました。オプションを追加することなく、価格も想定内で新生活の準備もスムーズに進められました。」

【プロの補足コメント】

「“スピード重視”や“手間を省きたい”というニーズには建売が非常に合っています。“細かいこだわり”よりも、“生活の安定”や“立地”を重視する方に特に人気です。」



8: まとめと今後のステップ

まとめと今後のステップ

8-1: 自分にとって最高の選択をするために

注文住宅も建売住宅も、どちらが絶対に優れているということはありません。大切なのは、「何を最優先したいか」「将来どんな暮らしをしたいか」を家族で徹底的に話し合うことです。


選択のポイント

  • 希望やこだわり・資金・家族構成・スケジュール・地域特性など、自分たちの“軸”を明確に

  • ネットやSNS情報に流されすぎず、“自分たちの暮らし”を基準に判断

  • 必ず複数の物件・会社・担当者を比較検討し、後悔のない選択を


【専門家の視点】

「最初から“理想通り”に行く家づくりは稀です。途中で方向転換や妥協も含め、最後に“これでよかった”と思える家選びを目指しましょう。」

8-2: 次のステップ:具体的な行動計画

  1. 理想の暮らし・譲れない条件を書き出す 家族全員で希望・不安・現状の不満点まで徹底的にリストアップ

  2. 注文住宅・建売住宅の両方を必ず見学・体験する モデルハウスや現地見学会に実際に足を運び、現物・担当者と直接対話

  3. プロや経験者に相談する 住宅相談窓口や不動産業者、経験者のリアルな声も積極的に集める

  4. 総額資金計画を立てる 土地・建物・諸費用・予備費も含めた現実的な資金シミュレーション

  5. 納得いくまで比較・検討・相談を繰り返す “焦り”や“なんとなく”で決めず、長期的視点で判断することが満足への近道


総まとめ

「注文住宅 建売 比較」は、単なるスペックや価格差だけでなく、**“自分たちの人生設計そのもの”**です。後悔のない家づくり・家選びのために、じっくりと比較・体験・相談を重ねてください。家族の未来を託す住まい――“最高の一軒”を見つけていただくことを心から応援しています。



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