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家づくりの判断材料を第三者目線で確認

家づくりの不安を、2つの視点でチェック

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建て替えにかかるお金はいくら?費用の内訳と節約のポイントを徹底解説

  • 2025年12月1日
  • 読了時間: 14分

更新日:8月11日

更新日:2026年8月11日

建て替えにかかるお金はいくら?費用の内訳と節約のポイントを徹底解説

「建て替えって、結局いくらかかるの?」

——ここが最初の不安だと思います。ネットで調べると「3,000万円」も「5,000万円」も出てきて、どれが自分に当てはまるのか分かりません。

建て替えが新築(更地に建てる)と違うのは、建物を建てるお金以外にも、まとまった費用がかかる点です。古い家を壊す解体費、住み替える仮住まい費、そして各種の諸費用。これらを見落とすと、「建築費は予算内なのに総額が大きく超えた」という事態になります。


この記事では、建て替えにかかるお金を「4本柱」に分けて整理します。坪数別の総額の目安、新築にはない費用、そして品質を落とさず節約するポイントまで解説します。読み終えるころには、自分のケースでいくら必要かの見当がつくようになります。


この記事の結論

  • 建て替えの総額は、木造30坪で約3,000万円前後が一つの目安(条件で変動)

  • 費用は「建築費・解体費・仮住まい費・諸費用」の4本柱で考える

  • 解体費・仮住まい費・諸費用は、新築(更地)にはない、または割高になりやすい

  • 解体費は木造で1坪あたり3万〜5万円が目安

  • 諸費用は総額の5〜10%、仮住まい・引越しは100万〜200万円が目安

  • 「一式」表記や別途費用を確認し、総額で判断する



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注文住宅の見積もりは、建物本体の金額だけでは完成までの総額が分からないことがあります。住宅見積もり診断で確認できる内容を分かりやすく紹介します。





建て替えにかかるお金はいくら?【結論】


建て替えにかかるお金はいくら?【結論】

建て替えの総額は、木造30坪でおおむね3,000万円前後が一つの目安です。ただし、坪単価・解体する建物の構造・仮住まいの期間によって、大きく上下します。


参考として、大手も含む全国平均の建て替え費用は約5,214万円という調査もあります(HOME4U/要確認)。一方で、費用を抑えた場合は3,000万円台に収まるケースもあります。幅が広いのは、選ぶ会社と条件の差が大きいためです。


まず、ざっくりした総額イメージを持っておきましょう。

延床(木造)

建築費の目安

解体・仮住まい等込みの総額目安

20坪

約1,600〜2,000万円

約2,200〜2,600万円

30坪

約2,400〜3,000万円

約3,000〜3,500万円

40坪

約3,200〜4,000万円

約4,000〜4,700万円

※坪単価80〜100万円・木造・一般的な条件を想定した目安です。実際は仕様・地域・解体する建物で変わります。


大切なのは、「建築費」だけで予算を考えないことです。建て替えでは、この後で説明する解体費や仮住まい費が必ずかかります。


💡 プロ視点

建て替えの見積もりでは「建築費」と「総額」がずれやすいです。展示場で見る坪単価は、多くが建物本体だけの金額です。解体・仮住まい・諸費用を足して、はじめて本当の総額になります。


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【重要】建て替え費用は「4本柱」で考える


【重要】建て替え費用は「4本柱」で考える

建て替えのお金は、4つのまとまり(4本柱)に分けると整理しやすくなります。この分け方が、この記事の軸です。

内容

総額に占める目安

① 建築費

新しい建物本体+付帯工事

最も大きい(約7〜8割)

② 解体・撤去費

古い家の解体・処分・整地

100万〜200万円前後

③ 仮住まい・引越し費

賃貸・引越し2回・荷物保管

100万〜200万円前後

④ 諸費用

登記・ローン・税金・保険など

総額の5〜10%

このうち、②③④は新築(更地に建てる)にはない、または建て替えで割高になりやすい費用です。ここが「思ったより高い」の正体になりやすい部分です。


⚠️ ここは注意

建て替えは、引越しが「行き(仮住まいへ)」と「戻り(新居へ)」の2回発生します。仮住まいの家賃も、工事期間中はずっとかかります。この「住みながら建てられない」ことによる費用を、最初に見込んでおきましょう。




①建築費|新しい家を建てるお金


①建築費|新しい家を建てるお金

建築費は総額の最も大きな部分で、坪単価65万〜125万円程度が目安です。木造で一般的な仕様なら、坪80万〜100万円あたりが中心になります。


建築費は、さらに「本体工事費」と「付帯工事費」に分かれます。

区分

内容

割合の目安

本体工事費

建物そのもの

建築費の約8割

付帯工事費

外構・給排水引込・地盤改良など

建築費の約2割


建て替えで特に注意したいのが地盤改良費です。古い家が建っていた土地でも、地盤調査の結果しだいで改良が必要になることがあります。調査費は3万〜5万円、改良が必要な場合は1坪あたり3万〜7万円が目安です。


🔍 見積書ではここを見る

「地盤改良費」が見積もりに含まれているか確認しましょう。調査前は金額が確定しないため、「別途」や「仮」になっていることがあります。含まれていない場合、後から数十万〜200万円ほど増えることもあります。


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②解体・撤去費|古い家を壊すお金


②解体・撤去費|古い家を壊すお金

解体費は、新築(更地)にはない、建て替え特有の費用です。木造で1坪あたり3万〜5万円が目安で、30坪の木造なら90万〜150万円ほどになります。


構造によって単価は変わります。頑丈な建物ほど、壊すのに手間がかかるためです。

構造

解体費の目安(1坪あたり)

30坪の目安

木造

3万〜5万円

90万〜150万円

鉄骨造

4万〜6万円

120万〜180万円

鉄筋コンクリート造

5万〜8万円

150万〜240万円


解体費は、建物の大きさ・構造だけでなく、現場の条件でも変わります。道路が狭くて重機が入りにくい、隣家が近い、アスベスト(石綿)が使われている——こうした場合は、費用が上がることがあります。


⚠️ ここは注意

古い家では、アスベストの除去費用が別途かかる場合があります。また、庭木・ブロック塀・地中の埋設物などの撤去も、追加になりやすい項目です。解体は「一式」ではなく、どこまで含むかを確認しましょう。




③仮住まい・引越し費|住み替えるお金


③仮住まい・引越し費|住み替えるお金

建て替え中は、その家に住めません。そのため、仮住まいの家賃・引越し・荷物の保管という費用がかかります。合計で100万〜200万円ほどを見込むのが目安です。


内訳のイメージは次のとおりです。

項目

目安

補足

仮住まい家賃

月10万〜15万円

工期8〜10か月分で80万〜150万円

引越し費用(2回)

30万〜50万円

仮住まいへ/新居への往復

荷物の一時保管

10万〜20万円

入りきらない荷物のトランクルーム等


見落としやすいのが、仮住まいの初期費用です。敷金・礼金・仲介手数料がかかり、短期契約だと割高になることもあります。ペットや駐車場の条件で、物件が限られる点にも注意が必要です。


💡 プロ視点

仮住まい費は「工期 × 家賃」で決まります。工期が延びれば、その分だけ家賃も増えます。契約前に「工期はどのくらいか」「延びた場合どうなるか」を確認しておきましょう。




④諸費用|税金・登記・ローンなどのお金


④諸費用|税金・登記・ローンなどのお金

諸費用は、総額の5〜10%が目安です。3,000万円の建て替えなら、150万〜300万円ほどになります。細かい項目が多く、見落としやすい部分です。


建て替えで特有なのが、古い家を壊したときの「建物滅失登記」です。解体後、法務局へ登記の申請が必要になります。

項目

目安

補足

建物滅失登記

数万円〜

古い家の解体後に必要

登記費用(新築)

登録免許税+司法書士報酬

建物表示・保存登記など

印紙税

契約金額による

工事請負・ローン契約

住宅ローン手数料・保証料

借入額の2%前後

借り方で変わる

火災保険・地震保険

15万〜30万円

一括払いの場合

地鎮祭・上棟式

5万〜10万円

行う場合


住宅ローンを利用中の家を建て替える場合は、残っているローン(残債)の扱いにも注意が必要です。詳しくは、この後の「落とし穴」で解説します。


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坪数別|建て替え費用の総額シミュレーション


坪数別|建て替え費用の総額シミュレーション

ここまでの4本柱を合計すると、総額のイメージがつかめます。木造・一般的な条件を想定した、30坪のシミュレーション例を示します。


30坪・木造の総額イメージ

項目

金額の目安

建築費(坪80万×30坪)

2,400万円

うち地盤改良など

(建築費に含む想定)

解体・撤去費

130万円

仮住まい・引越し

150万円

諸費用

250万円

総額の目安

約2,930万円


坪単価を100万円に上げれば、総額は3,500万円前後になります。逆に仕様を抑えれば、2,600万円台も見えてきます。建築費の坪単価が、総額を最も大きく左右することが分かります。


💬 営業担当者に聞いてみよう

「この見積もりは建築費だけですか?解体・仮住まい・諸費用は含まれていますか?」

「すべて込みの総額でいくらになるか、教えてください」




建て替え特有の「落とし穴」に注意


建て替え特有の「落とし穴」に注意

建て替えには、新築(更地)にはない注意点があります。知らないと、計画が途中で止まったり、費用が大きく変わったりします。主なものを整理します。


再建築できない・小さくなる場合がある

古い家が建てられた後に法律が変わり、今の基準では同じ大きさで建てられないことがあります(既存不適格)。特に、接道義務(敷地が幅4m以上の道路に2m以上接する必要)を満たさないと、建て替え自体が難しくなる場合もあります。



住宅ローンの残債がある

今の家のローンが残っている場合、その残債と新しいローンをどう扱うかが問題になります。合算できるかは金融機関の判断によります。早めに相談しておくと安心です。



補助金・減税を使える場合がある

省エネ性能の高い家などでは、国や自治体の補助金・減税を使えることがあります。太陽光やZEH、省エネ給湯器などが対象になる場合があります。ただし、制度は年度で変わるため、必ず最新情報を確認してください。


⚠️ ここは注意

「今の家と同じ広さで建て替えられるか」は、早い段階で確認しましょう。接道や用途地域の条件で、建てられる大きさが変わることがあります。ここは住宅会社や自治体に相談すると、はっきりします。




建て替え費用を節約するポイント


建て替え費用を節約するポイント

建て替えで費用を抑えるには、「建築費」と「建て替え特有の費用」の両面から見直すのがコツです。品質を落とさずにできる工夫を整理します。

節約ポイント

効果

注意点

建物の形をシンプルに

建築費が下がる

デザインの自由度は下がる

設備はメリハリをつける

建築費が下がる

毎日使う場所は残す

解体業者の内容を確認

解体費の妥当性を判断

安さだけで選ばない

仮住まいの期間を短く

家賃を抑える

工期に無理は禁物

補助金・減税を活用

実質負担が下がる

年度・条件を要確認

複数社で総額を比較

数百万円変わることも

条件をそろえる


注意したいのは、削ってはいけない費用です。断熱・耐震・構造・防水は、建てた後に直しにくく、光熱費や修理費として跳ね返ります。節約は「建物の形」や「設備のメリハリ」から始めるのが安全です。


複数社の見積もりを、総額でそろえて比較するのが基本です。ただ、解体費や仮住まい費まで含めて条件をそろえるのは、慣れていないと大変です。見積もりに抜けがないか不安なときは、住宅会社とは別の第三者に確認してもらう方法もあります。


注文住宅の契約前に見積もりの抜け漏れを確認する重要性を伝える契約前見積もり診断の案内画像

契約後の追加費用を防ぐためには、契約前の見積もり確認が大切です。第三者の立場から、抜け漏れや注意点を確認します。





モデルケース|「建築費だけ」で考えて総額が超えたケース


モデルケース|「建築費だけ」で考えて総額が超えたケース

数字だけではイメージしづらいので、具体例で見てみましょう。


モデルケース|2,600万円の予定が3,300万円になった話


築40年の木造30坪に住む50代の夫婦。老朽化を機に、同じ土地での建て替えを決めます。展示場で見た「坪単価85万円」を気に入り、「2,600万円くらいで建つ」と考えて計画を始めました。


ところが、資金計画を詳しく見ていくと、建築費以外の費用が積み上がっていきました。

項目

金額

建築費(坪85万×30坪)

2,550万円

解体・撤去費

+140万円

地盤改良(調査の結果必要に)

+90万円

仮住まい・引越し(2回)

+160万円

諸費用(登記・ローン・保険等)

+260万円

打ち合わせ中の仕様変更

+100万円

最終的な総額は約3,300万円。当初イメージした「2,600万円」から、700万円ほど増えました。

夫婦の見込み違いは、設備の付けすぎではありません。建て替え特有の費用(解体・仮住まい・諸費用)を、最初から見込んでいなかったことが原因です。


契約前、こう確認していれば違ったはずです。

「建築費以外に、解体・仮住まい・諸費用でいくらかかりますか?すべて込みの総額を教えてください」


💡 プロ視点

建て替えは「建築費 + 解体 + 仮住まい + 諸費用」で予算を組みます。さらに、打ち合わせでの仕様変更もほぼ発生します。予備費を100万〜200万円残しておくと、慌てずに判断できます。


このケースから分かること

  • 予算は「建築費」でなく「総額」で考える

  • 解体・仮住まい・諸費用は最初から見込む

  • 地盤改良は調査まで金額が確定しない

  • 仕様変更を前提に予備費を残す

  • 「一式」表記は範囲を必ず確認する




建て替えとリフォーム、どちらが得?条件別の考え方


建て替えとリフォーム、どちらが得?条件別の考え方

「建て替えとリフォーム、どちらがいいのか」は、多くの人が迷うところです。答えは家の状態と目的によって変わります。すべての人に同じ正解はありません。

重視すること

向いている選択

家全体を新しくしたい

建て替え

費用をできるだけ抑えたい

部分リフォーム

間取りを大きく変えたい

建て替え(または大規模リフォーム)

思い出のある家を活かしたい

リフォーム

耐震・断熱を根本から

建て替えが有利な場合が多い


一般に、建て替えは費用が大きくなりますが、間取りや性能を根本から見直せます。

リフォームは費用を抑えやすい一方、構造や基礎の制約が残ることがあります。「何を実現したいか」から逆算するのが、後悔しない選び方です。




よくある質問(FAQ)


よくある質問(FAQ)

Q. 建て替えの費用はいくらですか?

A. 木造30坪で総額3,000万円前後が一つの目安です。建築費に加え、解体・仮住まい・諸費用がかかります。条件で大きく変わります。


Q. 解体費はいくらかかりますか?

A. 木造で1坪あたり3万〜5万円が目安です。30坪なら90万〜150万円ほど。鉄骨・鉄筋コンクリートはさらに高くなります。


Q. 仮住まいの費用はどのくらい?

A. 家賃・引越し(2回)・保管を合わせて100万〜200万円が目安です。工期が延びると家賃も増えます。


Q. 諸費用は総額のどのくらい?

A. 総額の5〜10%が目安です。登記・ローン手数料・税金・保険などが含まれ、建て替えでは建物滅失登記も必要です。


Q. 建て替えと新築(更地)の違いは?

A. 建て替えには解体費・仮住まい費・建物滅失登記など、更地の新築にはない費用が加わります。


Q. 今の家と同じ広さで建て替えられますか?

A. 必ずとは限りません。法律が変わり、接道や用途地域の条件で建てられる大きさが制限される場合があります。事前確認が必要です。


Q. 住宅ローンが残っていても建て替えできますか?

A. 残債の扱いは金融機関の判断によります。合算できる場合もあるため、早めに相談するのが安心です。


Q. 補助金は使えますか? A. 省エネ性能などの条件を満たせば、国や自治体の補助金・減税を使えることがあります。制度は年度で変わるため最新情報を確認してください。




まとめ|建て替えは「総額」で判断する


建て替えは「総額」で判断する

建て替えにかかるお金は、木造30坪で総額3,000万円前後が一つの目安です。ただし、坪単価・解体する建物・仮住まいの期間で、大きく変わります。


大切なのは、「建築費」だけで考えないことです。建て替えには、解体費・仮住まい費・諸費用という、新築(更地)にはない費用が加わります。この4本柱で総額をとらえれば、「思ったより高い」を防げます。

さらに、接道や既存不適格、ローンの残債といった建て替え特有の注意点も、早めに確認しておきましょう。節約は、断熱や耐震ではなく「建物の形」や「設備のメリハリ」から。そして、複数社を総額でそろえて比較することが基本です。


見積もりに解体費や諸費用の抜けがないか不安なときは、住宅会社とは別の第三者の視点を取り入れるのもひとつの方法です。総額を正しくつかんで、納得できる建て替えを進めていきましょう。


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注文住宅の見積もりは、建物本体の金額だけでは完成までの総額が分からないことがあります。住宅見積もり診断で確認できる内容を分かりやすく紹介します。





参考文献・出典


本記事の費用相場・内訳は、以下の情報をもとに、第三者視点で整理・再構成しています。



※ 金額はいずれも一般的な目安です。実際の費用は延床面積・構造・地域・会社・解体条件によって変わります。判断の際は、各社の見積もりで最新かつ正確な金額をご確認ください。 ※ 補助金・減税・登記や接道などの制度は、年度や自治体で異なります。最新の要件は、各自治体・専門家にご確認ください。


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